書評、その他
Future Watch 書評、その他
T206 ② Ferguson Boston N ヴィンテージカード

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首無のごとき祟るもの 川津田信三
最初にかなり複雑な「書き手」と「語り手」の関係が説明されていて、何かそのあたりにこのミステリーの複線がはりめぐされているのだろうと予感して読み始めた。結局、その予感は当たったには当たったのだが、終盤の50ページのどんでん返しに次ぐどんでん返しには、正直驚かされた。また、読んでいると、土着の信仰が残っている山奥の話というにはあまりにも不自然な土地柄やしきたりの設定、突然説明口調になる登場人物の不自然さ等が気になってくるのだが、その不自然さに作者の苦労があることが最後に判ると、そうした不自然さも、トリックを見破るための「読者に与えられた情報」だということで、「まあ仕方ないか」という気にさせてくれる。練りに練った作品であることは間違いないが、描かれた警察のあまりの無能さなどを考えると、ミステリーの不自然なところを大胆に指摘する「ミステリーを切る」のキムラ弁護士の突っ込みどころ満載という気がしないでもない。(「首無のごとき祟るもの」川津田信三、原書房)
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T206 ① Carrigan Boston A ヴィンテージカード

T206の「T」はタバコのTで、このカードは当時発売されていたタバコのおまけとして包装紙の中に封入されていたものである。当時のアメリカには、数多くのタバコ会社が存在していたが、それらがタイアップする形で、同じおまけを封入していたようである。T206は、アメリカでは非常にポピュラーなコレクションの対象で、最近見たアメリカの人気TVドラマ「プリズン・ブレイク」では、主人公の仲間の1人が刑務所に入れられた理由として「T206を盗んで捕まった」と言っていた。このように人気のあるものなので、ウェブ上にもいろいろなT206に関するサイトが存在する。その中の1つ「T206・ミュージアム」を見ると、このT206には514人の選手のカードがある、といったいろいろなことが判る。私の保有する9枚はこの514種類のなかのほんの一部ということになる。
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コリン・サルマン サイン AVP マックス

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ぬしさまへ 畠中恵
先日読んだ人気シリーズ「しゃばけ」の続編。特異な設定がすでに「しゃばけ」でおなじみになっているので、読者としては、実に気楽に安心して楽しめる。本書は1作目と違って短編集になっているので、はるかにテンポが速く、しかもそれぞれの短編にいろいろな工夫が凝らされていて、第1作を上回る楽しさである。しかも登場人物が少しずつ成長していくことを見守るような楽しさも加わる。本当に気楽に楽しめる質の高い娯楽作品である。(「ぬしさまへ」畠中恵、新潮文庫)
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エリザ・ドゥシュク サイン トゥルー・コーリング トゥルー

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ネスター・カーボネル LOST リチャード・アルパート サイン

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フィル・ネビル ユニフォーム マンチェスター・ユナイテッド

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ライアン・ギグス ユニフォーム マンチェスター・ユナイテッド

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スールシャール ユニフォーム マンチェスター・ユナイテッド

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ぼくと、ぼくらの夏 樋口有介
「20年前の青春ミステリーの名作の再文庫化」というふれこみの本書。20年前にはもう青春ミステリーを読む年齢ではなかったので、私はこの作品の存在を知らなかった。こうした本を読む場合、良い本だと思えるかどうかは、その20年前の舞台に、違和感なく入り込んでいけるか、古臭いとか不自然だと感じさせないかどうかがポイントになるが、本書は、その点は、驚くほど昔の作品であることを感じさせない。全く違和感なく入り込めたし、古臭いとか不自然だとかも全く感じなかった。解説を読んで、後から「携帯電話が出てこない」ことに気が付いた程だ(本書の解説は非常に良く出来ていて、読書中に感じたことを的確に指摘してくれている)。ストーリーの展開も良い。メインとなる事件の解決もさることながら、主人公とその父親の青春の行方も気になる。そういえば、学生の頃は、長い長い夏休みがあって、いろいろ事件があって、いろいろなことを考えていたなぁと、昔を思い起こさせてくれた。(「ぼくと、ぼくらの夏」樋口有介、文春文庫)
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