コロナ自粛をしていたので、行きそびれていた東京にほぼ2年ぶりに行ってきました。
主要駅を一瞬にして通り過ぎて往復5~6時間で用をたしてきました。平日の昼間の盛り場は人があまりいませんでした。それでも、来年は生きているかどうかわからないほど弱った老人たちが必死に歩いているのを見ました。
この奇禍に出遭って戸惑う者として、目の奥に焼き付けておきたいと思いました。
戦争を知らない世代として、このコロナ禍は戦前の非常事態と幻想の上で繋がってきます。非常時こそ国家には国民の為の政治が必要です。
随分シミの付いた言葉ですが、カール・シュミットの「例外状態」という言葉が思い出されます。
このコロナ禍という例外状態において、今の政治の慌てぶり、手の施しようのない無能な政治家たちの無表情が映し出されます。