もし岸田氏に意地があるのならば、あれだけ心を弄んだアベの仕打ちに対して、心底では許してはないような気がする。
今回の党・閣僚人事はアベの意向を微妙にずらしている感じがある。(高市を幹事長にせず、萩生田を官房長官にせず)
アベ的なモノはすでに下々の世界では有効性は全くない、と思う。多くの国民はそこからの脱却に興味があって、自民党総裁選を眺めてきたと思う。
結果、またしても、アベの情報操作術によって、本質論を言った河野が敗者となり、勿体を付けて、手下の岸田を勝利させたというのが彼の描いたストーリーであろう。
アベは、何故こんなことをしたのか?彼の深い心の裡は解からないが、ただモリ・カケ・サクラの捕縛から逃れたいという気持ちは確かだ。
黒川氏で失敗したから、警察には中村氏をトップにして、何で辞めたか不明だった北村氏がまた官邸に復帰するとか?。
アベが憧憬するアンシャンレジーム、つまり祖父岸信介が活躍した時代、言い換えれば戦前の日本の、しかも東條政権のような憲兵政治!?の方向が薄ボンヤリと見えてきた。
今この国に一番大切なことは、まずは警察と司法が公正と公平であること。なんか今時の先進国家として恥ずかしいが、…。
誰でもが気軽に座れるベンチ、…。それでも貫禄がある。