どうせ「記憶力が薄い国民」と自民党の偉い先生方には思われているのでしょう。
私も現役時代は政治の方面にはほとんど興味がありませんでした。日々仕事のこと、それ以外は如何にストレスをコントロールするかが生きて行くテクニックでした。
それでも昭和天皇崩御の時には、街が真っ暗になり、歌舞音曲がテレビから消え、一切宣伝もなくなり、毎日、新聞の第一面には「下血が~云々」と載っていました。
その時に、戦前のこの国の<軍国という顔>がヒョイと飛び出してきました。その顔色は灯りの消えた盛り場のどす黒い空の色でした。
国民は一々政治のことを覚えていません。その為に自分たちの代理又は代表として国会に議員を送っているんです。議員の生活の保障のために選挙に行っているんじゃありません。
他方、自分たちの代理又は代表してる議員がちゃんと働いているかを、的確に要領よく伝えてもらうためにNHKに料金を払っています。新聞購読料も然りです。
議員もメディアも本来業務をさぼり、まして議員は国民を<忘れっぽい>と小バカにしているようです。
統一地方選までは延々と質問権を行使しても旧「統一教会」の解散はなく、又選挙に勝てば、国民はやはり忘れたと知らん振りでしょう。でも山口県で有田さんが勝てば、解散はあるかもしれません。
長州(山口県)が近代国家をつくり、今また、世襲制による非民主化のカギを握っているのも不思議な巡り合わせでもあると思います。
国民が忘れやすいのではなく、忘れるように動いている人たちや企業があるということですよね。