岡田や野田は、コイケ女帝の排除発言で希望の党から外れても立民党に入らず、なぜ無所属でいたのだろうか。
格下の枝野が造った立民党に入るのを嫌がったのだと思っていた。どうも違うようだ。
アベの長期政権の理由は、金のパターを持ってトランプに摺り寄った変わり身の早さが、米国一辺倒の財界・既得権層の厚い信頼を得たからだろう。
クリントンが勝って民主党政権になっていれば、アベは相手にされず、政権自体は短期化した筈だ。
トランプの信頼を得たから、アベ政権は長期化し、公明党との連立が盤石となった。
岡田や野田たちの「無所属の会」は10人程度だったが、自公連立が揺れれば、かつての「さきがけ」のような役割が廻って来ると期待して立民党に入らなかったのではないか?
今にして思えば、彼らなりの小さな野心があったのだろう。
立民党は今回の補欠選挙に負け、何のオーラ―も無い泉代表を傀儡にしたまま、党執行部は「無所属の会」系が牛耳り、その方向は維新と先を争いながら、政権のおこぼれに有り付こうとしているように見える。
メディアは野党の政局(サル山闘争)を一切報じないが、何となく見えてくる。これじゃ、この圀は与党もひどいが、野党もひどい。戦前の米内や近衛政権の頃の政党の堕落と同様である。歴史では、次は政党が潰れて「大政翼賛会」の成立となるのだ、…。