大好きな大きい兄ちゃんと、満面の笑顔でダンスを楽しむ悠雅君。 肩車もいとわず!!
心配された大型台風19号が襲来する前日の12日日曜日。
年中さんになった孫三男坊「悠雅君」の運動会が、薄日さす秋日和の中で予定通り行われた。
やんちゃで、わがままな三男坊。いっくら機嫌をとっても、幼稚園で教わった遊戯などを家でやって見せることはなかった。
本番を迎えて大丈夫じゃろうか、ちゃんと人並みに出来るのか、少なからず心配ではあった。
ただ、あのエネルギッシュで豆タンクのような身体能力は、かけっこはダントツ。ダルマさん運びも玉入れも、嬉々としてリード役を演じる。さて保護者とともに輪になって踊る「きみにあえてうれしい」という親子遊戯の番になった。
母親と踊るものと思ってカメラを構えたら、なんと、あの母親べったりの甘えん坊が、中学2年生の兄ちゃんと手をつないで入場してきた。
その満面にたたえる笑顔の嬉しそうなこと。
兄ちゃんはとみれば、ちょっと照れくさそうではあるがマンザラでもない様子。幼稚園の運動会という大衆の前で、弟の手を取り、習ってもいない遊戯に挑戦することを拒んではいない。むしろ、弟のいうがままに一緒になって楽しんでいる様子。思わず、〝 なんじゃこりゃ ”
中学2年といえば、花も恥じらうシャイな年代のはずである。しかも、クラブ活動が休みだからといって終始幼稚園の運動会に付き合うことが自体が異常に感じられるジジであった。
ハハ~~ン、なるほど!だから次男坊のカー君が、何かにつけてジジ・ババのもとにやってくるのだ。
三兄弟が揃うと、長男と三男は体育会系で大大大の仲良しウマが合う。そこへいくと次男はどちらかというとインテリ派。観察眼は鋭く理屈もこねる。二人とは一味違う面白みがある。
兄貴からは威圧で抑えられ、弟からは涙とわがままで突き上げられる。サンドウィッチで押しつぶされそうになる次男坊。
ところが、そう簡単には押しつぶされない。それなりの耐性と強さを秘めている。だからいさかいが絶えない。見ていて飽きない。
そして詰まる所、判官贔屓(ほうがんびいき)ほどでもないが、次男坊がいとおしくなる。
なんかしら、兄弟三人のそれぞれの心の内が透けて見えるような、楽しい秋の一日を過ごした。
三人姉妹にしても三人兄弟にしても、二番目の子は個性が強いとよく聞くが、無理からぬ事情と理由があるようだ。