6年振りの開催となったステージ模様
地元に生まれて研鑽を積んで、出張演奏や地域行事参加あるいは訪問演奏に加えて竹楽器作りのワークショップを開いたり、幅広い活動を続けてきた「いわくに竹楽坊」。コロナ禍による止む無くの活動中止を経て再結成し今日のバンブーオーケストラ定期演奏会にこぎつけたと聞いている。
久しぶりの演奏会と聞けば、篠突く雨もなんのそのクルマを駆って30分、ちょっとお出かけしてみた。
音色もいい、選曲も多くの人の耳になじんだ「涙そうそう」から始まって「花は咲く」もよかった。久しぶりに気持ちがらく~~になる感動をもらって帰った。
プロの集団ではない、年齢も性別も生活も異なる人たちが集まって、どうかすると自分たちで竹を切ったり削ったりして楽器を作り上げる腕前を持つメンバーもいる。そんなバラバラな人を集めてこれほどの演奏活動ができる。やはりその気になりゃぁなんだってできるってことか。
2部の楽器紹介では、パンフルート・尺八・ケーナ・篠笛・アンクルン・マリンバ・クロンブットなどなど。それぞれのパートの音を出しながら楽器の特徴や由来などが音色とともに紹介された。
入り口で手渡されたパンフを見ると、この竹を使う竹楽坊は竹林の整備にも貢献していることから、緑の募金から助成を受けたり、やまぐち農林振興公社が共催者になっていると書かれている。これからの我が国の立ち位置にも影響を及ぼす農林振興の一役を担っているとは、実に面白いグループであり、応援したくなる活動でもある。大雨警報のもと、降りしきる雨の中を突っ走るかっこうにはなったが素敵な一日となった。