2008年、平成20年も後数時間で終わる。 そして新しい年が始まる。
自分なりの、一年間のけじめとして付けた足跡の大きさ・数などを振り返ってみたい。
10大ニュースというほどの数はない。強いて上げれば、3大ニュースがある。それ以外は格別ランク付けするほどでもなく、普通にある話の延長線上であろう。
先ず一つ目は、ブログの開設である。
これは、知らなければそのままで通り越したことかも知れないが、知ってしまえば間違いなくはまってしまう事柄であった。それは、35歳に始めた、工場機関誌への自由投稿「やぶにらみ随筆」の続編みたいな感じで、特に抵抗なく入っていけた。工場機関誌は月一回の発行であるが、部数は2500部を超え、本社はじめ日本列島に散らばる各工場、そして市役所はもちろん、近隣他社にも配布されるという幅広い読者が対象となっていた。
そこで様々な思いを自由に書き込んだ経験と快感は、工場に足を向けて寝られないほどの感謝である。
ブログの閲覧者数は、工場機関誌に比べるとホンのわずかな数字だが、直接筆者の元へコメントが届くという、双方向関係の友情が成立する楽しさがたまらなく嬉しい。まさに不特定少数ながら、日本国内はもとより、世界の数カ所でも目を通してもらえているという心地よさがある。 但し、いいことばかりでは決してない。日々の更新が辛いことも経験した。しかし辞めようとは思わなかった。来年も是非続けて行きたい。
二つ目。 生涯に二度しか味合わない不幸な出来事、親との永遠の別れである。
満百歳の誕生日を無事に迎えてくれて、我々子どもを大いに喜ばせてもくれたのだが、老いという現実は確実に母の体をむしばんだ。 父を亡くしたのは35年前になる。それ以来の親との別れは辛いものがある。
いささか度を失って、思考回路はつながらない、記憶力は吹っ飛ぶ、懸案事項をやっつけても何か消化不良が残る。
自分が自分でない心許なさの数日も経験した。
幾つ年を重ねようとも、親は親・子は子である。心に開いた大きな穴を完全に埋め尽くすにはもう少し時間が掛かりそう。
そして三つ目。 長年勤めた大手製紙会社を定年退職をした後、1年余を自由に遊び呆けた。その後、元の会社で高齢者などの受け皿となっているサービス会社に隔週勤務のパートタイマーとしてのお誘いを受けた。自分で、少しやってみようと決め、いつでも自分の意志で辞められるという気楽な身分を、ついつい5年あまりがんばった。
その仕事を今年限りで終わらせた。文字通り年明けからは、毎日サンデー。自由気ままな、拘束のない日々が戻ってくる。最初の定年退職の時に味わった、「これからどうして時間をつぶそう…」などという不安は全く感じない、ただただ嬉しいだけの二度目の退職気分も経験した。 「俺にはやりたいことがいっぱいある…」という感覚は素晴らしいものである。
そんなこんな色んな思いを、一つ一つ噛みしめながら歩いてきた一年を振り返ると、やっぱり人生って面白いなー…、当分辞められないなー…という感じが強くなる。 そしてまた新しい出会いや、人とのつながりで、胸キュンの感性を錆び付かせないよう生きていこう。 ありがとう2008年。
自分なりの、一年間のけじめとして付けた足跡の大きさ・数などを振り返ってみたい。
10大ニュースというほどの数はない。強いて上げれば、3大ニュースがある。それ以外は格別ランク付けするほどでもなく、普通にある話の延長線上であろう。
先ず一つ目は、ブログの開設である。
これは、知らなければそのままで通り越したことかも知れないが、知ってしまえば間違いなくはまってしまう事柄であった。それは、35歳に始めた、工場機関誌への自由投稿「やぶにらみ随筆」の続編みたいな感じで、特に抵抗なく入っていけた。工場機関誌は月一回の発行であるが、部数は2500部を超え、本社はじめ日本列島に散らばる各工場、そして市役所はもちろん、近隣他社にも配布されるという幅広い読者が対象となっていた。
そこで様々な思いを自由に書き込んだ経験と快感は、工場に足を向けて寝られないほどの感謝である。
ブログの閲覧者数は、工場機関誌に比べるとホンのわずかな数字だが、直接筆者の元へコメントが届くという、双方向関係の友情が成立する楽しさがたまらなく嬉しい。まさに不特定少数ながら、日本国内はもとより、世界の数カ所でも目を通してもらえているという心地よさがある。 但し、いいことばかりでは決してない。日々の更新が辛いことも経験した。しかし辞めようとは思わなかった。来年も是非続けて行きたい。
二つ目。 生涯に二度しか味合わない不幸な出来事、親との永遠の別れである。
満百歳の誕生日を無事に迎えてくれて、我々子どもを大いに喜ばせてもくれたのだが、老いという現実は確実に母の体をむしばんだ。 父を亡くしたのは35年前になる。それ以来の親との別れは辛いものがある。
いささか度を失って、思考回路はつながらない、記憶力は吹っ飛ぶ、懸案事項をやっつけても何か消化不良が残る。
自分が自分でない心許なさの数日も経験した。
幾つ年を重ねようとも、親は親・子は子である。心に開いた大きな穴を完全に埋め尽くすにはもう少し時間が掛かりそう。
そして三つ目。 長年勤めた大手製紙会社を定年退職をした後、1年余を自由に遊び呆けた。その後、元の会社で高齢者などの受け皿となっているサービス会社に隔週勤務のパートタイマーとしてのお誘いを受けた。自分で、少しやってみようと決め、いつでも自分の意志で辞められるという気楽な身分を、ついつい5年あまりがんばった。
その仕事を今年限りで終わらせた。文字通り年明けからは、毎日サンデー。自由気ままな、拘束のない日々が戻ってくる。最初の定年退職の時に味わった、「これからどうして時間をつぶそう…」などという不安は全く感じない、ただただ嬉しいだけの二度目の退職気分も経験した。 「俺にはやりたいことがいっぱいある…」という感覚は素晴らしいものである。
そんなこんな色んな思いを、一つ一つ噛みしめながら歩いてきた一年を振り返ると、やっぱり人生って面白いなー…、当分辞められないなー…という感じが強くなる。 そしてまた新しい出会いや、人とのつながりで、胸キュンの感性を錆び付かせないよう生きていこう。 ありがとう2008年。