広い、急な傾斜にへばりつく草刈作業 通学路の一部をきれいに
いよいよ8月が終わる。ということは夏休みが終わる。ということは2学期が始まる。ということは、運動会のシーズン到来となる。
運動会開催に当たっては、学校の環境を整備してきれいな学校に保護者を迎えたいという校長先生らの意図が見えてくる。
運動会はもちろんであるが、2学期の始まりを「きれいな環境で迎えさせたい」という意思も当然働くというもの。
夏休みが終わりに近づくと、「環境整備作業のお願い」という正式な依頼が出される。
よっしゃーというほどでもないが、毎年のことなので、おおよその決まったメンバーが集まってくる。
23日(日)、29日(土)、30日(日)の3日間、朝早くから、足場のおぼつかない急斜面に草刈機を唸らせる。
我々が草刈を終える頃に保護者がやってきて、細かい仕上げ作業をする、という分担制が確立している。
夏休みに入ったとたんに竹細工教室を開くのは、今年も今まで通りやってきた。
そのうえに今年の場合は格別な「世界スカウトジャンボリー」という一大イベントが加わった。
そう考えてみると、8月は始めと終わりの数日間、しっかり汗をかかせてもらったことになる。ダイエット効果があるのかも。
中学校を中心に、2つの小学校で組織づくりをする「地区協育ネット」が熱を帯びてきた。
その中心的な存在が、「学校運営協議会」や「コミニュティスクール」であり、「社会福祉協議会」という構図になる。
誰かがやらなきゃ結果は出ないよね~ ということになるとついつい手を出してしまう。
校区が異なるため、実際に孫君たちのお役に立っているわけではないが、地域の子どもたちの役に立っていることは確かだと思いたい。
戦後の復興を目指した高度成長や、急激な経済発展も卒業した今、ギラギラした競争社会とは異なる人材が求められている。
そんな緩やかな社会の流れとは逆に、相変わらず親子の情愛のかけらもない事件は頻発。事件や事故により幼い子供の命が容赦なく奪われる。
いたたまれずに自殺に追い込まれる「いじめ」も後を絶たない。
そういったことへの歯止めになるかどうかは分からない。
分からないから、歯止めになること、もう一度優しさのある人間関係を生み出す社会作りを目指してみたくなる。
色々あった今年の8月。行く夏を惜しみながら、また何かできることを考えてみるかなー。