「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「心静かに・・・?」

2017年05月28日 | つれづれ噺

    
   思わぬ出遅れ(右から3人目)             でも一気に前へ          そのままテープを切る悠雅君

悠雅君小学2年生の運動会。
最初の予定通りの入院だったら、医師からの外出許可がなければ見ることはなかった。
不納得ではあったが病院の依頼を受け入れ、入院を1週間先延ばしにしたお陰で昨日土曜日は爽やかな5月の快晴のもと、娘一家と大声で声援を贈ったり、昼ごはんを囲む楽しい思いをした。

左上腕骨折というハンディを抱えてもなお、出たくて出たくてたまらない悠雅君。
ギブスをはめたままでしっかり運動会の練習はしていたようだ。昨日はギブスを外してもらい、患部に湿布薬と協力サポーターでガードしての出場であった。時折顔をしかめながらも、応援のじいちゃん・ばあちゃん、そして大好きな高校生の兄ちゃんに「ええとこ見せよう」と頑張っていた。兄ちゃんは悠雅君応援のためにわざわざ金曜日の夜中に飯南町から帰って来たのだという。

そして今日は、入院歴先輩のお友達から授けられた「入院必要品」の一覧表に沿って、完璧に入院グッズを旅行バッグに詰め込んだ。
一つひとつチェックしていくうちに「なるほど、これもあると便利じゃねー」と思われる諸々を眺めながら、友の優しい気配りに感謝。

その前に、茂りすぎた庭木の手入れや、畑やプランター朝顔にたっぷりの水やり。
1週間ご無沙汰をするメダカにも、水の交換やら餌を与えるなど、心静かに過ごそうと思った。
が、今日はカープ対巨人戦がデーゲーム。何とも情けない試合運びに心静かになどしていられようか・・・と思いきや、
最後は「安心して入院しておいで」とカープが励ましてくれるような逆転勝ち。これで、3連敗の後の5連勝。
入院ベッドの上での交流戦に期待が膨らむ。

せめて今夜は、心静かに明日を待つのがいいようだ。
そして普段からサボリがちの拙ブログですが、明日から1週間は『小休止』とさせて頂きます。「また~~」なんて言わないでね。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「7歳児の抵抗」

2017年05月25日 | 家族・孫話

         

その昔、「四十八歳の抵抗」という小説がベストセラーになったことを、うっすらぼんやり覚えている。
石川達三原作の同名小説を、新藤兼人が脚色し吉村公三郎監督によって映画化され、大入りの好評を博した。との記録がある。
これから認めるブログとは直接も間接も関係ないので、ほんのちょっとした触りだけをチラッと。

主人公は、保険会社で次長を務める西村耕太郎48歳。主人公をそそのかすメフィストフェレスのような部下の曽我法介に誘われ、慰安旅行先の熱海の歓楽街や東京の夜の街を徘徊し、バーで19歳の少女ユカと出会い「おじさま好きよ」などと言われる。
・・・・・・といったところから始まる、当時としてはセンセーショナルなるな物語で、世の男性を引き付けた作品のようである。

ここからは全くカンケーない話である。
孫の三男坊悠雅君は、それはそれは元気者。お腹さえ満たしてやれば何でもやって見せてくれるセンスも持ち合わせている。
ところが、「猿も木から落ちる」と言われるように、3週間前の休日、自宅前の路上で自転車でひっくり返って重傷を負った。

といっても元気盛んな子どものこと。膝小僧は目をそむけたくなるほどの打ち身擦過傷だが、本人はいたって強気。
でも顔をしかめて痛がるので外科に行って応急処置をしてもらった。この程度で膝の方は骨に異常はなかった。
2・3日して、「左腕が痛い上がらん」と言い出した。今度は母親も心配になり整形外科へ。
こちらは「わずかながら骨折をしている」という診断で、ギブスで固定。いわゆる重症の部類となってしまった。

今週末土曜日には運動会を控えているというのに練習もままならない。先ずはこれがストレスの発生源。
駆けっこなど追随を許さないダントツだが、果たして今年は走らせてもらえるだろうか。応援合戦など出してもらえるのかな。
そんな悶々とした気持ちで放課後教室に行ってはいるが、この3日連続で「頭が痛いそうですから連れに来てください」と連絡が入った。

放課後教室を出る時は、いかにも頭が痛いらしいうなだれた素振りを見せている。が、ひとたび車に乗ったら元気百倍。
我が家に帰っても、食うわしゃべるわ笑うわ・・・やらないのは野球練習だけ。なんじゃこのタイドは?

つらつら思う見るに、これこそが「7歳児の抵抗」なのである。
同級生皆が外で元気にサッカーやドッジボールに興じているのに、首から吊るされた腕にはギブス。外で遊ぶことは許してもらえない。
となると、上級生などがあふれる放課後教室の中には自分の居場所がない、と感じたとしても無理からぬ話。

じいちゃん・ばあちゃんが代わる代わる迎えに行って、普段より1時間も早く連れて帰る。
帰ったらふんぞり返って「あれ食べたい、これ造って・・・」とテレビを観てござる。
四十八歳の抵抗とはまるで縁のない話だが、彼は彼なりに心地よく生きるための「7歳の抵抗」を示したのである。

こんな幼い抵抗も、遠い将来役に立つときが来るのかもしれない。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「予定は未定にて・・・」

2017年05月22日 | つれづれ噺

                           

  ♪ ♪ 当てにならないお人はバカよ~ 当てにする人~ もっとバカ~ ♪ ♪
こんな都都逸があったな~。そういえば美空ひばりさんの「車屋さん」で出てくるひと節であった。

現代社会は何かと物事が緻密になって、せせこましさや息苦しささえ感じるときがある。
そんな時代だからこそ、一旦交わした約束は守らなければならい、といった不文律みたいなものがある。
ひとたび約束を違えたら、一気に信用を失ったり、友達は言うに及ばずあらゆる人間関係まで損ねてしまいかねない。

そんな個人的思いや世の中の状況の中で、大病院との入院・手術の約束を取り付けた。
小生の個人的都合や、家庭の状況など散々考えて、今日という日を選び空白の1週間を作って、担当医師と直接面談で約束は交わされた。
大した病気でもなく、さほど大きな心配をするでもないが、久しぶりの入院手術ということで、多少おっかなびっくりの気持ちも働く中で、多少の覚悟みたいなものを決めて約束の日を待っていた。

ところが、先週火曜日に「緊急手術患者の出来で、〇〇さんの手術を1週間延ばして頂きたい」と、担当事務職がすがるように電話してきた。
そりゃあまあ、こちらの手術は緊急を要するでもないのだから、急を要する人に譲らないとは言えない。
そんなわけで仕方なし1週間延ばすことにした。
「予定は未定にてしばしば変更あり」ということか。受け入れるしかない。

でもねー、あれこれスケジュールを考え調整して算段した空白の1週間である。1日2日ならまだしもまるまる1週間はねー。
などと愚痴の一つもこぼしながら、幾つになっても何かと「今日行く」と「今日用」のある身。やりくりするしか仕方ない。
そうは言いながらも、二人目の内孫、つまり希姫の妹出産には立ち会ってやれない羽目になってしもうた。
他にも、色々キャンセルしなきゃならないこともある。

それよりなにより第一に、手術台に乗る姿を想像して弱気になりそうな自分を、今一度奮い立たせて覚悟を決めるのがね~。
のどかで優雅な田舎暮らしを愉しんでいるのはいいが、国立病院機構岩国医療センターという地元最大の病院でさえ、医師が少なくて、診療科目によってはこういった事態が起こるという不便さは付いて回るんだよね~

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ひと仕事を・・・」

2017年05月18日 | 地域活動

          

年に一度の大仕事。所属する地元ボランティア活動「社会福祉協議会」の「通常総会」を終えた。
終わった・・・のではなく、終えた、というイメージが強い。
その分肩の荷を下ろした安堵感、開放感に浸っている、というのが取り敢えず今の心境である。
2・3日もすればもう次なる活動が待っていて、安全対策を中心とした素案作り、水面下の水かき作業が始まる。

運営資金の大半を、地区住民による賛助会費と言う名の寄付金で賄うボランティア団体。通称「地区社協」。
公共団体からの補助金、助成金といったものは、年間予算の5分の1程度。あとは世話をする理事と呼ばれる役員はじめ、みんなが出し合う浄財が運営資金に充てられる、営利も自己資金もない団体である。

そこに、「李下に冠を正さず」「瓜田に沓を直さず」という精神が頭をもたげて、地区住民の善意に恥じないよう、可能な限り地区住民にまんべんなく還元できるよう運営するのが、我々の仕事・・・という義務感みたいなものを背負っているのかな。
ついつい「完全ガラス張り資金運用」や「活動内容の充実」などと、肩に力が入るのだろうか。

「そこまで考えなくても」という声も確かにある。その声に同調して、ちょっと考えすぎかな?もっと気楽に出来ないか?と思う自分も確かにいる。そのかたわらで「そんなことでいいのか?」と、安きに流れそうになる自分を叱る気持ちも同居する。
なんのことはない、ご意見番的な事務局長という肩書を付けられて、必死になっているだけのことかもしれないね。

ただそんな気持ちが、ここにきて「少しきついな~」と思うことしきりである。
ということは「早く身を引いて好きなことだけを出来る自分に戻りたい」という欲がでてきているような。
でも今の組織では、長老に近い年齢になりつつあり、「多少嫌味の言える存在」も必要かな、などと自己満足に浸ったりする。
要するに融通の利かない、ボランティアバカみたいなものだな~と苦笑いを浮かべている。

活動を振り返る写真集4ページを含めて、42ページに及ぶ総会議案書作成。
理事79人のうち58人出席、17人の委任状で完全成立した総会。何はともあれひと仕事終えた今を愉しんでいる。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「交通安全お守り」

2017年05月17日 | 季節の移ろい・出来事

                           
            
              マイカーの後部座席ドアーにへばりついたアマガエル

何を好んでマイカーに取り付いたのだろうか。
4cmばかりのちっちゃなアマガエル(雨蛙)が、小生の愛車「マツダ、アクセラスポーツ」の後部ドアの窓ガラスを上ったり下りたりしているのが目に留まったのは3日前。

我が家の駐車場には、アジサイやサザンカの青葉が茂っている。
最初に姿を見つけたときは「すぐにあの緑の葉っぱに移動するだろう」と思って特に気に留めるでもなく過ごした。
しかし2日たっても移動せず、今度は後部ドアの取っ手のくぼみにしっかりと収まっているではないか。

その姿を確認しても、クルマで出かけなきゃならない要件があって、往復26kmを運転した。
この時ばかりは、急発進も急停車も避け、スピードも控えめ、路面もガタガタは避けるように走った。
「振り落とさんように走るからよーくしがみついていろよ~。落ちるなよ~」と呪文を唱えながらのハンドルさばき。
これぞまさしく安全運転のお手本である。普段からこれほど慎重に運転していればいいのに・・・・・・と、ひとり苦笑い。

10歳違いの姉を突然の交通事故で亡くした無念さが、いまだ鮮明に残る我が身としては、安全運転は欠かせない。
なのについつい、喉元を過ぎると熱さ忘れてしまうように、ついスピードも出し勝ちになる。
それをアマガエルが戒めてくれたのかな、などと思う。

残念ながら4日目となる今朝イチバンにクルマを確認したら、アマガエルの姿はなかった。
なんぼなんでも、お腹もすくだろうし、居心地の良くない斜面、それも鉄板ときている。一日も早く通常の生活に戻りたかっただろう。
アマガエルの行く末を考えるとホッとした気持ちになる。

そんなアマガエルのお陰で、我が運転マナーも見直しをしたところだ。
これだけは3日坊主で終わらせることなく、続けていきたいな~っと今は思っているのだが。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「バラと鯛網」

2017年05月12日 | 旅行・レジャー

         
                                 福山、鞆の浦の刊行鯛網漁

古希を迎えたカミさんが、その記念と言うわけでもないのだろうが、福山のバラ公園を巡るバスツアーに申し込んでいた。
話には何度も聞いていたがまだ行ったことがない福山の「ばら公園」。
GWは自分ちの接待があったり、人混みを避けたい気持ちも働いたりで家に籠っていた。

久しぶりのバスツアー。しまなみ海道の生口島で昼食を。それから福山に渡り、鞆の浦でゆったり観光を、と言うコース。
あの有名な常夜灯や、坂本龍馬の「いろは丸事件」の舞台となる歴史豊かな鞆の浦。
当然ながら「いろは丸記念館」をゆっくり見学。

今ひとつのお目当て、数年ぶりに訪れる「対潮楼」。眼下を「いろは丸」の現代版が連絡船として忙しく行き交う。
ちょうどその時、鞆の瀬戸からけたたましいスピーカー音が海上を駆け抜ける。
何事やと見ていると、なんと「鞆の浦観光体網漁」の船団や観光客船が、目の前をぐるぐる回り始めた。
思いがけないところで、鯛網漁まで堪能させてもらった。これは大儲けした思い。
もちろん我々のコースには鯛網漁は入っていないし、時間もなかった。それが、運よく対潮楼に上がったタイミングがよかった。

そうしていよいよ本命の「福山市ばら公園」へ。
色とりどり。♪ 100万本のバラの花を あなたにあなたにあなたに上げる~~ ♪ なんて誰も言ってはくれないが、見事な花を見せられると、やはり季節に見合った花を愛でる心地よさが余韻として残る。 

      

公園担当者と少し話すチャンスを得た。「20日からのバラ祭りには23万人が訪れますよ」ということだった。
福山市の人口は47万人と言うことだが、すぐ近くに100万都市広島があるのだから、バラ園そのもののスケールはさほど驚くほどではないが、バラに集まる人は多いようである。

バラの観賞が本命なのに、思わぬ鯛網漁も間近に見られて、ちょっと得した気分のバスツアーであった。
これも日ごろの行いの良さが……などとは言わないでおこう。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「5月9日」

2017年05月09日 | 季節の移ろい・出来事

                

今日5月9日は何の日かな。
5と9といえば、ご苦労さんという語呂合わせかな?ちがうな~。
ゴクンと言えば龍角散、というコマーシャルも耳の残ってるな~ とすると胃腸を大切にする日?これもイマイチ。

正解は5と9で「コキューの日」つまり「呼吸の日」と言うことである。
爽やかな新緑に向かって、腹の底から深呼吸して英気を養い、世に言う5月病を追い払おうということか。
も一つ言うなら、大型連休のGWで帰省客に引っ搔き回された主婦に、深呼吸でもしてひと休みしなさい、というお告げなのかも。

ところがここ2・3日、またぞろ中国大陸から迷惑な飛来物「黄砂」がひどくて、深呼吸もままならない。
別に中国政府が意図的に日本に対する嫌がらせで、偏西風を巻き起こし黄砂を日本に運べ・・・などと言っているわけでもあるまいが。
帰省客が使った布団を干すのも、空の濁り具合と相談しながらである。しばらくは部屋の中の陰干しが有効なようだ。

幸い呼吸の日の今日は、朝からの小雨模様で黄砂の飛来も少なくて、呼吸するには心地よい日であった。
すぐ近くの山は、黄砂で霞むのではなく、雨で霞んで意外と風情ある新緑が眺められた。
レンコンの植え付けが終わった田んぼでは、シラサギが首を伸ばして食料調達に余念がない。
彼らも今、子育てに忙しい毎日を過ごしているのに違いない。

連休が終わってさー何をしよう。
そんな流ちょうなことも言ってはいられない身ではではあるが、あまり根を詰めて5月病にならないよう、ほどほどに。
2週間先には、全身麻酔の憂き目をみる予定が待っている。体調管理に心しなければ・・・。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「二日遅れの・・・」

2017年05月07日 | ニュース・世相

  
  アクロバット飛行を実演するブルーインパルス            青空に描き上げる幾何学模様

5月5日子どもの日のもう一つの顔。岩国市内は、早朝から夕方まで大渋滞に襲われ、交通規制も敷かれる。
地元の人はクルマでの外出は出来るだけ控える、というのが通例となっている。
日米フレンドシップデーと言われる、米軍岩国基地の一般開放デーである。

だだっ広い岩国市の総人口が14万と言われるところへ、たった一日で15万とも20万ともいわれる人が押し寄せる。
不慣れな大渋滞、大混雑に基地のある川下地区は大変な騒ぎになるという。

北朝鮮をめぐるきな臭さが立ち込める昨今、基地機能を一時的に閉鎖して、基地開放のお祭り騒ぎは如何なものか?
という基地を抱える地元の人間にとっては素朴な疑問が頭をもたげる。
ただ気持ちの奥では、元々「ゆすりとたかり」を旨とする将軍様のお国でも、本当にアメリカを怒らせれば自国の防衛などひとたまりもないことくらいは承知しているであろう、と思いたい。

今、核戦争など起こせは、小国の自国が焦土と化して、将軍様も、独裁政権も雲散霧消くらいのことは考えるだろう。
そんなことを考えながら、二階の窓から見上げる青空に、に海上自衛隊のブルーインパルスのアクロバット飛行が目に飛び込む。
望遠レンズのカメラでその姿を必死に追いかけた。

垂直に天を目指すかと思えば、垂直に地を目指して急降下。果ては5機が編隊を組んで青空に見事に描く幾何学模様。
こうして見上げる大観衆の完成とため息を誘うその基地には、米軍最新鋭の戦闘機F35にファンが群がっているという。
出来ればこうして、飛行機が飛ぶのを楽しんで眺めていられる平和が続いて欲しい。
そんな思いを込めて、二日遅れにはなったが、岩国基地開放フレンドシップデーの証拠をお披露目する次第である。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「子どもの日」

2017年05月05日 | 季節の移ろい・出来事

       

5月5日子どもの日。子どもは子どもでも、端午の節句と言って本来なら男の子を祝うのが5月5日である。
女の子は、3月3日のおひな祭りがお似合いのようだ。
我が家の孫たちも、ゴールデンウイークなどという連休は、男の子の場合親や友達と遊ぶのが忙しいようで、寄り付かない。
米軍岩国基地の「フレンドシップデー」と呼ばれる勇壮な基地開放の方が魅力的なのだろう。もっともな話。

そこへ行くと同じ孫でも、幼い女の子はひたすらジジ・ババを追いかけてくれる。もっとも、これもいつまで続くのやらという期間限定ではあるのだが。兎に角いまのところ、畑や公園、お散歩などでたっぷり時間を使わせてくれる。
息子一家3人が子供の日に合わせて里帰りした。母親が身重であまり活発に外に出られないので、何から何までおねだりする。
これがまた、イヤを言えないジジバカ丸出しで相手をつとめる。

台所では、母親が得意なケーキ作りを愉しんでいる。
ひとつはキューイでウロコをかたどった「鯉のぼりロールケーキ」。今ひとつは希さんにチョコレートで鯉のぼりの絵を描かせたもの。
早速賞味するのは、舌の肥えたジジの役目。ホンの少しの晩酌の味も格別だが、嫁と孫の協働作業の手作りケーキの味もまた格別。

所属する地元の会の総会を控え「議案書作り」に追われる忙しさの中、こういった休憩は有り難い。
一服したらまた新たな知恵が浮かぶのか・・・と思いきやそんなこたーありゃしない。
そんな奥行きの深さなど、元々持ち合わせていない。ただただじっくり考えることで、昨年より少しでもいい方向へと、一応前向きに思考を巡らせるのである。
それもそろそろ限界を感じるときがある。この総会を乗り越えたら、元の自分中心の生活に戻るかな~。先の長くない今を、自分のためだけに時間を使ってみたいな~ などと考えてみるが、いきなりそんなことを言うと、子どもがダダをこねるのと似ているしな~

子どもの日に、お年寄りが色んなことを考えるものではある。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「グリンピース」

2017年05月01日 | 晴耕雨読

                             
               我が家で採れたグリンピース

5月ついたち。今日初めてグリンピースを収穫した。思えば長い道のりだった。
小さなポットで苗づくりをしてから畑に移そうと、前年の残りのタネを冷蔵庫から出してポットに蒔いた。確か9月終わりごろだった。
あれよあれよと言う間に芽を出して、気候のせいかぐんぐん伸びた。

それは明らかな時期の読み違い。つまりタネを蒔くにしては早すぎたのである。もう1ヶ月後が正解だったようだ。
スナックえんどうとグリンピース。どっちかと言うと栽培がみやすい種類である。しかもこの頃では、誰にでも栽培できるようにどんどん品種改良が進むタネの世界。元気なタネと1ヶ月早い気候で、生育が早いのは当たり前。

早く伸びたのだから早く畑に移してやった。霜が心配される頃にはもうずいぶんと大きく成長していた。当然ながら花も早めに咲き始める。
ところが、花が豆に変わって成長するころに寒さの絶頂がやって来た。豆の姿になってはいるのだが、生育するには気温と日照が足りない。
こんなことの繰り返しで豆の木は大きなダメージを受けた。あれやらこれやらいろいろ手を尽くし苦節7ヶ月、ようやく迎えた5月。
肝煎りの成果が、緑色の真珠の如き輝きの豊富な収穫で何とか報われた。

色んなアクシデントを受け止め、寒さや霜に耐えて見事に成長したグリンピース。
ヘマをした生産者の尻拭いをして余りある。見習うべきところがいっぱいあるようだが、この歳になっては手遅れかな~

今日、部分的に摘んだだけで700グラムはあった。まだまだ残りの方が多い。豆ごはんが楽しみだ。
その豆ごはんの一番の愛好者は、明後日からのGWで帰省する高校生の孫兄ちゃんである。
「ばあちゃんの味」を頬張る彼の笑顔を見ると、来年は時期を違えず、ちゃんと栽培するぞ!と、気合が入るに違いない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

横幅を広げる

一行の文字数を増やしたい