広島、32年ぶり12連勝ならず…中村恭が4回4失点
マツダスタジアムを連日真っ赤に染めた大声援に後押しされて、ファンとともに掴んだ11連勝。
これさえ、球団史上32年ぶりの快挙であった。
今夜のヤクルト戦を勝てば、同じ32年前に成し遂げた12連勝記録に並ぶはずであった。
しかし、相手もプロ集団で、えり抜かれてヤクルト球団で飯を食っている選手たち。
いつもかつも負けるわけにはいかないのは当然である。
ましてや、やるたんびに勝ち続けることの大変さは推して知るべし。
それにしても、今年のカープはよくやった。といってもまだまだ道半ば、これからが胸突き八丁の本番である。
交流戦最後の2カード6連戦から今夜までの合計12試合を、すべてカープの持ちゲームとして地元で戦えた。
あいにくの梅雨時期にもかかわらず12連戦すべてが、予定通り行えた。このようなラッキーがあったことも確か。
昔から言われるように、ラッキーをモノにするのも実力のうち。11勝1敗は感服極まりない。
取り敢えず6月最終日の今日、一区切りの黒星をつけてまた明日からという気分転換にはなろう。
当初予定していた投手陣も、大きく顔触れが変わり、2軍から引き上げざるを得ない現状で、よくぞ耐えた。
逆に考えれば、2軍の投手にとっては1軍で輝きを見せるチャンスではあったのだが、実力は隠せない。
このチャンスをモノにできた投手が…… いないとは言わないがイマイチであったのも事実。
あしたからの横浜戦。これからが正念場である。これまで3連敗をしていない今年の戦いぶり。
これさえ死守すれば、それこそ、25年ぶりの悲願も現実味を帯びてくるというもの。
今日は終わった。またあしたから! しっかり楽しませて欲しいものである。