「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「ふづき往く」

2012年07月31日 | 季節の移ろい・出来事

 

ハスの葉っぱにクッキリと跡を残すほどの影を刻む真夏の太陽。
ジリジリと照りつけるこの太陽こそが、水面下に埋まったレンコンと言われる根っこを、間違いなく太くおいしく成長させるエネルギーとなっている。

こちらも太陽に向かって果敢に真っ白い花を咲かせている。花が終わると、蜂の巣に似た形のハスの実が出来る(写真右手)今でこそあまりおいしいとは思わないが、子どもころ川遊びで腹ペコになった帰り路の恰好のオヤツであった。但し公認ではない。時に天秤棒で追いかけられるのを覚悟で挑戦したものだ。今は、完全に枯らした物を生け花の材料として使われることが多い。

このようにハス田一面に真っ白い花が咲くころが最も暑さ厳しく、文月が往く頃となる。
七月を文月、フヅキ・フミツキというのは先刻ご承知の通り。もうひとつの呼び方として、たなばた月とも呼んでいた時代があるようだ。これも、牽牛と織女の物語は中国伝来のお話で、我が国の歴史に残るオリジナルではない。王朝貴族にとってまだ異国情緒が物珍しい時代に伝来した七夕伝説と一緒くたになって、色んな呼び方をしたというのが本音なのだろう。それにしても誰が考えたのか、興味深い話が残されているものだ。

ロンドンオリンピックも佳境に入ってきた。
我が国の成績は予想外なのか、予想通りなのか、善しとするのか否とするのか。
今の段階では何とも言えないだろうが、少なくとも今までの成績は如何?

どっちにしても手に汗握って応援する。勝って共に喜び、負けて共に悔しがる。
身体の芯から熱くなる。外は文月から葉月に変わる大暑の太陽が照りつけて暑い。家の中にいても起こる熱中症。オリンピックを見ながら救急車のお世話になるなどということのないよう、心したいものである。

局地的集中豪雨など要らないがせめて夕立が欲しい。
夏野菜と植え木に本気で水やり1時間。日が陰ってからの作業なのに、体中から噴き出る汗。キューっと飲み干す缶ビール。これは一般的に言う水分補給とは効果の点で大きく違うという。まるで柔道の判定のような話だが、夜寝るときのお茶による水分補給、忘れられませんな~。

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「夏に咲く花」

2012年07月30日 | 季節の移ろい・出来事

 
            真夏の日差しに向かって咲く真っ白い夾竹桃

暑いね~と愚痴をこぼしながらも、運動不足解消には努めなければならない。
運動不足解消などと言えば聞こえはいいが、本当は流れ落ちる汗の始末や、動くことによる体力消耗を避けたいという現実逃避で身体をかばっているだけのこと。
そのせいで、どうもお腹周りがダブつき気味。これは何とかしないと・・・。
せっかく努力した一時期が無駄になって、スーツのズボンがきつくなりそう。

暑い夏に汗が出るのは当たり前!むしろ自らの意思で汗を流そうではないか、と半ば開き直ってウオーキングに精を出す。精も出すが汗も出す。
そんなお昼前の道すがら、今を盛りに咲く真っ白い夾竹桃に出会った。
当然足は止まる、カメラを向ける。大型の桜の花を思わせる清楚な五弁。
花びらはあくまでも白く、花芯は、恥らう女心を見せるような淡いピンク。
しばし立ち止まって篤と眺めるにふさわしい美しさ。

その昔、会社現役バリバリのころ。職場が3階にあって、広くて清潔なトイレは1階にあった。お掃除専門のおばちゃんがいてくれていつもきれいで快適な場所。
新製品開発の処方組み立てに行き詰ったりすると、頭の回転をひと休めする一時しのぎの避難場所でもあった。ものの3・4分、この短い空白の時間を持つことが意外に大きな効果をもたらしたこともある。但し、その快適な場所の周辺には、かの夾竹桃定番の濃いピンク色がびっしり植えられ咲いていた。

特にジリジリ照り付ける眩しい太陽の下での夾竹桃は、落ち込み加減の気分に益々暑さと辛さで覆いかぶさってくるような八つ当たり的被害感情に陥った経験がある。
そのときの花の色は間違いなく濃いピンクだった。それがどうだ、今出会った真っ白い夾竹桃になんと惚れ惚れするような美しさと優しさを感じている。

何の罪があるわけでもないのに、こちらの置かれた立場や見るときの感情で勝手なことを言われる夾竹桃は哀れである。少しの同情も進ぜよう。
ただ、木自体に毒性を持つことはよく知られている。夏のキャンプなどで、箸の代わりなどもってのほか、家畜などにも食べさせてはいけないという。

そんな危険性も秘めた真夏を彩る花。「危険な愛」「油断大敵」「用心」などの花言葉を持つ夾竹桃。美しいものは何といわれようと美しい。
若いころの間違ったイメージを払拭できるかな?。

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「夢・ロンドン!!」

2012年07月28日 | ニュース・世相

 

世界的スポーツの祭典オリンピック開催!!
ロンドンの空に輝く黄金のメダルを夢に描いて、世界中からアスリートが集まる。
勝って涙、負けても涙。人間わざの極限を求め、鍛え上げられた者にだけ与えられる出場権。つわものの晴れ舞台が、今華やかに始まった。

・・・と思ったら、あれよあれよという間に予選が進み、柔道女子48キロ級期待の星福見友子は、残念!準決勝で敗退。3位決定戦に回ることと相成った。
日本人選手金メダル第一号の呼び声高かっただけに、惜しい、痛い準決勝敗退。
世界の頂点を極めることが如何に難しいことか、改めて知る思いである。

サッカー女子なでしこジャパンも面白い。一勝一分けの勝ち点4。何としても次の南アフリカ戦、勝って決勝トーナメントへ進んでくれると夢が膨らむね~。

この暑さの中、それでなくとも寝苦しい上に、節電の夏でエアコン温度を上げる。睡眠不足を承知でついつい夜遅くまで応援してしまう。そんな国民感情を肝に銘じて、鍛え上げた力を精一杯出し切って、悔し涙ではない嬉し涙を共に流させて欲しいものだ。
負けて笑わないでね。もしも破れたとして「精一杯やったのだから悔いはない」などと言えるのは、北島康介か、吉田沙保里、それと馬術の法華津選手くらいなものである。
それ以外は、負けたら悔し涙を流しながら捲土重来を期す覚悟を見せて欲しい。
・・・などというのは無理な注文かな~。

予選の最初ころは寝そべってお行儀悪く観戦する種目もあるが、三回戦・四回戦・準決勝・・・などとなると、自然に背筋が伸びて、肩がこるほどの緊張で応援するのだ。

兎に角暑い毎日。今日も水の事故は別として、熱中症とおぼしき症状で3人死亡、3人意識不明の重体という。もちろん暑さ対策、水分塩分の十分な補給は言うまでもないが、遠いロンドンに夢を馳せて睡眠不足にならないよう要注意!!!。
この暑さの中での睡眠不足は、熱中症に匹敵する体力消耗となるようですぞ。
気をつけましょうぞ、ご同輩!!

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「姉妹二人展」

2012年07月27日 | つれづれ噺

        

親しい友人から何日か前にお声をかけてもらっていた絵画展、今日が初日。
長い絵画歴で初めての個展開催という、勇気ある行動に賛辞の一つも贈りたくて出向いた。姉妹二人展ということも一つの魅力であった。

お姉さん76歳、絵画歴20年。妹さん70歳、絵画歴15年。
ということは、人生半ばを過ぎたころから始めたことになる。子育ても終わり、連れ合いは定年が近ずく。「そろそろ何かやりたいことをやってみようか・・・」という年齢から始めた計算になる。当然ながら趣味の域でる。

20年と15年という経験の割には、雪舟ますだ美術大賞展の奨励賞はじめ、絵の町尾道四季展の秀作や岩国市美展で、市長賞・教育長賞など数多くの受賞経歴がある二人。確かに絵心があったのに違いない。それに良き師匠・良き仲間・良きライバルに恵まれたのであろう、いずれ劣らぬ力作が並んでいた。

お姉さんは「随分描いてきたので倉庫にだいぶ溜まっている。ここらで一区切りの個展を開いてはどうか、と先生に勧められた」と物静かに話される。
妹さんは「もっと勉強して身近な自然の中にある素朴な風景や、水のある絵を手掛けたい」と意気盛んであった。その意気やよし。もっともっといい作品が期待できそう。

趣味を形にしたり、やりたいと思うことに手を出す、この前向きな姿勢は年齢など関係ないようだ。そりゃそうだ、人間灰になるまで現役なのだ。まさに、50・60花ならつぼみ、70・80働き盛り・・・を思い出す。自分と重ねてみても、まだまだこれからだよな~と意欲が・・・。

そして面白いことに、100号などという大作(風景の場合:162.1×112.2cm)と10号(53.0×40.9cm)という小さい絵ではどちらが描きやすいか尋ねたら、すかさず100号の方だと答えが返った。意外だった。大作のほうが神経使う量も多くて大変なのかとおもったらそうでもなかった。

ということは、色んな字数のエッセイに挑戦するとき、字数が多ければ思考の幅にも多少の余裕がある。ところが252字の世界は、とにかく無駄を削る、贅肉をそぎ落とす。そうしてスリムにしながら、趣旨を伝える努力が要る。そこへ行くと。ミソヒトモジや、五七五など極めて少ない文字で、1000字の文意に負けない味わいを出すのは至難の技であるのがよくわかる。

所詮、絵画もエッセイも、筆を握る人の心を著すもの。難しさにおいて、大きさや長い短いで大きな違いはないようだ。
それにしても、このブログは長いね~。なんとかならんのだろうか。

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「孫と競争で」

2012年07月25日 | 季節の移ろい・出来事

        

7月も残り少なくなってきた。
8月4日に行われる錦帯橋花火大会、正式名を「錦川水の祭典」というご当地の一大イベントのポスターが目立つ。
負けじ劣らじと、各地の盆踊りや土曜夜市のポスターも目に入る。
浴衣に雪駄、ウチワが似合う装いは、遠い昔を思い出し、何とはなしに血が騒ぐ。

先日も、地区社協主催の高齢者のつどい「福祉まつり」があった。アトラクションの一つで地区外の民謡グループが特別参加されていた。「岩国よいとこ」や「炭坑節」などに続いて「岩国音頭」を踊りましょうということで、昔懐かしい太鼓に乗った岩国音頭のテープが流される。「身振り手振りはお好きなように、自分の踊りで身体を動かしましょう・・・」と、お師匠さん自ら上手に踊り始めた。

ムラムラっとよみがえる昔取った杵柄、青年団の頃が思い出されて身体が自然に動く。広報取材のカメラも椅子の上に置きっぱなし。
当時、一度か二度自転車の後ろに乗せたことのある女性もその場に居合わせた。運動のつもりながら本気で踊ったら、お師匠さんから名指しでおほめの言葉を頂いた。

・・・というような話ではなく、夏休みに入った孫たちの様子をひとくさり。
この手で作った露地物完熟トマトが、冷蔵庫に保管してある。それを目がけて兄弟が殺到する。そいえば、作るには作ったが、その味を未だチェックしていなかった。
とびきり大きな奴をガブリッ!なんとうまい!!これがトマトかというほどの甘さとジューシーな感覚が口いっぱいに広がる。これなら彼らが取り合いするはずだ、と思わず納得。

お腹さえ壊さなければ、少々食べてもトマトは医者いらずと言われる健康野菜。ほったらかしておいたら、大きな袋がみるみるうちに半分になっていた。
トマトはこうしてジジも競争の仲間に入れるが、あのキューリを取り合って、アジシオ付けて丸かじりする競争の仲間には入れそうにないし入りたくもない。

暑い暑いと汗もこぼれる愚痴もこぼすが、夏はやっぱりいいものだ。
孫が身辺をウロウロする夏休みは、彼らのエネルギーをもらうのか、活気づく。
7月下旬半ば、どういうわけか気分が高揚。この調子で夏を乗り切りたいものだ。

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「遺産」

2012年07月24日 | 趣味・・エッセイ

    

親父さんが亡くなったのも、今年のように暑い暑い夏だった。あれからまる39年。
もう少し早く結婚していれば、孫を抱かせてあげられる時間がもっと長かったろうし、その分親孝行が出来たのかな・・・などと思うが後の祭り。
長女が生まれて半年後、一気に弱って1週間の患いで逝ってしまった。

よく考えてみれば、あっけなく逝った親父さんから遺産らしきものは何ももらわなかったな~、と思う。但し、その後長~く一緒に暮らしたおふくろさんに、遺族年金という生活費を遺して行った。お陰で、おふくろさんと同居とはいっても、経済的にはこちらが扶養するなどではなく、逆に援助してもらうこともあるような、共同生活的要素が強かった。

とりとめもなくそんなことを考えていたら、親父さんが遺してくれたものってとっても大事な、大きな遺産であることに気がついた。そんな思いを250字の世界に書き留めてみた。


『 熱いお粥に熱いみそ汁。何十年も続いている我が家定番の朝ご飯。
 おふくろがおやじさんにずーっと作り続けてきた。
 引き継いだかみさんが今もその習慣を守ってくれている。
 風邪気味でも二日酔いでも、すーっと喉を通る。とたんに元気が出る。
 お陰で目下病気知らず。

 遺産らしきものはなかったが、おかゆとみそ汁という胃に優しい朝ご飯と
 この健康体を遺してくれた。
 ささやかなことではあるが、大きな遺産をもらったと心得よう。

 兄妹が争うほどの遺産をもらってもねー。
 あったらあったで邪魔にはしないのだろうが 』

                 2012.7.24 毎日新聞はがき随筆 掲載


ついでに付け加えておくと、熱いおかゆに熱いみそ汁、それにも一つ熱い牛乳がワンカップ。この時期になると食べ終わったら汗が流れる。どうかしたら上半身裸で食べたくなる。それでも、朝ごはんは欠かせない一日のスタミナ源である。ただ不便なのは、旅行などで朝ごはんに出てくる牛乳を「チンしてください」とお願いしなければならないのは、ちょっと小恥ずかしいこともある。

過保護などと言うなかれ、もしそれが現在の薬いらず・医者いらずの健康を保ってくれているとすれば、自分のためは言うに及ばず、世のため人のためでもある。
真似をされてみては如何かな、ご同輩。

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「助け舟」

2012年07月23日 | 趣味・・エッセイ

        

世の中には、補助金制度、助成金制度なるものがそれはそれは沢山ある。
国や自治体から出資されるもの、民間企業からベンチャー企業などへの助成など、その種類はまさに綺羅 星の如く。到底数えられるものではない。

強力なリーダーの元、只今10人の我々年金グループが必死に取り組んでいる、町おこしの原動力たらん岩国検定実行委員会。
今年12月2日(日)、第2回岩国検定試験実施に向けて、広報活動、PR活動が熱を帯びて来た。中でも、試験実施に向けた参考書、いわゆる岩国検定テキストブックが、いよいよそのベールを脱ぐ日が近づいた。

構想1年半。本文はもとより、表紙から目次、索引など全てがリーダーの手で原稿という形になった。今日、印刷製本の依頼に同行した。
年金グループとは言え、いずれ劣らぬつわもの揃い。力は持っている。出し惜しみの有なしは別としても力はある。暇もある。悲しいかな先立つものがない。そりゃ無理もない。

ご当地検定先行他地区のテキストや参考書は、みんな金が掛けてある。写真など総天然色立派なものが揃っている。そこへ行くと我らが岩検テキストは、自慢じゃないが写真はモノクロ。あのライトアップによって黄金に輝く錦帯橋でさえモノクロである。
カラーで人の目を射てこそ岩国のシンボル、世界遺産登録候補である。

自己資金だけでは如何ともしがたい。しかし、出来るものなら総天然色がいい。
そんな願望のもと「岩国市みんなの夢をはぐくむ交付金」という制度が飛び込んできた。逃すては無い。応募した。審査のためのプレゼンテーションもやってのけた。

一生懸命の努力が報われる瞬間が訪れた。申請額満額ではないが希望通り、表紙も内容も全て写真はカラー印刷出来る助成金を頂くことになった。嬉しい。
単なる嬉しさにあらず。多くの受験者はじめ、出来上がるテキストを手にする人たちに、本当の姿、色、形を観てもらえる嬉しさである。大きな声で、エッヘン!!

大海原で見つけた一艘の小舟・・・というほど大げさでもないが、一つの助け船になったことは間違いない。綺羅星の如くある助成金や補助金制度、その一つが当たった。
これで、益々12月2日に向けて弾みがつく思いである。

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「夏休み初日」

2012年07月21日 | 季節の移ろい・出来事

          
           夏休み作品第1号 by カー君

子どもたちにとっては待望の夏休み始まる。
片方では、恐怖と心痛の長い長い夏休み到来。いよいよ来たか。

早速ゆんべからお泊まりにやってきた4年生のカー君。
案の定、6年生の兄ちゃんはお泊まりには来なかった。じいちゃんちで朝寝をするより、同じ事なら自分ちでゆっくり、自由気ままにしたいと言うことなのだろう。致し方ない。

ゆんべ寝る頃になって「あした、科学センターに行きたい」とカー君が言いだした。
他ならぬ科学センターと言われては「がまんしんさい・・・」と、こちらの都合を押し付けるわけにも行かず、今日のじいちゃんのお出かけ予定ギリギリまで付き合うことにした。

センターでは太陽について実験を交えた学習会を開いていた。太陽と地球の距離、太陽の光が地球に届くまでに何秒かかるか、太陽の光を集めるとどういう現象が起きるのか・・・そんな興味深い内容。そして間もなく開会するロンドン五輪の聖火がギリシャ・アテネで採火された模様を再現する、太陽光による発火実験が目の前で繰り広げられた。

そんな影響もあってか、早速描きあげた絵が「ほしのかんさつポスター」というテーマで、下の方には、ウエヴは【せいざポスター検索】 せいざ株式会社 と書いてある。
この間、聞きに来たのは株式会社のかぶという漢字だけ。後は自分の頭にあるイメージを勝手に書いたものだから、その信ぴょう性など全くのマユツバものである。

そんなこんなをしながら、夕方になっても帰ろうとはしない。連れて行くといっても「まだいいよ」の一点張り。そのうち母親が迎えにきた。ようやく観念してクルマに乗った。そしたら今度は、三男坊がじいちゃんとお風呂に入りたいといい出す。また風呂に入れ、散々遊ばせてようやく落ち着くのは、プロ野球オールスター戦が終わったしばらく後。

やれやれ、夏休み初日からこれでは、如何にも先が思いやられる。
ジジも少し早目の就寝を心がけて彼らに付き合わないと、夏バテが早くやってきそう。
やっぱり恐怖の夏休みになりそうな予感!!

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「オニユリの咲くころ」

2012年07月20日 | 季節の移ろい・出来事

 
         満開に近いオニユリ。          見事な芸術作品

濃いオレンジ色の花弁に黒紫の斑点がくっきり。
花開くと同時に丸まってしまう大きな花弁。オニユリのそんな姿は大作りな芸術作品そのものである。そんな主役を引き立たせる背景は、どちらかというと暮れる前のジリジリした灼けつく西日が似合っている気がしてならない。燃えるような夏の朝日も悪くはないが、この色この形から思うに、雨よりも、曇り空よりも、何よりも西日がお似合い。

いつどうして、我が敷地内に咲き始めたのか定かな記憶がない。なのに、年々その数は増えて行き、限られた個所ではあるが、群生という名にふさわしいほど咲き誇っている。
オニユリが咲き始める頃が、一年の中で最も暑さを感じる季節である。梅雨明けを挟むこともあって、湿度が高く、いわゆる蒸し暑さに圧倒される時季でもある。

一日も早く、この本格的な暑さに身体を慣らして、暑さに耐える体力を養わなければ、長い夏を無事に越せそうにない。
こうして本格的な夏が訪れたというのに、何か物足りなさを感じている。

窓の向こうにアオサギのいない夏を迎えている。
朝起きがけにカーテンを開けると、そこには、間もなく巣立ちを迎える、大きく成長した今年のヒナが、未だに親から餌をもらいながら、羽ばたき練習を繰り返す姿が見られるはずであった。そんな活気あふれる光景が今年はない。

3月~4月初めの産卵を狙って大量のカラスがやってきた。あの図体の大きなサギなのに、カラスの集団には勝てず巣を乗っ取られ卵は奪われ、挙げ句はどこかへねぐらを移した。子育てに励む命の営みをこの目にすることなく夏がやってきた。

どこか新たなねぐらで、今年のヒナを育てていればいいのだが。
そして、来年は再びアオサギ集団が戻ってくることを待つとしよう。その時には、誰か強いリーダーが出現して、カラスの集団を追い返すくらいの気概を見せて欲しいものだ。

さびしい(寂しい・淋しい)とは「本来あった活気や生気が失われて荒涼としている感じ、物足りなく感じる意」である。まさに今年の夏を言い表している。

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「梅雨明けらしき宣言」

2012年07月17日 | 季節の移ろい・出来事

   
       梅雨明けらしき宣言。太陽を吸いこみ沸き立つように光る瀬戸の海

太陽のギラギラが肌を刺す。まばゆい。汗が噴き出る。
いよいよ夏の到来か。九州南部北部を除く、四国・中国、近畿・関東方面まで、今日で「梅雨明けらしき宣言」発令。

本日日本列島最高気温が、群馬県館林市で39,2度。想像を絶する暑さとはこのようなことを言うのだろう。熱中症対策、平時のたゆまぬ水分補給を心したい。
九州方面は、依然大雨警報に悩まされ、災害拡大の危険性が指摘されている。
加えて台風7号の進路が気にかかる。だからどうする?と言われても、どうしようもない自然現象ではあるが、命あってこそ明日がある。御身大切に対応されることを願うのみ。

昨日の海岸清掃の結果を改めてこの目で視察に出かけた。
台風接近で、小・中学校児童生徒は参加禁止を呼び掛けた昨年に比べると、倍以上の人数で手分けした今年は、見事な成果を生みだした。まさに中学生パワーに感謝。
見渡す海面には、真夏を思わせる太陽を跳ね返すように、銀色に輝くさざ波が揺れる。

今日は、夏休みを控えた小学校の懇談会。
6年生・4年生の孫兄弟、それぞれに夏休みの課題が担任から申し渡された。と娘が報告に来た。ということは、今年もじいちゃん学級が期待されているようだ。
あまり喜ばない二人を、なだめたり、時には目を剥いたり、城山登りや川遊びを交えながら、わずかでも課題克服に汗を流す夏休みがやってくる。

ジジにとって梅雨明け宣言とは、やんちゃ坊主二人と過ごす暑くて長い長い夏の始まりを意味する。そうはいっても、兄ちゃんにとっては小学校最後の夏休み。
ジジに相手をさせてくれるのは最後になるのかもしれない。
そう思えば、今年の夏休みは、特別であり大切なものに思えてくる。

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