ハスの葉っぱにクッキリと跡を残すほどの影を刻む真夏の太陽。
ジリジリと照りつけるこの太陽こそが、水面下に埋まったレンコンと言われる根っこを、間違いなく太くおいしく成長させるエネルギーとなっている。
こちらも太陽に向かって果敢に真っ白い花を咲かせている。花が終わると、蜂の巣に似た形のハスの実が出来る(写真右手)今でこそあまりおいしいとは思わないが、子どもころ川遊びで腹ペコになった帰り路の恰好のオヤツであった。但し公認ではない。時に天秤棒で追いかけられるのを覚悟で挑戦したものだ。今は、完全に枯らした物を生け花の材料として使われることが多い。
このようにハス田一面に真っ白い花が咲くころが最も暑さ厳しく、文月が往く頃となる。
七月を文月、フヅキ・フミツキというのは先刻ご承知の通り。もうひとつの呼び方として、たなばた月とも呼んでいた時代があるようだ。これも、牽牛と織女の物語は中国伝来のお話で、我が国の歴史に残るオリジナルではない。王朝貴族にとってまだ異国情緒が物珍しい時代に伝来した七夕伝説と一緒くたになって、色んな呼び方をしたというのが本音なのだろう。それにしても誰が考えたのか、興味深い話が残されているものだ。
ロンドンオリンピックも佳境に入ってきた。
我が国の成績は予想外なのか、予想通りなのか、善しとするのか否とするのか。
今の段階では何とも言えないだろうが、少なくとも今までの成績は如何?
どっちにしても手に汗握って応援する。勝って共に喜び、負けて共に悔しがる。
身体の芯から熱くなる。外は文月から葉月に変わる大暑の太陽が照りつけて暑い。家の中にいても起こる熱中症。オリンピックを見ながら救急車のお世話になるなどということのないよう、心したいものである。
局地的集中豪雨など要らないがせめて夕立が欲しい。
夏野菜と植え木に本気で水やり1時間。日が陰ってからの作業なのに、体中から噴き出る汗。キューっと飲み干す缶ビール。これは一般的に言う水分補給とは効果の点で大きく違うという。まるで柔道の判定のような話だが、夜寝るときのお茶による水分補給、忘れられませんな~。