うっそうと茂る草むら、伸びきった梅の木 黙々と草刈り機を駆使して
やらなきゃ、早いとこ一度刈り込まなきゃ・・・と思いつつ、暑いだの雨が多くて・・・だのと理由を付けて延び延びにしていた梅林。
この時期を逃したら、徒長枝が大きくなって梅の木の剪定は難しくなる、という切羽詰まった昨日。伸び伸びになった足元の草刈、そして徒長枝の剪定に行ってきた。 暑かった。いい汗かいた。体重が少し減った。
生い茂る草の下には、川向うからやってきて土を掘り起こしたイノシシの食糧探しの大きな穴がぽっかりポッカリ!!
今を盛りの真っ赤な彼岸花が咲き乱れているが、これを残しては草は刈りきれない。
しゃーない、惜しいなと思いつつも草刈り機の餌食にせざるを得ない。きれいな彼岸花、ごめんね。
ひとしきり草刈に汗を流したら、今度は背伸びしながら太陽に向かって剪定ばさみを伸ばし、花芽が付くことはない新しく伸びた枝を切り落とす。これが大変な作業である。
昼飯前に済まそうと、ろくに休憩もせず、お茶で喉を潤しながら意気込んではみたが、やはり12時の有線放送のチャイムまでには終えられなかった。
その甲斐あってか、ビフォー・アフターではないが、仕上げをごろうじろ。
それはそれは足元スッキリ、梅の木サッパリ。来年6月が楽しみなる。
なんだかんだ言いながら、こうして足腰の痛みをこらえ、伸び上がり、上を向いての長時間作業に顎が痛くなる思いをしながら、
それでもやはり毎年のことながら、やりきってしまう。な~~んでか。
早い話が、うまくいけば50kgも60kgもの青梅の収穫が見込まれるからである。
文字通り、欲との二人連れ。だから出来る。言ってみれば当たり前の話であるが、こんな小さな梅林でも、手を入れ、可愛がってやれば結果を残してくれる。
頭に描くのは、夏を前にした我が家の角から隅までが、あの甘酸っぱい青梅の香りで満たされる心地よさ。
可愛がれば結果を残す梅の木と、欲心が絡み合ううちはまだまだこの闘いは続く。
そして何より、元気でいなければ、欲も梅の木もしぼんでしまう。まだもう少しがんばってみたい。