隣の空き地に早くもお目見えしたヒガンバナ
やっとこさ最終日を迎えた「じいちゃん学校」。今日で夏休みが終わり、当校も終業式を迎えた。
あすあさっての土・日が終われば二学期だ。ジジもババも少しは解放されることになる。ありがたや。
今年は殊の外、長く感じる夏休みであったような。フライパンで煎られるような暑さに閉じ込められ、終盤は連日の雨に閉じ込められた。
完全アウトドア派の弾丸4年生を、家の中でおとなしく過ごさせるのは無理というもの。
あちらこちら、外を連れ歩くか、団地公園でのグラウンドゴルフに夢中にさせればこそ、ジジも面倒見切れる。
特に前半の好天気には、おじいちゃんおばあちゃんの集まる団地公園のグラウンドゴルフで、チョーアイドルとしてもてはやされた。
普段はあまりしゃべらない男が、じいちゃん、ばあちゃん、特にばあちゃんとはよくしゃべるから驚く。
力任せだから決していいスコアが出るわけがない。それでも、我が家のババのクラブとボールを操って、知己の仲間のような振る舞いをする。ここしばらく雨に降られて出来なかったが、最終日の今日は普段より多く集まった。一人のばあちゃんは「ゆうがくん、よく遊んでくれてありがとう」のメッセージにお小遣いを添えて頂いた。
もうお一人は、予定のコースが終わってから、わざわざ近くのスーパーに行き、アイスクリームとお菓子を差し入れてもらった。
午後から早速お礼の手紙を書かせた。短い文で感謝を述べる「お手紙勉強」の格好の教材となった。日記の材料にもなったはずである。
そんなこんなでじいちゃん先生も、周りの人のお陰で、なんとかひと夏を乗り切った。
ふと窓の外に目をやると、隣の空き地に早くもヒガンバナが咲いていた。そっか~もうヒガンバナが咲く季節か~