地元にある二つの小学校で高学年の希望者を集めて、私たち地区社会福祉協議会が、夏休み恒例の竹細工教室を、一つの小学校は7月25日に終え、今日はもう一つの小学校で実施した。両校合わせて約50人の児童が参加してくれた。迎える我々の方も参加する児童の方も、夏休みに入ったら竹細工教室が行われるのはいつしか風物詩のように定着しつつある。
小学校の古い講堂には冷房設備はない。大型扇風機が何台か据えてはあるが暑い。子どもたちは講堂の暑さに慣れているかもしれないが、指導者として参加する私たちは年々歳を取り暑さが身にこたえる。
それでも子どもたちの歓声や笑顔に触れるのは、小さいながらも地域活動を続けている者にとっては貴重な感触であり貴重な時間でもある。それにしても暑いねぇ。暑さに負けないようみんなが力を出し合う。
普段使ったことのない小刀で固い竹を削り、ガリガリトンボを作り上げてプロペラが回ったらこの笑顔。嬉しそうにニコッとこぼれる笑み。その裏には小さいながらも達成感が見え隠れ。
竹細工教室を続ける私たちの目標の一つに「達成感を味わってもらうこと」がある。指導者たちがあまりにも手を出し過ぎないよう、ケガだけはさせないよう、コツや隠されたポイントを一つでも覚えてもらえたら嬉しい。暑くてもやっぱり朝早くから顔を出せるのは後何回だろうか。