集中豪雨被害の復興もままならない被災地に、追い打ちをかけるような台風の連発襲来。
それ以上に大変だったのが「命にかかわる危険な暑さ」に悩まされ続けた上に、これでもか!というほどの雨不足、潤い不足。
あれこれ思うに、これまで経験したことのない過酷な8月であった。それらの全てをなんとかやり過ごし、よくぞ持ち応えたと言える8月でもあった。
そんな中でも、周防大島町で発生した2歳児行方不明事件は、それでなくても夏バテ気味の人々の心に、さらなるダメージを与えた。
あの暗く重たいニュースが急転直下「世を照らす明るいニュース」に変わったのもこの8月の出来事である。
見も知らぬ人が見も知らぬ場所からボランティアで捜索に単独参加した。その豊かなボランティア経験と体験から、行方不明から78時間もたって静かにうずくまる2歳男児を見事に探し当て、無事発見という快挙に沸いた。という顛末。
孫守りに追われるこのジジに、「さらなる注視を」「一瞬の油断が命取り」などの少なからぬ教訓を与えた。
体力や俊敏さは付いて行きようもない小3のやんちゃ坊主ではあっても、眼だけは離さない用心深さの大切さを教えられた。
数々の思い出や笑い話を積み重ねた8月、夏休み。とっても重たい、意義深い、孫とジジの生活であった。
大小台風の頻発、局地的な集中豪雨、連日の灼熱の太陽、極端な雨不足。こういった現象の元凶が全て地球温暖化とするならば、我々地球に住む人間一人ひとりが、生活実態を見直さなければ、解決の糸口すら見つからないのであろう。
今しばらく長生きはしたいと思うが、できるならもうちょっとしのぎやすい、生きやすい世の中であって欲しいと思うのだが。
今やそんなことも「贅沢」の一つになったいくのだろうか。