「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「新聞の役割」

2017年09月30日 | ニュース・世相

                                 

長月も今日でお終い。こよみの残り枚数も3枚となり、改めて時の流れの速さを実感している。
ここにきて政局は揺れに揺れる解散総選挙となり、静かな静かな里の秋~♬も、選挙カーの連呼に眠りを覚まされそうである。
プロ野球の方は、必死で応援したカープが、ものの見事に連覇を果たして喜ばせてくれている。

次なる戦いは、クライマックスシリーズ(CS)、そして日本シリーズと、今年の日本一を勝ち取る試合が待っている。
37年ぶりの連覇でセ・リーグの頂点に立った、そんな我らのカープであり、湧き上がる地元広島の歓喜は筆舌に尽くしがたいものがある。でも、そんな事実を報道する新聞の論調は、新聞社によって大きく異なる。温度差などという言葉があるが、そんな言葉では言い表せないほど大きな差があることに驚く。

もっとも、中国新聞は広島を地盤とするローカル紙だから、その報道の熱狂ぶりはまさしく「カープと共にある新聞」と言える。
一方全国紙は、一つの球団に偏ることなく、プロ野球ファンの期待に応える平均性を保っているか、と言えば決してそうではない。
購読中の毎日新聞を例にとると、プロ野球はソフトバンク一辺倒。中国新聞の熱狂的なカープ報道に負けず劣らず、ソフトバンクの選手の写真ほか詳細な記事が紙面を占める。他球団の様子は4・5行を割く程度である。

そんな毎日新聞が、あのソフトバンクでなければ夜も日も明けない毎日新聞が、意外や意外3日連載でカープの選手育成の裏側を取り上げたコラム記事を掲載した。思わず、エッなにこれと思いながら、新聞を切り抜いておいた。その見出しを並べたのがこの写真。
タイトル『黄金期再来』。サブタイトル「カープ連覇の裏側」であり、興味を引く見出し文字が並ぶ。

早い話が、ドラフトの逆指名制度やフリーエージェント制度で、思うように補強できない弱小球団が、荒削りの原石を発掘する眼力。それを磨き上げ一流の輝きを発する選手に育て上げる「育成の手腕」を高く評価したコラムであった。
高額な年俸を提示して、他球団の中心打者をかっさらうように集める球団との違いも見え隠れす。

その上に、カープという球団の中で、鍛えられ、耐えて這い上がって来た若い選手を後押しする、ファンの優しい眼差しと声援。
これごどの声援が膨らむのは、ただ強いからではまく、お金はかけなくても自前の努力と結束力で優勝できる力は育つ、という球団方針が全国的に評価されたものである。そんな風なコラムだったと思う。今一度いう、あの毎日新聞がね~、時に味なことをするもんだ。

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「秋のつむじ風」

2017年09月28日 | ニュース・世相

                               
                路傍の枯れ葉を回せるつむじ風

灼熱の太陽は遠ざかり、暑さ寒さも彼岸までと言われる秋のお彼岸も過ぎ、いよいよ実りの秋と静かにふけ行く秋の夜長を迎えるのだ、と喜んだのもつかの間。
衆議院解散、総選挙の秋というけたたましさを迎えようとしている。
何故今解散なの?解散の大義は?野党の皆さんはついて行けるの?東京都知事は政党の党首が掛け持ち出来るんかいな?
などなど、頭の中を色んな????が駆け回る今回の解散総選挙騒動。

自分の中では支持政党もはっきりしているし、イデオロギーも人並みに持っているつもりである。
と思っていながらも、今回の解散劇ばかりは少し解りにくい部分があるなー、与党も野党も、といった感じである。
よー分らん者が何をか言わんや、ではあるが、分からん者には分からん者なりのストレートな目や眼力はあるのかもしれない。

政権を担当し得る二大政党の実現が望ましい、とは耳にタコが出来るほど聞いているし、自身そう思うときもある。
特に野党の皆さんからその声が大であるように聞こえる。しかし、今の野党連合の皆さんに本当に政権運営の力があるのか?
残念ながらノーと言うより他ない。もしもそうなったらまたあの「失われた3年」と言われる混乱が生じるに違いないと思うから。

今回新たな政党が発足した。何をどう舵取りして日本の将来を切り拓くのか。これもまた、言葉は色々駆け巡るが内容が良く見えない。
その発足したばかりの政党の斬新さを頼りに、野党第一党と胸を張っていた民進党が合流するという。選挙戦も新たな党からの立候補とすると、党首は発表した。「名を捨てて実を取る」という。実を取るためには今までの党としての実績も、戦ったばかりの党首選挙もかなぐり捨てて、人気優先の輪に仲間入りしようと擦り寄っているように見えてならない。一番好ましくない態度である。

本当に名を捨て実を取るというのなら、今の自身の政党から離党する人を抑え、今一度求心力を持って民進党として戦うべきではないか。そんなこともしないで、というか出来ないで選挙前から及び腰でいて、敵前逃亡とはこのことを言うのではないか、などと思ってしまう。戦う前から名を捨てては、今まで応援して来た人たちはどうすりゃいいの、というここにも????である。

せっかく日本再生を目指して巻き起こそうとした「秋のつむじ風」が、渦のように巻いて吹き上がる強い風。旋風と言われる本来の意味を失って、路傍の枯れ葉を巻き上げる程度のちっちゃなつむじ風で終わるのか見極めたい。選挙結果を見極めて新たな行動を起こすという選択肢はなかったのか。ただし、数の力だけを頼りに、全く相いれない政党と連合するのは、世に言う「野合」であり、早晩権力闘争が始まって瓦解するに違いないのだろうが。

まだまだ言いたいことはいっぱいある。が、所詮素人の浅はかな考え。ここらで留め置き10月22日を待つとしよう。

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「秋の海」

2017年09月24日 | 季節の移ろい・出来事

                    

秋の三題噺ではないが、「秋の風」「秋の色」とくれば次は「秋の海」が登場するのが自然であろう、などと勝手に考える。
ただ、秋の海といえば、先ずはトワエモアのあの歌を思い出して、寂しさが募る思いがする。
  ♬ 今はもう秋 誰もいない海 知らん顔して 人は行き過ぎても ・・・ ♬ と続く歌詞。

ところが昨日・今日と、我が住む町の沖合1kmあたりに目をやると、20艘以上の釣り船が寄り集まり、海上の秋祭りでもやっているのかと思わせる賑わいを見せている。あそこにはトワエモアの歌など入り込む余地はないようだ。
まさにあの広い海のただ一角だけに、ひしめくように釣り船が群がっている眺めも、壮観ではある。

何はともあれカメラに収めてから、漁師の権利を持つ友人に訳を問うてみた。
「小イワシが湧いてきて、それを狙って集まる、タイ、ハマチ、スズキなどを釣りに集まっとるんよ」という回答であった。
なるほど、ガッテン!!太刀魚釣りにしては早すぎだよな~ と思っていたこの感もまんざら外れではなかった。

この頃ではどんな小さな漁船でも魚群探知機を備えている。その魚探を頼りに船を流していると、当然ながら一つの方向に集まってしまうという寸法。それにしても実に面白い光景である。「あんなに集まって結構釣れるんかねー」と先の友人に尋ねると、「そんなに釣れるもんじゃない」と笑っていた。そりゃそうだよねー。こんな鏡面のような穏やかな海で、苦労もせずに大漁になっては、ホンモノの漁師さんや魚屋さんはたまったもんじゃないよねー。

ついでながらここで、金子みすずの世界を思い出した。『大漁』である

    朝焼け小焼だ、 大漁だ
    大羽鰮(おおばいわし)の 大漁だ。

    浜は祭りの ようだけど、

    海のなかでは 何万の、
    鰮(いわし)のとむらい するだろう。

こうしてみると、やはり「秋の海」は賑わうというより、一人静かに遠くを眺めるのが似合っているようだ。

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「秋の花」

2017年09月22日 | 季節の移ろい・出来事

        
         待つ宵草の花のアップ        荒れ地に群生する荒れ地待つ宵草

「秋の風」ときたら次に来るのは「秋の花」というところか。
秋の花も、言わずもがな色々ある。百日紅(さるすべり)の気だるそうな朱色や、けたたましい白が季節に追われるように姿を消しつつある。それに代わって存在感を示すのが、あの曼殊沙華とも呼ばれるヒガンバナであろう。
この頃では珍しくなくなった純白の彼岸花が先に咲く。そして黄金色波打つ稲田の縁取りをするように、真っ赤に咲く彼岸花。

そして今ひとつ忘れたくないのが、宵待草と呼ばれる「待宵草」。あの小粒ながら可憐な真っ黄色の花である。
本名は飽くまでも「待宵草」なのに、大正期の詩人竹久夢二の詩「宵待草」に、多 忠亮(おおの ただすけ)が曲をつけて世に広まったものだから、実際の正誤とは別に「宵待草」という名前が一般的になってしまったようだ。
正式名は「彼岸花」なのに、「曼殊沙華」と親しまれるのと似ている。

そして今ひとつ。待宵草の親戚にツキミソウ(月見草)というのがある。太宰治が富嶽百景で書いた月見草は、実はマツヨイグサのことだと言われている。
この様に、実際の植物学上の呼び方とは別に、通称として使われている名前が、使いこなされていくうちに、本名を押しのけてまかり通ることもあるということ。

まあ難しい話は別として、我が家に隣接する空き地に、今年も「荒地待宵草」がはびこり、見事な黄色を見せてくれるという秋の花のお話し。実名よりもあだ名が世の中を渡り歩くとは、今の芸能界のような浮いた話に通じるようだ。

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「秋の風」

2017年09月20日 | 季節の移ろい・出来事

                    

     " 浜風に 一喜一憂  若き日々 ”     江夏 豊

今日の新聞で見つけたこの句は、往年のプロ野球ファンなら間違いなく記憶に残している、日本を代表する左腕投手「江夏豊」氏の作品である。エッ!あの江夏投手が俳句を愉しんでいたの?と耳を疑いたくなる話ではあるが、事実である。
俳人、坪内稔典さんが気ままに「季語刻々今昔」という俳句コラムに、自身のお気に入りや話題を呼んだ句を取り上げる、一種お気に入りのコーナーでもある。

木割大遊さんの句集「俺」によると、大阪のラジオ番組に出演した江夏氏が、放送中に作ったものだという。
木割さんが「季語がないよ」と指摘したら、「甲子園の浜風は秋よ!」と江夏氏は応じたという。
素朴な句だが、甲子園のマウンドで浜風を気にしている江夏氏の姿が目に浮かぶ」とは、坪内稔典評である。

あのコワモテの、人を食ったような傲慢にも見えた江夏投手でさえ、勝負のマウンドに上がると、上空を流れるその時の風、刻々と動く勝敗を分ける試合の流れという風に、細心の気配りをしながらボールを握っていたのであろう。
そんな奥行きの深さを感じながら眺めるプロ野球の面白さは、やはり勝った負けただけではない、味わいがある。

さて我が身の周りにちょっと目を向けてみても、色んな風が吹いている。
特に、長く付き合ってきた友の生き方にも間違いなく、その時その時の風が吹いているのに気づかされる。
羽振りが良くて大言壮語の割には渋ちんだった男が、ついに倒産。見る影もなくなっていたり、つつましくも一生懸命、自らの運命と闘って人生を謳歌して、静かに一足先に旅立つ者もいる。

さて我が身の風向きや如何に。所詮能天気に生まれ、能天気に生きて来たこの身には、風向きも風の強さもはっきりと意識しないまま、言うなれば「明日は明日の風が吹くさ……」てな調子で生きて来たのかな。
そしてこれからも大きく変わることもなく、大小色んな風を感じながら生きて行くのだろう。

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「ついにやった!カープ連覇!!」

2017年09月18日 | スポーツ・観戦


阪神9回裏2アウト。内野フライで万事休す。  ショート田中、バッチリキャッチ試合終了。

勝利の瞬間、ベンチを飛び出すカープ選手    マウンド上で喜び爆発


     喜びの緒方監督胴上げ。11回宙に舞う
            
             阪神選手の表情。これぞ明と暗

やきもきした広島カープの連覇がなった。
16日のヤクルト戦で地元優勝は逃したが、今日の適地甲子園で、3対2の辛勝ながら、ついに優勝を決めた。
これら一瞬一瞬を目に焼き付けて、優勝の余韻に浸ろう。今日のところはここまでにしておこう。

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「寂しい報せが」

2017年09月17日 | 幼馴染の動向

                                 
               思い出の1枚となったスナップ

こんな拙ブログでも、本人としては一応「写真ブログ」と位置付けている。
ブログアップするからには、多少なりとも本文に関連付けた写真を添えるよう心掛けている。その写真も巧拙は別として、責めて画像は鮮明に、見る人に解り易いように、と腐心しながら修正を掛けたりする。

ところが、今日アップする写真は、色を変え敢えて鮮明さを落とすことで、可能な限り個人の特定が出来ないように修正した。
そのわけはこれからである。
寂しい報せが届いた。同級生の訃報である。元気なころにはこのブログにも、欠かさずコメントを頂いた快き女性「takeko」さん。住んでいたのは、アメリカ南部に位置するフロリダ州。日本とは遠く離れたところに住んでいながら、近くにいる同級生の誰よりも近しく、お互いの生活環境までよく分かり合えた友人の一人であった。

高校卒業して米軍岩国基地で働くうちに、アメリカ軍属の素敵な男性と知り合い、結婚し彼の帰国に従ってアメリカに渡ったという経歴の持ち主。
他でもない25年前の50才で「人生の小休止」と銘打った中学校の同窓会を開いた。その同窓会に合わせてフロリダから一時帰国し、出席してくれた情熱家でもある。そんなご縁で、とーきどきのメール交換が始まった。そしてブログ開設して間もなく、一大ファンになって頂き、アップするたびに必ずと言っていいほど、コメントを頂いて来た、という次第。

そんな彼女と再会したのは昨年7月。「息子夫婦が日本旅行をするので一緒に行かないかと誘われたんよ」と言いながら「実は私がスポンサーよ」と満面の笑顔の彼女を囲み、岩国駅前で同級生数人でおしゃべりをした。これがまさしく最後の顔合わせとなった。その時の記念のスナップがこの1枚である。
彼女はその時にも「アルコール類は一切ダメ。食事も制限されている」ということで、食事会にもならず喫茶店でのコーヒーの乾杯だけで別れた。それから帰国して2カ月後、「体調が思わしくない」とのメールが入った。ほどなくコメントアップが途切れがちになった。メールの内容も彼女らしさが失われ、段々後ろ向きになっていた。すでに大病にむしばまれていたのだ。

他愛もない笑い話に激励を織り交ぜてメールを送り続けた。
だが無情にも一昨日、「Takeko died  Sep 7」のメールがご主人から届いた。文面はただこれだけ。

あの元気で朗らかで、「男に生まれりゃよかったね~」などと何度も笑い合った武子さんが、あっけなく天国に召された。
中学校の同級生というご縁がスタートではあったが、晩年はまさに「竹馬の友」として励まし合い、刺激し合ってきた。
それだけに、もう少し生きていてほしかった。言うも栓無きことながら、惜しい友を失った。寂しい秋半ばである。 合掌

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「お・あ・ず・け」

2017年09月16日 | スポーツ・観戦

 
 お天気には恵まれたが・・・   9回裏、1アウト1・3塁。丸 三振    9回裏、2アウト1・3塁。エルちゃん三振

26年ぶりの地元広島で、8年目を迎えるマツダスタジアムで、セリーグ連覇、歓喜の胴上げを夢見た、我ら広島カープファン。
優勝マジックナンバー1.要するにあと1勝すればその夢がかなうという今日のヤクルト戦。
大型台風18号の接近で試合ができるのか心配した。もしも今日明日のヤクルト戦を雨で逃すと、次は甲子園など地元を離れることになる。

同じ歓喜の胴上げならできれば地元で、と願うのが偽らざるファン心理というものである。
期待した。台風接近を恨んだ。朝から止みなしにそぼ降る雨。むやみやたらにてるてる坊主をぶら下げたかった。
そんなお陰もあってか、お天道様はカープの味方となってくれた。というか、カープの経営戦略に味方してくれた。この試合が流れることは、予定した収入の大幅減少につながる。その意味では大いにプラスであっただろう。

ところが、肝心な試合の方は、「奮戦むなしく夢は夢と散って行く」というサビシイ結果となった。
もちろん相手があることだから、こちらの思い通りにならないことは解っている。最下位ヤクルトとは言え、プロの集団である。
油断を見せたり、腋の甘さを見せたりすればやられてしまう。今日の負けはまさしくそんな負け方であったような気がしてならない。

確かに、1試合負けたからと言って優勝に大きく影響するものではない。しかし、今日は特別な日であり、特別な1試合なのである。
今日ばかりは『何が何でも絶対に勝つ』という姿勢が欲しかった。天が味方してくれて開催できた貴重な試合である。監督の采配に一瞬のスキが見えたのが最後に利いてしまった。9回裏の攻撃、ツーアウト1・3塁、一打同点、犠牲フライでいい場面での二者連続三振での試合終了が、この試合の途中経過の躓きを物語っている。

でもいいのだ、連覇の采配を貫いてきた緒方孝一監督のもと、地元ではなくても連覇胴上げは間違いないのだから。
敵地で派手に相手をやっつけて、敵地のグラウンドを七色の紙テープで埋め尽くすのも悪くはない。
最後の詰め。頼むよカープ。

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「平穏な実りの秋を」

2017年09月12日 | ニュース・世相

                                      

9月10日は二百二十日。9月1日の二百十日とともに、台風厄日と恐れられてきたが、我が住む町辺りは今年は何の騒動も無かった。
続いて9月11日と言えば、2001年、あの忌まわしいアメリカ同時多発テロ発生。あれから16年という歳月が流れた。
そして今ひ一つ忘れられないのが、2011年3月11日に発生した東日本大震災。あれから6年6ヶ月。
まさに9月という月は、鎮魂と、世界平和と、収穫を祈る穏やかな月になって欲しいと願うばかりである。

相変わらず、挑発と脅しの将軍サマの国が、アジアはおろか世界中を恐怖に陥れている。
なんとかならないのだろうか。もう一つの大国が共通の利害関係で執着している以上、資源も豊富に入手できるし、差し当たって困窮することも無いので、優しい人民を食い物にして勝手放題の軍事力強化で、我が体制を維持しようというのだから、厄介この上ない。

もしもそんな国家に、3.11のような大地震や大津波が押し寄せたらどうなるんだろう。
阿鼻叫喚の人民の姿をアップして世界中に放映し、助けを求めるのだろうか。そしたら、人道支援という名のもと、優しく手を差し伸べて物資を供給し、一般国民を救おうとするだろう。ところが、将軍サマのお膝元に救援物資が蓄積され、助けるべき人民の手許に届かないのではないだろうか。大きなお世話だが、そんなところまで勘繰りを入れてしまう。
そんなことを考える自分自身もイヤだが、そんな悪代官をほうふつとさせる国家が間近にあることは、もっとイヤな話ではある。

そんな現実を少し脇に置いといて、静かに波打つ黄金色の田んぼを眺めていたい。
このまますんなり収穫せてくれる、穏やかな実りの秋であることを心から願っている。
今ひとつの穏やかな秋の訪れ。それは、今日から地元に帰ったカープの戦いが、ほぼ計算通りに進んでくれることである。

あと5勝。9月に入って負けなしの9連勝の勢いで、さらなる楽しい秋を満喫させて欲しいものだ。

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「秒読み!!」

2017年09月08日 | スポーツ・観戦

     
    試合終了。完封を歓ぶ、先発薮田投手      7連勝の試合終了を喜ぶ赤ヘルファン  

    
    5回表、菊池選手、先制ホームラン       マジックNo7を喜ぶファン

8月末、横浜球場で、まさかまさかの3試合連続逆転サヨナラ負け。
眉間のしわが濃くなり、「思い上がっていたらやられるよ、誠也君が泣くよ……」などと勝手に思っていた。
野球の神様は、同じような思いをカープ選手に試練として与えた。投手陣に奮起を促した。野手陣に「つながりの大切さ」を思い出させた。

カープの首脳陣、選手全員が、神さまの忠告を「確かな忠告」として受け止めた。その素直さを神様は見逃さない。
横浜の借りを、地元広島で、それも気の毒に直接の敵、阪神相手に見事にぶつけた。借りを返して余りある働きで、一気に3連勝。
その後も4連勝で、マジックNoを7まで減らした。ここにきて改めてカープの底力、選手層の厚さ、紛れもない強さを見せてくれている。

                
                ヒーローインタビューで笑みがこぼれる薮田投手

この強さはまさしく本物。どの評論家も文句のつけようのない強さである。
昨年の25年ぶり優勝は9月10日であった。今年はそれより若干の遅れはあるものの、もう間違いないところまできた。

いよいよ「秒読み」の段階に来た。 ナヌ?秒読みとな? いまどきちょっと遅れていないか??
同じ言うなら「カウントダウン」と言うべきだな~、と自らを反省。
カウントダウンの始まり始まり~~。そしてカウントの終わる日はいつか? 秋初めの楽しみである。まるで八十八回の手間ひまかけた、黄金色に波打つ稲の刈り取りの日程を算段するお百姓さんの、充実した心境に似ているのだろうか。

カープは残り試合14。7勝7敗の五分五分でも優勝。
阪神は残り18試合、全部勝ってもカープを追い越すことは出来ない。やはり大きな声で、カウントダウンの始まりである。
                                                

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