「歴史と文化の町岩国 幸せめぐりガイド」という観光パンフレットが郵送されてきた。
55年前に卒業した高校の、「地域文化部」の顧問や部長の連名で発信されている。
わが母校にも、こういった地域密着型の新たなクラブ活動があって、若い感覚で自分の住む町を検証していこうとする動きがあることに、少なからず感動をおぼえる。
なにかしら胸ときめく思いで封を開ける。
実は今、我々岩国検定実行委員会としては、第3回目の岩国検定試験実施に向けて、具体的な行動を起こした時である。
そのタイミングと見事に重なる後輩諸君の活動。お互いにリンクするものがあれば双方の活動にプラスに働くに違いない・・・と。
岩国を代表する、観光スポット・歴史物語・代表的人物・文化の香りなどなど。Aー4版8ページにビッシリ詰められた、中味のある観光ガイドと見た。
今回が創刊号というから、これからまだまだ広がって行き、山間地域や特産品など、岩国の持っている豊富な観光資源や、歴史・文化などがこの観光ガイドに登場してくるのであろう。
第一印象は、「さすが若者感覚の観光ガイドだな・・・」
写真もふんだんに使われ、カラフルできめが細かい。興味をそそる解説的な文章表現もいい。
「岩国の文化財マップ」「幸せ・岩国ぶらりプラン」など、錦帯橋を中心にゆっくり散策するスポットが具体的なのもいい。
その一方で、カラフルすぎて小さい文字が読みにくいという難点がある。
年寄りがとやかく言うより、先ずは何か応援できることはないかを考えてみるのがよかろう。
そして、今の彼らの頭の中に、どの程度岩国の知識が蓄えられているのか、そんな素朴なチェックをしてみるのもよかろう。
その上で、多少の予備知識を持って、あちこちに足跡をつけながら新たな発見、新たな見方を模索していく・・・。これが理想かな。
そうなると、今年11月に予定している我々の岩国検定試験に是非誘ってみたくなる。
やはり、ついついコマーシャルが入ってしまうのをお許しあれ。
三度目の正直と言われるように、3回目を迎える岩国検定試験。受験者が何人いてくれるのか、いささか不安に思っている、というのが偽らざる心境である。そうはいっても、このような検定試験は篤志家やマニア、向学心に燃える方、などおおよそのタイプは決まっている。受験者の多寡が気にはなるが、我々としては最高の問題を考え、受験者の参考になる検定試験を心掛けることが「お・も・て・な・し」につながるのであろう。