「いくぞ4連覇!『逆襲のカープ』」。こんな大見出しを飾ったときもあったのに。
終わってみれば、4連覇など夢のまた夢。Aクラスさえ確保出来ず、CSも届かない結末を迎えた我らが愛する広島カープ。
負けても負けても「また明日、全力で戦うだけ」と判で押したような監督の談話を少しだけ信じて待った。
全力で・・・・・・と言う割には監督の眼力による、選手個々の力量やメンタリティを把握仕切った采配の妙で勝った試合がどれだけあったろうか。
投げる人がちゃんと投げ、打つべき人がちゃんと打てば、勝てるのは当たり前。監督の采配の妙など要らない。
結果的に見れば、丸選手が抜けた広島カープがAクラス陥落の4位。丸選手を買った巨人が優勝。
ということはカープも巨人も、丸選手一人の力量が大きく勝敗を分けたことになるのではないのかな?。
つまり「カネが物を言うプロ野球界」というおぞましい現象がまかり通るのを、貧乏球団は指をくわえて見ることにならないか心配である。
特にFAで去就が注目される実力者を持つカープは、来シーズンはいったいどうなるのだろう。
またまたカネに物言わせるチームが買い集めて、2連覇・3連覇と喜ぶことになるのだろうか。
それにしても今年のカープは弱かったねー、などとは決して言わないが、相手をねじ伏せる強さには欠けていたねー。
投手も野手もひっくるめて、監督・コーチの人間性や指導力など信頼関係に齟齬を感じてきた1年でもある。
丸というたった一人の選手の去就でこれほど勝敗の行方が別れるとは考えにくい。プロ野球ってそんな単純なものじゃないよね~。
あれもこれも、それも、あのときも、すべて一体となって今シーズンの結果である。静かに受け止めるしかない。
そしてまた来年。「ファンの声援は大きな力になる」という選手の言葉を信じて声援を贈ろう。
そんな状態の中でも、首位打者に輝いた鈴木誠也選手の頑張りには文句なし拍手喝采である。今しばらく、カープの看板選手・NPBの誇りとして活躍してほしい。
アツさん(會澤翼捕手)祐輔よ(野村祐輔投手)あんたらもやはり巨人に行くのカネ(金)~。