世はまさに異常事態に陥っている。
新型コロナウイルス騒動は、あれよあれよという間に世界中に広がり、人々を恐怖のどん底に落とし入れている。
負けてなるか!と対抗しようにも、今ひとつ決め手に欠ける現状では、守勢に回らざるを得ない。
そんな中で、一挙に大量感染を防止する観点から、色んな方策がとられている。
多くの人が一カ所に集中するような大きなイベントの中止要請。それに呼応して、サッカーJリーグは全試合の延期を決めた。
プロ野球オープン戦も無観客で試合を行う。JRA公営競馬も観客なし。前代未聞の出来事が続いている。
そしてこのたび、大きな影響を及ぼすのが教育界である。
晴れの卒業式を目前にして、突然の臨時休校を余儀なくされた。これも集中的に人が集まる集団感染リスクを抑える、という大義名分の前には逆らえない感染症対策の一環ではある。ただし、卒業式の中止までには至らず、規模の縮小。たとえば会場集結の人数を可能な限り縮小する。
完全マスク着用義務づけ。会場入り口に消毒液を設置する。など、いくつかの方法は考えられている。
そういった工夫や個人個人の努力で、感染リスクを抑えて、なんとか卒業式を実行させてあげたいと思う。
かく言う小生は、母校の高校で卒業生に対する「同窓会入会式」の挨拶を仰せつかっていた。
182名の卒業生が参加する体育館。同窓会入会式の実施か中止かギリギリまで検討された結果、実施となり出向いて行った。
4~5分間の持ち時間の中で、卒業のお祝いと、同窓会入会歓迎の言葉を。そして何より、目下の情勢に対処する若者としての心構えを一くさり。
このような緊急事態こそ、自分の身体は自分が守る方策を模索する絶好のチャンス。あらゆる対策を実行して元気に生きること。それが、人生の鉄則の一つである。と強調しておいたが、効果のほどや如何に。