台風一過。きれいな夕焼けと天に上る見事な虹が
昨日から降り続いた長雨は、時折音を立てる強い雨足で、河川の氾濫や再びの土砂災害などが気になった。
それよりもっと心配だった台風24号の風は、意外にこの地方には大きな影響もなく去ってくれて助かった。
ただそれは、この地方に住む者だけの言うことで、沖縄や九州、四国徳島県などには甚大な被害をもたらしている様子は痛ましい。
夜に入ってから和歌山県に上陸した。台風21号と同じコースをたどるように、関西方面を直撃しそうな勢い。ようやく復旧なった関西の世界の玄関「関空」に再び大きなダメージを与えなければいいのだが。
さらには日本列島縦断という最悪の事態も予想される。ただただ被害が少しでも少なくなるように、いっときも早く熱帯低気圧に変わって海上で消滅してくれるように、ひたすら願うばかりである。
二百十日、防災の日の長月ついたちは、大きな自然災害が日本列島を襲ってこないことを祈る気持ちでスタートした。
残念ながら、たったこの1か月間にも、雨・風・地震など後を絶たなかった。そしていよいよ神無月を迎える前日、長月つごもりに台風24号襲来。9月の終わりと共に自然災害も今年はもうお終い!にして欲しいものだ。
そして改めて、「自分の体は自分が守る」ことの大切さが身に沁みる秋半ばである。
瀬戸内海に面した穏やかな気候の当地方では、午後6時前には雨も上がり、きれいと言うと叱られそうであるが、見事な夕焼け空が広がった。海面からは、これまたスッキリきれいな虹が天に向かって伸びていた。
台風の進路に当たって、命の危険と隣り合わせで闘っている人たちのことを思うと、このような光景をアップすることにいささかの抵抗も覚えたが、襲い来る台風や自然災害は避けることは出来ない。しかし、身構えて対処する方法は幾つか考えられる。その上で、台風一過、やがて青空が広がるのを信じて待つのも、人間の強さであり、したたかさである。自然災害に屈することなく、したたかに生きたいと思う。