日本全国高校球児のあこがれ「春の選抜高校野球」が甲子園球場で始まった。
夜の東京ドームでは、6年ぶりという日本でのメジャーリーグ開幕戦。大谷翔平に代表されるドジャース対鈴木誠也・今永投手を擁するカブスの公式戦が行われている。
高校野球ファンにとってもプロ野球ファンにとっても、たまらない季節到来。人呼んで『球春到来』。
メジャーリーグでは特にひいきにしているチームはないが、全体的に日本人選手の活躍を心から応援している。そんな中でもやはり大谷選手、鈴木誠也選手らにはどうしなくても目がいってしまう。
そして今、開幕に備えてオープン戦を戦っている広島カープが気になっているのは言うまでもない。一進一退イマイチ強さを発揮できていない現状に、ちょっと首を傾げたりしている。
甲子園の選抜大会も、一度見始めたら限りなく見てしまう魅力がある。そこには負けて涙、勝っても涙の青春がぎっしり詰まっていて、プロ野球とは違う野球の面白さがある。
そしてこの春から、我が家一族の中で誰も経験したことのない高校球児が誕生する。彼自身もそうだが、ジジの方がもっと熱くなって夢を追いかけることになる。
3歳から、片足上げてビニール製のカープバットを振りまわしていた、すぐ近くに住むあの孫君である。
決して強いとは言えない高校からのスカウトに応じて「オレが3年になる頃には市内のどの高校にも負けないチームを作る」と。その意気やよし。
中学校のチームメイトの一人は、県下でも強豪と言われるチームにスカウトされた。仲良しの二人がやがて県大会で顔を合わせることにでもなれば・・・たらればの話はよそう。夢のまた夢としてとっておくのがいい。
何がどうなるか分からない彼らの世界。元気を保ってできるだけ長く応援をするのがジジのノルマである。