バッティンググラブをはめて、さーいくぞ! カッキーン!、残念、ショートライナー!!
今年のプロ野球広島カープは、5月~6月のセ・パ交流戦以来ず~っと、完全Aクラスの首位争いで楽しませてくれた。
最後の最後に選手個々の疲れが見えて、最終目標の「日本一」は来季への持ち越しとなった。
ということで、すべてが終わったプロ野球に代わって、こちらは取るに足らない子どもソフトボールではあるが、そちらに熱くなっている。
プロ野球の世界はもっぱらストーブリーグ華やかだが、少年ソフトの世界も喧々諤々である。
というのもこの季節は、各チームの主力選手であった6年生がチームを離れる。
新人による新たな構想が始まる。監督やコーチが頭を痛める季節でもある。
サッカー人気に押されて野球人口の減った少年ソフトの世界には厳しい現実がある。
我が孫の悠雅君が所属するチームは、地元9チームによる年間リーグ戦で完全優勝する強いチームである。
コーチの息子で鍛え抜かれた剛腕投手がいる。彼はもちろん6年生で、他に4人も6年生がいる。
彼らが抜けたら残りは、1年生の悠雅君を含めてたった7人しかいないことになる。さあどうする。
取り敢えず、どこかの同じように編成に事欠くチームと合流ということになりそうだ。
それでもなんでも、今の監督のもとでソフトボールができることを一番望んでいるのは悠雅君である。
ジジとしてもなんとか続けてやらせたい、と思うが成り行きを見守るしかない。
塁に出れば盗塁を狙って
そんな背景の中10月30日、年間リーグ最終試合が行われた。
優勝の決まっている「青木チーム」は、余裕をもって「8番セカンド悠雅君」を先発出場させた。
第1打席フォアボール。塁に出るや盗塁を決め、後に続くヒットでホームベースへスライディング生還。
そして第2打席、狙いすましてカッキーン。ザンネン、ショートライナー。
第3打席も同じように、カッキーン。センターフライ。
ヒットの笑顔は11月3日の新人戦のお楽しみとなった。
さて今度の新人戦、朝6時半には迎えに行って、試合会場へ連れていくことになってはいるが、チーム編成できるのかどうか。