皐月は鯉の・・・と、ホンのいっとき調子の良かった5月が終わった。
例年より早い梅雨の入りで、ここんところ湿り勝ちの日が続く。
「開幕ダッシュに成功!!」などと見出しを飾った我が愛しの広島カープ。
今夜の1対0の完封負けで3試合連続1対0。しかも3連続完封負け。
他ならぬ、25日にマツダスタジアムに応援に行って以来5連敗。4つあった貯金を使い果たし借金生活。なんかしら味噌桶が応援に行ったのが悪かったような気分だ。
いずれにしても、勝ちには不思議な勝ちがある。負けに不思議な負けはない。負けるには必ず理由がある。と改めて悟る。
そう言えばあの日、後ろの席で大声で話す観客の声がとっても参考になった。
2回の表、先頭バッターにホームラン打たれた。「こいつはタマが遅いけー打たれるんよ」カープの先発をこき下ろす。すぐその裏、カープの4番ストレートの四球。続く5番、いきなりレフト線2塁打、ノーアウト2・3塁。同点はおろか逆転だと声援に力が入る。「こいつがダメなんよ、今年は全く練習しとらんのじゃ」。聞きたくもない解説通りピッチャーゴロ。続くバッターも似たようなことで結局0点。
その後、ずーっと最後までそんな調子だった。「こいつは、よーやっとるよのー」と話しかける隣のオッさんの肯定的な問いかけにも、全て否定形の話しかしない。
世の中には、何を言っても聞いても「でもね・・・」「そうは言うが・・・」と相手の話を必ず頭っから否定して話に加わる人をよ~く見かける。
「う~ん、そうじゃね~」と先ずは相手の話を受け入れることから入ると話は続く。そして盛り上がる。その上で自分の意見を展開すればいい。
否定形で入って得になることは一つもない。相手を怒らせるか、黙り込んで話が続かなくなってしまうだけだ。
今日で5月も終わった。広島カープのペナントレースは、もう少しの間楽しませて欲しいものだ。明日から始まる水無月に期待をかけよう。
梅雨のど真ん中で水は有り余りそうなのに、何故水無月?。オッと・・・否定形はやめて、肯定的に先ずは受け入れることから始めよう。