間もなく暮れようとする2014年、平成26年 午年、当たり年。
一口で言えば可もなし不可もなし。もう一つ言えば、可も有り不可も有り、というところか。
年頭に立てた目標はきわめて控えめを意識した。
干支6周りめの当たり年。ということは、古来稀なる長生きとされる「古稀」を過ごして2年目である。無理の利く身体ではないことを念頭に、ただひたすら自らの健康を願った。もちろん、家族や孫たちの息災にも祈りを込めた。
お蔭さまで、病院の待合室に入ったのは定期健康診断以外には、これといってなかった。
ただ胃癌検診の結果、ピロリ菌を抑えておいた方がいい、との診断を頂いてそれなりの予防治療を施した程度である。
中盤から忙しさに追われる羽目となる1年ではあったが、これとてある程度予想されたこと。想定外でもなければ、パニクッてどうしようもないというほどではなかった。ただ少し肩が凝る思いはあったような。
今一つ、地元に元気を与えたいという純粋な思いで取り組んだ、ご当地検定検定試験も3回目という目標をクリアーした満足感も残っている。
このように、静かに振り返ってみると、個人的には煩悩もストレスもあまり多くはない、穏やかな往く年ではある。
天変地異という点では、異常気象による各地の災害続出には心を痛めた。特に、8月20日の広島土砂災害は、同級生が4人も住んでいる町だけに、安否を気遣う電話さえ、掛けていいものかどうか悩んだ。結果オーライで、不幸中の幸いを共に喜んだ。
“ 煩悩は 頭打ちかな 百八つ ”
除夜の鐘の数は、人間の煩悩を打ち払うと言うが、百八つで頭打ちなのだろうか。そんな疑問もあるが、できるなら煩わしさに悩まされるような出来事は少ないのに越したことはない。
さて来る年はどんな模様を描かせてくれるのだろうか。なまじっか数値目標など立てず、気ままに中味の濃い成果が残せたらいいなと思う。
いずれにしても、固定化された行事予定は幾つか組まれている。確実に消化するためには、それなりの元気さが必要である。身体も動かすが、頭も錆びつかせないように心がけないと、周囲に迷惑をかけることになる。
今年も多くの方の助けられ支えられて来たことに心から感謝を申し上げます。どうぞ佳き年をお迎えください。
来る年もまた、よろしく寛大なお付き合いをお願い申し上げます。