「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「目の保養」

2022年07月30日 | 幼馴染の動向

    

芸術の秋には少し、いや随分早い気がしないでもないが、2022第66回岩国市民文化祭の一事業として写真展が開かれた。名づけて「近郊カメラマンたちの写祭」。
腕に覚えのある近郊の80人が、133点の力作を展示して迎えてくれる。作品に見入る一瞬は暑さも忘れている自分に驚いたりする。

同級生の仲良し君が主宰するこの写真展。早くからスケジュールを知らされていて「兎に角行ってみよう」と思わされるイベントである。
「動」の世界から一瞬の「静」を切り取る写真術。時間と根気とお金を掛けて、その一瞬のために集中する。
多少なりともカメラを扱う者として、色んな共感を覚えながら、133点の1点ずつ丁寧に見て回る。

一回重ねれば1回分の、10回重ねれば10回分の進歩というか、作品に少しずつ重みが載っかって来るのが面白い。プロにはプロの良さがある。これは当然なことかもしれないが、完全なプロではない人たちが、市の美術展などの入選を目指して、プロとは違う執念というか必死さで被写体と闘う様を感じるのは実に楽しいものである。

作品の深さに目を奪われる瞬間、作者の思いが著わされるタイトルに目が行く。この作品とタイトルがピタッと重なった作品に出会うと、思わず顔がほころぶ。面白い!!と拍手したくなる。他の鑑賞者に気付かれないようにクスリっと笑っている自分に気付く時ほど爽快な気分はない。暑さも寒さも一切を忘れて、作品の中に溶け込むような錯覚を覚える。こんな作品に滅多には出会えないが、出会えた時の喜びを素直に、主宰する同級生に報告する。

彼も嬉しそうに「ありがとう」。こちらもいい作品に出会えて「ありがとう」。いい一日であった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「4か月の成長」

2022年07月29日 | 家族・孫話

  
   夏休みの午前中、クラブ活動練習を終え、汗にまみれて途中下車の我が家で腹ごしらえ                          

背中にはランドセルを背負い、頭には黄色い交通安全野球帽。それがお似合いの、ちっちゃくてコロコロっとしていた愛しの孫「悠雅君」。
あれから4ヵ月、野球部のユニフォームが似合って来た紛れもない中学校野球部の1年生になっている。部活専用の大きなバッグを前かごに積み込んでの自転車通学。夏休みとは言え午前中は、この暑さをものともせず3時間半の練習。ここにきて3年生はもう部活は卒業で、1・2生が中心となってくる。
そうなると小学校時代に鍛えられたソフトボールの技術と向こう意気の強さ。顔を真っ赤にしてがむしゃらに取り組む姿勢に、ジジの勝手な期待は膨らむ。

長い人生の中のたったの4ヵ月。この短い期間でさえ色んな条件が重なれば大きな変化を見せるということか。身長も伸び、体重も増えた様子で、コロコロっといった感じが薄れ、何とはなしに落ち着きを見せている。
「暑かった~~」とヘルメットを脱ぐのももどかしくドドッと上がってくると、冷蔵庫をガバッと開けて冷たい麦茶をグイグイ。用意した昼食をペロリ。

旺盛な食欲は4ヶ月前とあまり変わらないが、美味しいよ!と言う褒め言葉と、お腹いっぱいよ!という感謝の言葉が妙に大人っぽくなって、作り手のババを喜ばせる。これは言葉だけでなく態度全体で示すのが可愛いところでもある。大好物の「煮玉子」が冷蔵庫で冷えていても、お腹が一杯なら「今日はいいよ」とちゃんと断る。

いよいよ本格的に中学校野球部を応援することになる。この暑さによる熱中症対策、コロナ感染予防など、色々気をつけなければならないことは多くあるが、孫君と一緒にジジのユメも追いかけたい。ユメを追うのに年齢など関係ない。
「バッターボックスに立ってみなきゃ始まらないじゃないですか」
「バットを振ってボールに当たったら何が起きるか分からないじゃないですか」。どこかで聞いたセリフだが、人生の妙を言い得ている。それにしても、今年の夏もアツイね~。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「畳の表替え!」

2022年07月26日 | つれづれ噺

   
   筑後26年、初めて8畳和室の畳の表替え。座板もめくれるところはめくって、床下の換気を4日間。少しは乾燥したろうか。

我が人生2軒目として建てた今の住居。建築からかれこれ26年が経過した。
風通しのよい作り方だったのか、乾燥地であったせいか、大きな狂いもなく建付けなど建築当時と大きな変化はない。
それでも、経年劣化は避けられないし、風雨にさらされる外壁などは一度塗り替えはしたものの、再びその時期が来た感がある。

そんな中にあって、唯一の和室8畳には、仏壇が置かれ床の間もあり使用頻度は結構あったが、畳の表替えという作業になかなか目が行かなかった。
というか、格別お金をかけてお客様をおもてなしすることもなくて、ま、いいかてな調子であまり考えなかった。しかしそれにもやがて限界はあって、段々恥ずかしさが気に掛かるようになり、筑後27年目に入ったところで畳の表替えに踏み切った。
  

畳屋さんに甘えて畳を5日間預かって頂いた。これは有難かった。風呂場に通じる座板を剥がして水漏れなどの床下点検。カビの元になる湿度の放出など、家の土台となる床下の健康診断をしっかりさせてもらった。そして今日朝一に新調なった畳が入った。やはりいいもんだね~。誰が云ったかしらないが「〇〇と畳は新しい方がいい」とは、まさに言い得て妙。見栄えも手触りも香しいイグサの匂いも、全てを言い当てている。と、若いころは思っていたが、いま己の年を考えると「いやいや古さもまたいい、新しさばかりが能じゃないよ」と思い返してはいるのだ。

取り敢えず畳については、この手で二度と張り替えることもない。畳が新しくなったら今度は襖の古さが目立つのよねー。改めて見積もりの依頼をしておいた。一つを善くすると周囲のお粗末が目につく。子どもを褒めるのと似ているな~。全体に目を向けて足りない部分を優しく補っていく。そうして同じように育て上げなければ片手落ちになりそうだ。

ところで今日は7月26日。語呂合わせで「夏の風呂の日」なのだそうな。
仏教では入浴を「七病を除き七福が得られる」と説かれており、体を洗うことを重要な「業」の一つとして来たという。
畳を入れ替え、いい香りに包まれてお風呂でひと汗流せば、当面の七病を除き七福を得たことになるのだろうか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「暑さを避けて・・・」

2022年07月24日 | 晴耕雨読

              

暑い暑いと言いながら、身体がこの暑さに少し慣れてきたのだろうか、わずかではあるが「ガマン」が効くようになってきたような。
いやいや、この異常な暑さに慣れるということはないだろうが、耐暑のやり方の要領が身についてきたというべきか。
どっちにしたって、ちょっと動けば汗は流れる。日当たりに出ればたちまち着ているものは濡れる。時も所も構わず水分補給をする。これが先ずもっての熱中症対策であり暑さ対策である。そして生き抜いて、夏を無事に超す妙薬であろう。

昨日のワクチン4回目接種は、今日になって身体への影響を初めて感じることになった。
接種部周辺の筋肉痛はこれまでも感じて来た。4回目は筋肉痛に加えて、微熱に悩まされ、何にもしたくない倦怠感と節々の痛さに襲われた。
午後からはなんともたまらず、風の通り道を選んで本気の午睡と洒落こんだ。これほどのことは珍しいと自分でも驚いている。

但し、申し上げておきますが、4回目の接種をしたからこんな感じになったとはいっても、これは飽くまでも小生の個人的な体調や、ワクチン接種後の対処の先ずさであるということ。皆さん誰もが4回目接種をしたらこのような結果を招く、などと言っているのではありませんよ。極めて個人的な現象であって、4回目接種後もなんともないよ、と言う人が周りにいっぱいおられることも申し添えなければ、片手落ちだよね~。

少し生意気だったという反省点はある。実は昨夕、接種から帰ってなんの変調も感じなかったので、裏の畑に出て草取りをした。ご存じの通りこの季節の草取りに要するエネルギーは半端ではない。流れる汗をものともせず「ついであそこまで」などと欲張った肉体労働が、お年頃と重なって体調不良を起こしたともいえる。今朝は今朝で、はびこり過ぎたアジサイを刈りこんでおこうと、剪定ばさみを握って汗をかいた。二本のアジサイに挟まれるように立つ小さなサザンカも少し刈り込んだ。刈り込んでスッキリしたサザンカの中ほどに、ちっちゃなアマガエルがひっそり暑さを避けていた。
いいね、可愛いね、と思いながら、小さなアマガエルに癒されたまではよかった。その後は微熱・倦怠感に悩まされっぱなし。

無理をしちゃいけんのよ。歳を考えなさいよ。ワクチン接種をなめたらいかんぜよ。反省点色々。アマガエルの静かな避暑体制を学ばせてもらった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ワクチン、4回目接種」

2022年07月23日 | 健康イチバン!

  コロナ・ワクチン、4回目接種

新型コロナウイルス感染対策の最重要課題といわれるワクチン接種。
その第1回目接種が2021年5月21日。ついで2回目が2021年6月11日。その間わずか20日間のインターバル。
すでに忘れかけていたが、ワクチン接種の当初は1回目と2回目の間隔は極めて短かったのだ。

そして3回目が2022年2月5日、つまり約8カ月間の様子見があった。それから5カ月経た今日、4回目のワクチン接種をした。
接種後の自覚症状は、やはり4回目の今回が過去比べて最もはっきり感じるものがある。発熱とかむかつきなどではないが、兎に角接種部の肩周辺の筋肉痛を感じている。
ワクチン接種に対しても、賛成・反対・意味があるのか・後遺症が心配、など色んなご意見を耳にする。
ま、考え方はそれぞれだからワクチン接種が強制されるのものではない。ワクチン接種したら、完璧にコロナに感染しないなどと言われているわけでもない。

最終的な判断は本人の感覚であり意思である。ただ、ワクチンを3回、4回と接種した人は世間的な恩恵を受けるシステムは生きているようだ。
私個人は、ワクチン賛成派であり、免疫を内蔵することでコロナ感染者にならなくて済むことを信じている。
だからといって、第7波と言われる現状で、不用意な行動など一切するつもりはないし、慎重を期すことになんら変わりない。

ま、要するに「健康第一」で、1日でも多く楽しく過ごせることを期待しているだけである。
周りには、無症状ながらコロナ陽性者がいることを意識しながら、ケンコーイチバンを実践できたらいい。半分は自分頼み・神頼みである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「どこまで行くの?」

2022年07月21日 | ニュース・世相

              
                 スペアタイヤに登って羽化したセミの抜け殻

実質的な梅雨明けを宣言する如き豪雨に見舞われた。その雨上がりとともに強烈な暑さがやってきた。
2・3日前までは、窓を開放しておけば涼しさを感じる風が吹き抜けていた。夜中などは二階の窓越しの風は、肌寒さを感じることもあるくらいだった。それが一変して、窓から入る風が生暖かくムンムン感のある温風・熱風になってしまった。

そんな気温の変化について行けなかったのか、セミの幼虫が、スペアとして積まれている中古タイヤにしがみついて羽化しているのが見つかった。このタイヤが置かれているのは広いコンクリートの上である。ということは、セミさんはどこから地上に顔を出したのか。どこをどう歩いてタイヤにしがみついたのか。不思議な現象である。言っておきますが、どこからか拾ってきたセミの抜け殻をタイヤにくっつけたなどというまやかしではありませぬ。見たままの、タイヤでセミが羽化。ホンモノである。

セミの方向アンテナが狂ったなどとは言いたくないが、このとてつもない暑さは、感覚が少し狂っても笑えないほどの事実ではある。
そこへもってきて、人間界を襲うコロナ感染拡大はどうなっているの。この先、感染拡大や陽性患者数の増加はどこまで行くのだろう。暑さの熱中症対策とコロナ対策、節水・節節を迫られながら涼をを求める。舵取りが難しい今年の夏ではある。

特にコロナ感染の数値は、日本地図を見ても過去最高を赤で塗りつぶすと、それこそホンの一部を除いて真っ赤っかに染まってしまう。患者数最低を長く保持してきたあの島根県でさえ、患者数上位に位置するこの異常。山口県も1日1000人を超えるのは過去なかったのに、今日は、最高更新もいいところ1400人を超えてしまった。年齢層に関係なく、いつ・どこで・誰から・どのようにもらってしまうか見当がたたない不気味さから逃れようがない。

それでも、自分の身体は自分が守るを念頭において、なんとか元気を続け続けたい。そしてちょっと気が早いが、秋の訪れが待ち遠しい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「スマイル・プレゼンター」

2022年07月20日 | ビッグニュース

          
               世界の羽生結弦選手   ネット拝借

「失敗したことがない人は新しいことに挑戦したことがない人だ」とは、アインシュタインの言葉だと今日の毎日新聞「余禄」の冒頭である。
けだし名言だと感心するばかり。大して新しいことに挑戦もしないのに、結果的に「失敗したね~」と思うことの多い人がここにいる。

フィギュアスケートで世界に君臨し続けた羽生結弦選手。金メダルはもちろん、前人未到の4回転半に挑む気力と精神力そして技術力。まさに彼にこそ贈られるアインシュタインの金言であろう。感動と勇気と元気を世界中のどれだけ多くの人に送り届けたことだろう。そんなスーパースターも27才となり、誰にも真似の出来ない偉業に挑戦し続けて、第一線の競技の舞台から退く日が来た。

いつか来る、きっと来る、その宿命のような時がいまやって来たのだろう。惜しいね~、まだまだ活躍できそうなのに・・・そんな声は世界中に流れていることだろう。ただ、競技の世界からは退いても、アイスショーを中心にプロのアスリートとして再出発する彼の決意に、多くのファンが拍手を送り、新たなステージに熱い視線をむけるのだと思う。

競技の世界に生きる人間にとって、頂点に立ったその瞬間だけが栄光であって、その瞬間以外は苦痛と疲労と自らを奮い立たせる辛い勇気との闘いであったろうと、素人ながらに思う。ただただご苦労さん、お疲れさま。これからは自分の選んだスケート人生の集大成として、先ずは自分が氷の感触を楽しむ。滑ることを楽しむ。その素敵な笑顔を応援してくれる人に贈る「スマイルプレゼンター」になってくれるといいな。

そして今ひとつ、羽生結弦二世の指導者としての姿にも期待したい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「海の日!」

2022年07月18日 | 地域活動

              
                      地元主催の少年ソフトボール大会

今日は海の日。全国各地で海にちなんだお祭りや海洋保護活動など、色んなイベントが催された。
海の日とは、「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」という意味があるとされている。
「海の生き物によって食べ物を確保できること」「海を渡って安全に物や食べ物を運ぶことができることに感謝しましょう」という意味が込められているという。

私たちの地域活動も毎年この日は、「海の日キャンペーン」として地域に面した瀬戸内海沿岸の漂着物除去、いわゆる海岸清掃に取り組んできた。
市内でも有数の長い白い砂浜に打ち寄せる大小の漂着物は半端ではない。近年の世界的な問題となっているプラスチック海洋汚染・磯焼けによる藻場の減少などの対策の一助になればと10数年続けて来た。

ここにきて、熱中症対策がクローズアップされていることと、暑さの厳しさを考慮して一昨年から海岸清掃の見直しをした。
小学生から高齢者まで幅広い年齢層が集う地元の大きなイベントである。長く続けるためには暑さを避けよう、「海の日キャンペーンを改めよう」と衆議一決。11月第1日曜日に変更した。涼しさのある秋は作業効率が高く、人数の割には実績が上がることも発見した。

そうしてこうして今年の海の日は、地元で青少年健全育成の一翼を担う❝ 灘リーグ少年ソフトボール大会 ❞が、近隣の20チームを集めて行われた。
ささやかな助成をしている我が地域活動にも、開会式へのご招待が寄せられる。子どもたちの必死な姿、それを精一杯応援する指導者や保護者の熱い姿勢を見たくて出かけた。あいにくの曇り空で途中降雨中断を挟みながらも、なんとか無事に終えるのを見届けた。

ちなみに、昨年までは孫君が張り切っていたこの少年ソフトボール大会。今年は中学生になって彼の姿はないが、やっぱり応援したくなる海の日のイベントである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「オニユリの花が」

2022年07月16日 | 季節の移ろい・出来事

                     

        百合の香に迎へられたる遊歩道     皆森あさの
        献花いま百合の季節や原爆碑      後藤比奈夫

最高の暑さを感じる夏の盛りに花開くオニユリが、今年もあのグロテスクな花弁を見せている。
真夏の太陽に向かって咲くオニユリに勇気をもらう気持ちも湧いてはくるのだが、何かしら気だるい夏バテにつながる負の気持ちが強くなる色でもある。

花言葉を探してみると「愉快」「陽気」「華麗」といった明るいイメージである。これは、大きく生長し、オレンジ色の花を咲かせることからつけられたのであろうか。
オニユリの草丈は1~2mと大型で、先端が尖った葉っぱの間から長い茎を伸ばし、先端に花を下向きに咲かせる。 花の姿が赤鬼を思わせることから、「鬼百合」と名付けられた。との注釈がつく。

ここに来てコロナ感染者の数値は、これまでにない新記録の多さで連日更新されている。
間違いなく第7波と言わざるを得ない。政府も今のところ確かな行動規制は取らないし、旅行客や人々の動き・流れ・活発な行動などは激しさを増すばかり。夏休みを控えて益々の感染拡大携行にあるのに、いつしかコロナの怖さより、遊びや外出などの憂さ晴らしと、お金を使うことで流促進促進させることが優先されているようで、おっそろしい世の中ではある。

健気に咲くオニユリを無理矢理散らせる大雨も困るが、もう少しは降ってくれないと夏を越せない水量が、水がめの底をついている。予報された線状降水帯は山口県には停滞しないままどこかへ。集中豪雨など要らない。でも渇きを潤す程度の適度な雨は、良薬なのにね~。
コロナはあっちへ行って、ほどよい雨はこっち来い。こんな勝手なお願い誰も聞いてはくれんじゃろうな~。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ダム湖巡り」

2022年07月14日 | ニュース・世相

今にも降り出しそうな鉛色の空模様が一日中続いた。
雨の心配などモノともせず、というか雨大歓迎を念じつつ、今日は山奥にどっしり構えるダム湖を訪ねてみた。この夏の水不足の程度は如何ばかりかこの目で確かめておきたくてハンドルを握った。
生い茂る木々が道路の左右からはみ出す山道は緑のトンネルを作る。その下を、少し窓を開ければエアコンも節約できるという、延々と伸びる鬱蒼とした緑の道を駆け抜ける。

               
   広島・山口の県境を流れる小瀬川の上流。市内では最大級の弥栄(やさか)ダム     
                   
             
 市内3番目のスケール、生見川(いくみがわ)ダム 錦川にそそぎ錦帯橋に至る 
            
       岩国市と周南市の大切な水がめ、県内有数の規模を誇る菅野ダム                      
    最後となった4つ目の中山川ダム(かつて、国体のカヌー会場となった)

どこまでも緑が続く。空気はこの上なく美味しい。行く先々で大きな大きな深呼吸をしながら、総延長140km、約5時間を費やして、4つのダムをしっかりこの目で確かめてきた。
いずれのダムも今日現在の貯水量は、満水時に比べると30%程度かそれ以下。壁面に目をやると、水面は満水時から5mくらい下になってしまっている。

まさに、暑さの熱中症対策、人の動きにによるコロナ感染対策。加えて電力不足による節電要請ときたら、まるで三重苦に押しつぶされそうな夏となる。実際にこの時期に大雨でも降らない限り、節水は目の前に迫っている。こんな県内を代表する規模のダムが軒並み渇水状態であるのは驚くばかりである。だからといって、あさがおに水をやらなくて枯らしてしまうか。成長著しいスイカやトマトの夏野菜に水やりを止めて枯らしてしまうか。そんなことも出来ない。どうすりゃいいのよお天道サマ。

兎に角雨を降らせて水がめに流し込んで欲しい。土砂災害や河川の氾濫など起こさないよう、時間を掛けてゆっくり少しずつ、いっぱい降らせておくれ。市民こぞって雨乞い祭りでも企画してみたくなる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

横幅を広げる

一行の文字数を増やしたい