「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「リハーサル」

2021年02月28日 | 地域活動

   

色んなことを勉強させてもらった今回の自治会事務所建設の一件。
紆余曲折はあったものの、なんとか一応の形を整えた。とは言ってもまだ電気配線工事が残っているしエアコンも設置していない段階なので、会員皆さんへのお披露目も出来てはいない。ただ、備品がおおむね整ったということで、今日初めて本格的な班長会を開いてみた。言うなれば使い勝手のチェックといったところか。

手がけた者としては「オー、上等じゃないか!」と言いたいところだが。
腹の底から聞こえてくるところの本音では「少し狭い」「窮屈感が否めない」といったマイナス面が頭をもたげる。どうせならもう少しお金を掛けて「もう一回り大きいのが良かったかな」などと思わぬことはないが、ここはイチバン「任せ米は食いにくい」という武道の精神?でガマンした、当初の設計段階を思いおこしている。                      

       

でもまあ、今まで全く何もなかったのだから、取り敢えず形にしただけでも半歩前進というところかも。
先ずは何年か使ってみて、必要だと思えばさらに大きなモノにしていけばいい。必要なければ・・・・・・なんてことはあり得ないと思うから、その時その立場の人たちで知恵を出し合って、使い勝手のいいものにしてくれりゃいい。

先鞭を付けるなんてことはもう少しかっこいいものかと思いきや、あれこれ考えさせられることが多すぎる。いっそ、誰が困ろうが悲鳴が聞こえようが、そっぽを向いて知らぬ顔して1年の会長職をやり過ごせていれば、こんな悩みもあるまいに、という嘆き節も出てきそう。
『それを言っちゃお終いよ』。寅さんの言葉を思い出す。そんなリハーサル会合を終えた。

 

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「寒の戻りか」

2021年02月26日 | 季節の移ろい・出来事

        
                    
     

深夜からの激しい雨は、明けてからも止む気配を見せない。それどころかなんと冷たい雨だこと。
寒の真っ最中でもこれほどではなかったような、と思うほどの厳しい冷え込み。これを寒の戻りとでも言うのだろうかと、ひとり合点し、ただただお風邪など召さぬように万全な寒さ対策を。

夕方近くになってようやく雨が上がり、一気に空が明るくなった。そうなると我が家の隣の空き地は小鳥の宝庫。ヒヨドリ・ジョウビタキ・メジロ・ツグミ・スズメ・ハトのつがいなど、いっぱいやってきて、縄張りを荒らしたり、小競り合いをしたりしてエサをついばむ。

今日の寒さは鳥さん達にもこたえたのであろう、羽根を膨らませて丸くなっているものある。
出窓の真下にあるアルミフェンスに、いつもやってくる仲良しハトのカップルが、寒そうに離れて留まっていた。「なにもそんなに離れなくても、もっと寄り添えば温め合えるじゃろう」とスマホを向けると、なんとまあ私の声が聞こえたかのように、チョンチョンと二つが寄り添って来た。

しかも、最初は向こう向きだったのに、わざわざこちらを向いて、まるでカメラ目線でピッタシ寄り添った。オッ!と思った瞬間、求愛行動が始まった。互いのくちばしとくちばしを絡めるように、楽しそうに遊んでいるではないか。少なくとも見ているこちらにはそう見えた。実に楽しそうな様子。
これほどの景色を目の前で見たからといって、今さら刺激を受けるお年頃でもないが、いがみ合ってケンカをする姿より遙かにいいものを見せてもらった。ということにしておこう。

本当に震え上がるような底冷えの夕まぐれ、寒さ故のこんな微笑ましい姿も見せてくれる。自然の営みとは、豊かで大らかで、何よりの癒やしを与えてくれるものではある。

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「日本人のお名前」

2021年02月25日 | つれづれ噺

            

木曜日夜8時、NHK総合テレビで「日本人のお名前」という番組を時々見る。
平安の昔から現代に伝わる名前の由来など、にわかには信じ難い話もあるが、いわゆるお名前ミステリーとして興味深い話題も数々ある。

そんな中で今日のこと、営業関係で訪ねて来た人の差し出した名刺を見て、咄嗟に「日本人のお名前」番組を思い出した。〇〇アドバイザー 飛渡 なにがしと書いてある。もちろん読み仮名が付けてあるから「とびわたり」と読めるが、エッ!とびわたりさんて本名ですか?と訊ねる始末。「ええ珍しがられるのですが本名です」と。「NHKのお名前番組に登場したこともあるんですよ」とも付け加えられた。

面白い、と言っては失礼だが珍しい名前の人とつながったものだ。「出身はどちらですか」「東北です」という答えだった。それ以上訊くのは、NHKのディレクターでもないのに失礼だと思ってちょっとだけ話題を変えて「全国で何人くらいおられのかねー」「650人くらいはいるみたいですよ」と。
初対面の相手に、名刺を見せただけで一遍に名前を覚えてもらえるってことは有利だよね~、と喉まで出たが口には出さなかった。

なんだかんだ言っても、瞬時に相手の頭の中に自分の名前が刻まれるということは、親密さが深まると言う点では有利なことに違いない。
そういえば、先日の地元中学3年生の面接練習では、出身中学校名と自分の名前は「ゆっくりすぎるかな?」と感じるくらい丁寧に、相手に伝わるようにハッキリ言ったほうがいいよ。と全員にアドバイスしたのを思い出した。

名は体を表す、というのとは少し違うが、兎に角初対面で相手に自分という存在をいち早くインプットさせるのは、営業の常套手段ではある。

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「雨乞い」

2021年02月24日 | ニュース・世相

           
            4日目に入っても燃えさかる山火事

賑やかな音と振動でスマホが震える。「また何のコマーシャルや?」と思いつつ一応開いてみる。
案の定、自社スマホのCMか、カード使用でポイントアップといった類いの、直接も間接も全く用のないメールが続々飛び込んでくる。
たまーに「気象情報」や「火災注意報」などが入って来る。だから全部が全部不要とはならず、メールが入れば開いてみようかという気持ちにさせられる。

「△△時 下関象台発表」という発信で「低温注意報」「乾燥注意報」「強風注意報」時には「〇〇警報」も入って来る。特にこの寒い時期は湿度が下がるため「空気が乾燥しています。火災に十分注意を」という具体的なメールもちょいちょい入る。

そんな中で、栃木県足利の山林火災はまさにその乾燥期の産物とでも云うのか、一旦発生した火勢がなかなか衰えない。発生から4日目を迎えたというのに未だ真っ赤な炎を上げている。近隣の人たちの恐怖は如何ばかりか。本当にお気の毒である。こんな時ならこそ豪雨の襲来も許されるのに。

振り返ると、津波や地震などの大々的自然災害に加えて、豪雨による土砂災害や河川氾濫の水害まで、多種多様の災害をこの目で見てきた。まさに災害と背中合わせに生きているともいえる。
もう一つ怖い災害はこの火災であると思っている。都会の密集地帯にとどまらず、我々が住んでいる団地も、家と家の間隔は決して広くない。一軒から出火しても風の強さによっては瞬く間に数軒に及ぶのではないか心配する。

これからの災害対策の一つに「火災」を取り込む必要性を大いに訴えたいと思っている。昔から云う通り「地震・雷・火事・オヤジ」なのだ。但し「オヤジ」だけは別格だが。兎に角火事は怖い。一瞬にして物も夢も思い出までも灰にしてしまう。そんな怖い火事ではあるが、我々のこの手でこの目で防げる災害でもある。避けようのない自然災害とは少し違う火災という災害。
対岸の火事などと安心することなかれ。火の始末、少し気を付けて長ーく気を付けて!!

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「陽気に惑わされそう!」

2021年02月22日 | 季節の移ろい・出来事

    

「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるお彼岸まで後1ヶ月もあるというのに、なんじゃこの陽気は。
まるで桜が咲いてもおかしくない暖かさ。16時現在のこの部屋の温度計は25度を差してござる。
調子が狂うんだよね~こういう温度差は。ナヌ?等圧線の間隔が広くなっているのでまたぞろ寒波がやってくるとな。

脱いだり着たり目まぐるしいほどの小まめさで、体調管理に精出さないと間に合いそうもないね~。
雨も降らない、風もさほどではないここ数日。満開の梅の花が花散らしの雨にも遭わず、幾日も楽しませてくれるのは有り難い。そんな満開の梅の木の根元では「次はおいらの出番!」とばかりにイトスイセンの針のような葉っぱが、天に向かって伸びている。
オッと違った。あの針のような緑は葉っぱではない。あの針の先っちょがやがて膨らんでつぼみを付け、香ばしい真っ黄色な花を咲かせるのである。ということはあれは花芽なのだ。

さて世の中は、ワクチンが遅いの早いの、調達がうまいのヘタのと大騒ぎ。オリンピック委員会の会長が替われば、やれ密室だの、個人の好みだのとあげつらう。何をやっても寛容さに欠けている。野党の皆さんの質問の仕方にも大いに問題あり。まるでガキ大将が弱い者いじめをする典型のように居丈高に「どうなんですか?答えなさいよ」と罵るような言い方をする。あれだけで国会中継など見る気もしないし、子ども達に見せるべき大人の社会ではない。と断じたくなる。

何を判断するにも、すべて新聞記者の感覚や、テレビ放送の取材記者の、視聴率アップを図る見え見えのセンセーショナルな表現に惑わされそうになる。それでなくてもコロナに怯えて肩身の狭い窮屈な日々なのだから、もう少し鷹揚にゆったりした話し合いで解決の糸口を見つけられないものだろうか。

季節は早春なのだから、もう少しは夢や希望が語られる世の中にならないものかね~。
なんかしら気持ちが休まらないし、落ち着かないね~。

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「乗り掛かった舟その2」

2021年02月20日 | 地域活動

早く何とか型を付けたいと思いつつも、段取りにしっかり時間をかけなければならないこともある。
同じやるのなら少しでも自分の思いを形にしたい、などとやってると意外に時間がかかったり、慎重すぎるんじゃない?と勘繰られたり。
でも最後はやはり自分で納得いくようにしかできない。要領が悪いと言われるかもしれないが。

そんな作業を今日、思い通りにほぼ完ぺきにやってのけた。と思いたいのだが果たしてどうなんだろう。
どうにか実現させた自治会事務所設置のユニットハウス。見栄えはとてもかっこいいのだが、なんかしら重厚さに欠ける。どこか大店のボンボン的感覚がつきまとう。
なんかしらフワ~っと風に浮かされそうな不安を覚える。風対策補強工事をしないうちは枕も高くできないでいた。

   
 午前8時30分、資材・道具一式を現場へ運び、さーこれから作業開始。         先ずは深さ60㎝の穴を掘る

力強い助っ人二人を調達して、先日準備しておいた半角ブロックに固定したアングルをガチガチに固定する作業を完了した。
60㎝の穴を掘り、大小の石で周囲を固め、練り上げたコンクリートを流し込んでしっかり固める。出来た!!
ふと気が付くと、作業前や材料・道具の写真をしっかり撮って、肝心な汗を流す写真を撮るのをすっかり忘れた。ネジリ鉢巻きで穴を掘ってる姿を見せたかったのに、なんちゃって。

   
土台の4隅をガチガチに埋め込んだアングルにターンバックルで固定。先ずは風によって本体が浮き上がるのを防止する。次に天井は、ユニットハウス吊り上げ用輪っかと地上をロープで繋いで、風による転倒を防止する屈強アングルの埋め込み。

もしこれで風に飛ばされたら、アタシたちの責任じゃなく大風のせいに出来るほどの屈強なアングル埋め込み作業をトータル8ヵ所でおこなった。
そんな大切な作業をなんで我々素人がやるのか。そこが問題である。
このような補強工事をプロに頼むとすぐに10万円単位の出費となる。自治会の会計にそれほどの負担はかけられない。しかもプロより素人の慎重さの方が安全性が高いこともある。などという勝手な理屈をつけて、ついにやってのけた自己満足の補強工事。兎に角丈夫なこと請け合い。

今夜から少し枕を高く、と思っているのだが果たして……。

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「再びの」

2021年02月18日 | 季節の移ろい・出来事

      
                   日本海側を中心に、大雪・大風の予報が出されたのだが

昨夕から何度も何度も、大雪・大風に警戒してくださいとの警報が発せられた。
防災無線のスピーカーからも「警戒してください」のアナウンスが流された。警報の通り確かに吹いた。時折家を揺るがせるほどの大風が。
そしたら今日一日は、指先を凍らせるような冷たい風と、ヒ~ラヒ~ラ舞う小雪がほぼ一日中続いた。外に出るのさえ憚られる猛烈な寒さだった。

それでも朝起きがけのベランダには、今年二度目のウッスラ雪化粧が、申し訳程度の雪の痕跡を残していた。
雪の白さや薄化粧を喜ぶ間もなく、少し顔を出したお日様の前にはひとたまりもなく、ベランダ手すりの雪は消されていく。

そんな風と雪の寒さにもひるまず、隣接の荒れ地にバラまいておいた梅の種が、数年の時を経てあっちこちで芽を吹き、梅の木の姿を形作っている。
もちろん、真っ白い花を咲かせている木も数本ある。

     青空に触れし枝より梅開く     片山 由美子

     梅白しまことに白く新しく     星野 立子 

東北・北陸地方の一日も早い雪どけが待たれる。
もっと待たれるのは、ワクチン接種によるコロナ感染拡大の防止である。
梅は咲いたか桜はまだかいな。待ちわびることがいっぱいある。大手を振って友との会食に、肩いからせてカラオケマイクを握ってみたい。 

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「乗り掛かった舟」

2021年02月16日 | 地域活動

  

これっていったい何??
半角ブロックにアングルを差し込んで、コンクリートでガチガチに固めて。
約60㎝の穴を掘って埋め込み、グリ石やバラスを詰めて、練り込んだコンクリートを流し込んで地中で固める。土を被せたら重機で引っこ抜くほどの強度を持たせて、ハイ一丁上がり。

流し込んだコンクリートが乾いたころに、アングルの先っちょにある輪っかと、ユニットハウスの土台鋼鉄の穴をターンバックルで固定する。
既製品を買って、ブロックの上に載せただけの心もとない自治会事務所設置工事。風で横倒しにでもなったら生涯の笑い者になるかも。

そうならないための布石。これぞ布石だ。ガチガチに固めて、兎に角台風でも飛ばされないように、土台4箇所を固定。屋根からの4箇所をロープを引っ張られるように、アングルを埋め込む。まさしく土建業の真似事である。これは若いときの小遣い稼ぎに、職人さんに誘われるまま、腰が壊れそうになるのをガマンして身体で覚えた基礎作りの技である。あまり自慢できる話でもないけどねー。

4半世紀もの長き間、なんにもなかった団地自治会に、自治会のお金を使って、公的な寄り合い場所設置の提案をした。無謀かな、と思いきや90%超の大賛成を頂いてのユニットハウス設置。言ってみれば乗りかかった船で後には引けぬ。しばらくの間は倒れてもらっちゃ困るのだ。やるしかない。汗をかくことには慣れてるのだ。などと粋がるお歳はとっくに過ぎているが、辛うじてスコップも使える、掛け矢も使える。この手でやってこその値打ちだと思うのか、それとももう少しお金を出してもらってプロに任せるべきか。貧乏育ちの性は、自分でやる方を選んでしまうのだ。

「お腹召しませ」などと云われないように、確かな仕事を。と思ってはいるのだが。

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「春を招いて」

2021年02月15日 | 季節の移ろい・出来事

               

思いがけない強風に見舞われた。オッ!「春一番」? まだそこまではいっていないようだが、この季節の雨上がりの突風。なんと呼ぶのだろう。
人間は寒さとコロナにウンザリで、外に出るのさえ億劫になるが、そこへいくと寒アヤメは連日艶やかな薄紫を咲かせている。玄関わきの梅の木もまさに今を見ごろの満開を迎えた。出るのも入るのも、優しく微笑みかけてくれるようだ。
満開を迎えた梅の花は、一足早く春を招き入れた感じもする。

でも考えてみれば、満開を迎えた花は今が絶頂期であって、この後は少しずつ花びらを散らして行くばかり、という寂しさもあるにはある。しかし散りゆくその花は今度は実を結んで、さらに実益を伴う楽しみを与えてくれることを思えば、これぞまさに「花も実もある生涯」ということになるのだろう。

今日2月15日は、徒然草の兼好忌であることを知った。
兼好法師はその徒然草の中で『四十歳に達しないうちに死ぬのがいい』と書きながら、実際には69歳まで生きながらえたという。まあ人の一生なんてそう簡単に決められるものでもなさそうだ。同じく2月15日は『願わくは花の下にて春死なんその如月の望月のころ』と詠んで、ピタリ二月十五日に往生してみせた西行忌でもあるそうだ。

西行法師という高名は知っている程度で、それ以上といえば、平安の末期から鎌倉時代初期にかけての、武士であり僧侶でもあり、歌人でもあったということくらい。なんとまあ、春を招く満開の梅から柄にもない方向へ話が飛んでしまった。

 
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「100歳は折り返し点」

2021年02月13日 | 趣味・・エッセイ

                                         

いくつかある趣味の中で、自分でも驚くほど長く続いているな~と思えるのが、ブログをはじめとして「ちょっと気になったこと」「興味をくすぐられたこと」「ふと思い出した話」などを短く書き留める短文エッセイの世界である。字数にして1行14字✖18行、つまり252字以内。「あの部分を少し足そう」とすると間違いなく字数制限オーバー。削るのにひと苦労する、厳しいが楽しい世界でもある。

独りよがりで「まあまあの出来栄えか」と思えたら「毎日新聞はがき随筆」山口県版に投稿する。選者の目に留まれば掲載される。
「我ながら上出来!」と思っても、選者との感覚に相違があればグッとこらえて泪を飲むこともしばしば(笑)

この世界も裾野が広く、まさに40歳代の若手から80・90のベテラン組まで、年間2000を越える投稿があるようだ。
『大賞の〇〇さん』という大見出しに次いで「100歳向かえて創作意欲旺盛」の中見出しが紙面に躍る。
昨年1年間の大賞・準大賞ほかの発表が今日の新聞に掲載された。なんと驚くなかれ、並み居る書き手を押しのけて年間大賞に輝いたのは、執筆時99歳。発表時の今日は100歳と3ヶ月という、まさしく人世の大ベテラン女性である。

受賞の喜びのコメントが「100歳はなお折り返し点、来年は99,その次は98,97かもしれないね」満面の笑顔でおっしゃる。目下老人ホームの生活ではあるが、自転車をこぐリハビリなどに精を出し、はがき随筆創作意欲はますます健在のようである。
この方からみれば、まだまだ79歳は若手だ。準大賞は頂いたが、100歳までにはいつか大賞を。またひとつ励みができた。

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