晩秋の陽に黄色と赤のグラデーション 目を射るような鮮やかな黄色
早10月もつごもりを迎えた。庭の片隅にひっそりとうずくまる感じのツワブキが、我が世の春を謳うかのように、目を射るような鮮やかな黄色が笑いかけてくる。すっかり色付いた南天の赤い実が、黄色を見下ろして見事な晩秋、神無月つごもりを演じている。お見事!!
凌ぎを削ったプロ野球日本シリーズも、予想通りなのか予想をに反したのか、兎に角「オリックスバッファローズ、26年振りの日本1」で決着をみた。
野球界はすでに来シーズンに向かう準備に余念がない。ドラフトやトレードなど、新入団を喜び会う歓喜の裏では、解雇通告や新たなオファーを待ちながら、再挑戦のトライアウトに挑むという選手の明暗が浮き彫りになっている。これほど明と暗が激しく交錯するのがこの季節の特徴でもある。
そして今日の話題として今ひとつ。
10月31日のハロウィンというお祭りが、アメリカやヨーロッパから世界中に広まった。元々、11月1日にキリスト教諸聖人に祈りを捧げる日として始まったのが、時の流れや人々の価値観などで段々様変わりして、現在の仮装舞踏会であったり、若者が集まって大騒ぎをする日みたいになったようだ。
つまり、キリスト教信者の聖なるお祭りのはずが、信教を越えて大々的な世界中のお祭りに発展したということなのだろう。
楽しく遊ぶお祭り大いに結構。日本各地でも大々的に行われる秋まつりの賑わい大いにやるべし、と思っている。
それが、昨夜の韓国の大惨事のように異常な大発展をしてしまうと、せっかくの宗教行事のはずがとんでもない不幸と深い悲しみをもたらす。子にも孫にも絶対に参加してはならないと厳しく言いたくなる結果を招いたことは、何とも言いようのない悲嘆にくれるばかり。そも腹立たしさを伴って。
起きてしまったことは仕方ないでは済まされない、二度と起こしてはならない人的災害である。大事な大事な世界の若者を、本来は神事であるはずの祭りで失う損失は計り知れない。ロシアの独裁者も特別徴兵などと、若者を戦場に駆り立てて若い尊い命を無駄にする愚かしさに一時も早く気付くべきである。侵略する相手が抵抗するのだから仕方がない・・・などと自分勝手なことばかり言っていると、若者がこの世から減ってしまう。みんなで考えたい事柄ではある。