「夕立は馬の背を分ける」と言われている。
積乱雲の通過する狭い地域で、局所的に降らす雨のことで、馬の背中の右半分は濡れても左半分は濡れない。夕立という雨の降り方の片寄を言い表したのだろう。
山間部は夕立の回数が割と多い。なのに瀬戸内海沿線の我が家の周辺はなかなか降らない。
今日も出先で大雨に見舞われた。この調子なら今日は畑の水遣りから解放されることを期待して、雨の様子を聞くために我が家に電話を入れた。
慌ただしい声でカミサンが電話口に。「今帰ったところよ」と言う。
はて?どこへ行くと言ってたかいな? 思い出せない。
しばらく間をおく。「そっちはどんな?」と聞いてみた。
「小さな陰はあるけど問題はないみたいよ……エコー検査を増やすそうよ」
アッ思い出した。婦人科疾患で先日受けた、MRIなどの精密検査結果を病院に聞きに行く日だった。
検査の結果を心配して電話してきたと思い込んでもらえたお陰で、こちらのあいまいな聞き方に対して、全てまっとうな返答が返ってきた。
当然のことながら、「そりゃーよかったよかった」を連発。
最後にちょこっと雨の様子を聞いた。案の定その時は我が家の周りは降っていなかった。
畑の水遣り作業を出来ればサボりたい気持ちで、出先から電話したことによって、忘れていたカミサンの一大事を思い出した。面目躍如!!
馬の背を分ける夕立に遭わなかったら、電話もしなかったろう。家に帰ってもカミサンが言い出すまで気付かなかったに違いない。
えらい違いである。まさに ”けがの功名” いや ”夕立の巧妙”と言うべきか。
( 写真: お馬の親子 )
積乱雲の通過する狭い地域で、局所的に降らす雨のことで、馬の背中の右半分は濡れても左半分は濡れない。夕立という雨の降り方の片寄を言い表したのだろう。
山間部は夕立の回数が割と多い。なのに瀬戸内海沿線の我が家の周辺はなかなか降らない。
今日も出先で大雨に見舞われた。この調子なら今日は畑の水遣りから解放されることを期待して、雨の様子を聞くために我が家に電話を入れた。
慌ただしい声でカミサンが電話口に。「今帰ったところよ」と言う。
はて?どこへ行くと言ってたかいな? 思い出せない。
しばらく間をおく。「そっちはどんな?」と聞いてみた。
「小さな陰はあるけど問題はないみたいよ……エコー検査を増やすそうよ」
アッ思い出した。婦人科疾患で先日受けた、MRIなどの精密検査結果を病院に聞きに行く日だった。
検査の結果を心配して電話してきたと思い込んでもらえたお陰で、こちらのあいまいな聞き方に対して、全てまっとうな返答が返ってきた。
当然のことながら、「そりゃーよかったよかった」を連発。
最後にちょこっと雨の様子を聞いた。案の定その時は我が家の周りは降っていなかった。
畑の水遣り作業を出来ればサボりたい気持ちで、出先から電話したことによって、忘れていたカミサンの一大事を思い出した。面目躍如!!
馬の背を分ける夕立に遭わなかったら、電話もしなかったろう。家に帰ってもカミサンが言い出すまで気付かなかったに違いない。
えらい違いである。まさに ”けがの功名” いや ”夕立の巧妙”と言うべきか。
( 写真: お馬の親子 )