カラスのくちばしを思わせる黒くて尖った固いつぼみが一気に膨らみ、真っ白い花を見せようとしている。やってきた春の青空に向かって、思い思いに自己主張しているかのような白モクレン。3月を過去の世界へと追いやろうとしている。
往く、逃げる、去るといわれる正月からの3か月が終わった。色んな事があった。
今月のことは今月のうちに片を付けたかった諸々を、ここにきてなんとかモノにした。
中学校古稀同窓会も、申し込み締め切り後の今も散発的に返信が来る。この頃になってくる返信に出席は先ず期待できない。それでも返信を寄越してくれればよし。この期に及んでも返信なしが何人いるかって?それはね、仲間の名誉を守るために内緒内緒。
なんの冠もなかった前回よりは、大幅とまではいかないまでも出席者が増えたことに違いはない。そこに喜びと手応えを感じている。人生の大きな節目を迎えたことを自覚している表れなのだろうか、と。一方では「もう少し何とかならないものか・・・」という思いが無いことはない。が、それは欲張りというはんちゅうなのだろう。上を見ればきりがない、下にゃ涼みの舟がある、というではないか。
「人生の小休止を」と銘打った50歳記念同窓会の110人出席と言うのは、まさに夢の世界だったのであろう。
出席・欠席のはがきを日々受け取って色々感じるところはある。人それぞれ思いがあり事情もあるだろう。それを解析してみたって始まらない。そんなことは分っているが、多くの人の動向や意識というものは気になるところではある。しかし、今更どうなるものでもない。当日を盛り上げることに専念するのみである。
趣味のコーナーへの出展希望が一気にふくらんだ。思いがけない反響に驚いている。
リタイヤ人生をそれぞれに謳歌しているのだろう。当日が楽しみだ。