新聞の読者投稿欄に次のようなことが書かれていた。(抜粋を原文のまま記す)
10年ほど前、大阪の夜間中学の校門に『夜間中学があります。誰でもいつでも入学できます。お金はほとんどかかりません』という看板が掲げられているのに感激した。
何らかの理由で義務教育を十分に、あるいは全く受けられなかった人にとって、学校は憧れと同時に恐れでもあって、門をくぐるのに勇気が要る。
自分なんかが入れるのだろうか、誰かに咎められるのでは、と。
その時、このような看板があればどれほどの力づけになることだろう。
もし今、看板を前に迷っている人がいれば、声をかけて上げたい。
入学資格はたった一つ。あなたの「勉強したいという思い」です。
生徒とスタッフ、みんなで待っていますよ。 以上
「学ぶ」ということにおいては、遅いと言うことなどありはしない。
「知らぬことを知ろう」とする気持ちは、全ての人間に平等にに与えられた摂理みたいなものであろう。
今私たちが今取り組んでいる「岩国のことを幅広く知ってもらおう」「ホンのもう少し掘り下げて自分の住む町の様子を知ってもらおう」という岩国検定の基本理念と相通じるものを、今回の投稿文に感じたのである。
知らなくても大きな支障はない。しかし、知ってみると我が住む町がもっと愛おしく思えるに違いない、という価値感を共有できたらいいなと願う気持ちが根底にある。
そこで、出題レベルは「岩国市民としてぜひ知っておいてほしい中級レベル」
受験資格は「岩国を愛する人ならどなたでも」と門戸を広く、歓迎態勢を整えている。
岩国に対する「あなたの思い」「知りたいという思い」を形にしてみませんか。
( 写真:各新聞に掲載された岩国検定記事 )