「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「身近な人が突然に」

2015年08月29日 | ニュース・世相

                               

  2015年6月1日、ついに自転車の危険運転に対する改正道路交通法が施行された。
 
 『 知らないのは罪!【道路交通法の改正】大きく変わる自転車ルール 』 として、周知徹底と安全運転を呼び掛けている。

自転車の信号無視、一時不停止、ブレーキのない自転車の運転など14項目を危険行為に指定、3年間に2回以上摘発されると3時間の安全運転講習を義務づけられます。 危険運転行為を3年以内に2回以上摘発されると「自転車運転車講習」の受講命令が下されます。命令を受け3か月以内に受講しなければなりませんが、 もし命令を無視して受講しなかった場合には、5万円以下の罰金が課せられます(満14歳以上は全ての人が対象)                     

 この他にも色々細かな注意点が定められており、やはり、「知らなかった」では済まされぬご時世。お互い気を付けたいものだ。
と思っていた矢先。こんな小さな我が住む町を縦断する国道188号線で、自転車による死亡事故が発生した。
被害者は、随分前から存じ上げる友人の一人である。長年地元で美容院を経営し、施設等へのボランティア活動も積極的な素敵な女性であった。身近な知り合いの突然の訃報。それも自転車にぶつけられ、頭部打撲が原因で、事故発生から10時間あまりでの他界。

詩吟は堪能で、当然ながらカラオケも得意。彼女を知る人は一様に「とてもいい人だった」「惜しいよねー」と口をそろえる。
時あたかも、自転車の改正道路交通法が施工されたばかりのこの時期。
運転者は「前方の信号に気をとられていて、被害者に気付くのが遅れた」と語っているようだが、どのような処遇が待っているのだろう。

事故の起きた場所は、ちゃんとした歩道はなく、路側帯と走行車線とは白線1本で仕切られているだけ。
その分、自転車は特に注意を払わなければ歩行者に接触することになる。
何を言っても愚痴になるが、地元の文化活動にも熱心な人であっただけに、何とも口惜しさが残る。

そこで、「人の振り見て、わが振り直せ」。
自転車もクルマも、走っている間は凶器を操っていることを今一度認識したいものである。
加害者になってはいけないことは言うまでもないが、被害者になることもまた、避けなければならない。
『自分の身は自分で守る』ことも大事。『他人の安全を守る』ことはもっと大事である。
残された生涯、加害者にも被害者にもならないよう心して、改めて、安らかなる日々の有難さを享受したいものだ。

コメント (4)
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