wowowで現在放送されている韓国ドラマ「限りない愛」というのを見てます。
わりとおなじみの俳優さん達が出ているので。
韓国ドラマはパターンが決まりきっているので、チョイスしやすいってのはあります。
「限りない愛」はいわゆる大家族物。今時の韓国で大家族・・・ってありえないような
感じですが、何とか少子化を止めようと必死になって国情が透けて見えるというか。
嫁姑問題や未婚・非婚色々あるけど、最終的には家族がいた方がいい・・・・という結末
ありきのドラマなんです。
日本では「渡る世間・・・」くらいしかない大家族物。
「東京バンドワゴン」もまあ、大家族物ではあるけど目線が内側じゃなくて外に向いているし。
で、韓国ドラマの話に戻りますが。
びっくりしたのは、このドラマの主軸であるアン家の長女、ソヨン(36)が未婚の母になった
というんですね
検事をやってるエリートキャリアウーマンが未婚の母。
日本の場合「収入もあって子供を産むんだから別にいいじゃん」って話ですが
アン家・・・いや、韓国では違う。
それを知った両親は死にそうな程悲しんで怒り、娘をひっぱたくわ、海外養子に出せと
説得するわ。それがダメなら弟(未婚)が間違って作った子供にして養子にしようとか。
何でも女が妊娠するよりは男がさせた方がましなんだそうです。
ソヨンは口が達者で「3年間働かなくていいようにお金も貯めたから自分で育てる」と
言い張るんですが、いざ陣痛が始まったら親に電話をかけてくる。
病院に付き添ってくれる弟には暴言を吐き、母親も自分が呼んでおきながら「祝う気持ちが
ないなら帰れ」といい、さらに生まれたら「泣き止まない」といって母親に電話。
とうとう育児ノイローゼで叔父さん一家に世話になる…始末。
祖父母・両親・両親の弟達一家、自分の弟二人が同じ敷地内で暮らす恵まれた環境で
一人、婚外子が生まれたくらいで「世間体が。弟達の結婚にも影響が出る。それくらい
なら海外養子に出して忘れた方がいい」と。
叔父さん達も「何て事をしたんだ」「韓国では許されない」と言い張り、生まれた子が
女の子ならなおさら捨てちゃおうみたいな雰囲気で
「冬ソナ」が日本に来た当時、主人公のチュンサンが自分の父親は誰かという事に
ついて追及していくシーンがあり、何でそこまでこだわるの?って思ったけど
韓国では「姓が母方」だと差別されちゃうからなんですよね。
たとえ婚外子でも父の姓を名乗った方がいい・・・まるで戦前の日本
娘が未婚の母になるなんて「レ・ミゼラブル」のファンチーヌ並みに迫害を受ける事
だったんだ・・・・と。
でもファンチーヌは最後まで自分で働いてお金を送ったけど、ソヨンはすぐに挫折して
親を親戚を頼るという部分が韓国的。
でも出産を反対されたという恨みは一生ついて回るんだろうなあと。
偏見と差別と甘えの構造を一気に見たような気がしました。
相棒
久しぶりに見応えのあるストーリーでよかった
「相棒」はこうでなくちゃ。
まあ・・・いきなりファーガスの定理とかいう数学の話が出てきた時は
カイト君同様「はあ・・数学ってそんなに面白いんすか?」って思ったけど。
最初は理解できるかなあと心配しつつ見てましたが、素人の私にもわかるような
話だったのでほっ
素数の話は興味深かった。(でもすみません。素数と奇数の違いがイマイチ・・・・・)
素数がわかれば世界中の暗号が説けちゃう。肥後教授はそれを解いちゃったという
世界レベルですごい話が、個人的な殺人事件の中に納まってしまうのが面白かったです。
円周率=3・1415・・・は「妻子肥後の国」なんて覚え方があるって知りませんでしたが
勉強になりました。「a drink」というダイイングメッセージ一つでそこまでの
答えを導く事が出来る。数学って面白いのね。
無論、肥後さんが最初にやってた「背理法」というのも。興味深いですね。
焼き捨てた素数の回答。本当はUSBに入っているんじゃないの?なんて思ったり?
紙一枚で月までの距離を測るの意味は本当にわかりません。
42回折る事が出来れば月までも行ける・・・・ってそれって数学なの?
ダンダリン
内定切りの話はおいておいて。
風間俊介の悪役ぶりが魅力的でしょうがないです。
社労士のお仕事って今一つわかりにくいですが、企業の味方なの?
っていうか、企業があって人があると胡桃沢は言うけど、逆だよね?
確かに企業が潰れてしまったら労働者の生活も成り立たなくなるんだけど
企業の利益一辺倒で考えたら、一体何の為に働いているのかという話になる。
そもそも今時のデフレスパイラルは人件費を削りきる事で利益を上げるやり方。
人の手を人と思わず使う事で企業が生き残る術。
それじゃまずいんじゃないの?という考え方がなかなか出てこない。
労働基準監督署ってもうちょっと頼りになる役所だと思っていたのになあ。
「公務員は清く正しく平和に」って。悲しいなあ。
リーガル・ハイ
フジテレビが「黛先生の学歴について」の謝罪をしたとか。
昨日の話で、黛先生の同級生という設定で塚地が出て来たんだけど
黛先生は「御茶ノ水」の女子校ばりばり出身の設定だったとか。
それが男性が同級生って事で設定変更を余儀なくされたという事ですね。
学歴云々より、ガッキーと塚地が同級生の役そのものに無理が・・・
その塚地の役が、「美人と結婚して美しい子供が欲しい」というのを至上の目的に
している男性。
彼が一目ぼれしてパーフェクトと思って結婚した女性が実は整形美人だった事から
離婚訴訟に。
羽生事務所が奥さん側について「人の美醜で離婚訴訟するのはおかしい」と至極
真っ当に攻めたのに対し、古御門先生は
「美人と結婚したいという気持ちを持つのは自由」と切り捨て。
なーんか納得できないなあと思ったら、オチがあったのね。
整形美人の奥さんはあっさり次のハンサムな彼氏を見つけ
「顔が醜い人は心が綺麗だと思い込んでいた。世の中には顔が綺麗で心も綺麗な
人がいる」って。まさにもっとも。そっかーーそういう事かと納得しました。
岡田将生が率いる羽生先生の事務所がうざい。
二言目には「全ての人に幸せを」といって正論を振りかざして自己犠牲を強いるような
変な思想。やめてよねーー