ノルウェーでは盛り上がっているようで何よりですけど。
連日報道されていますし、被爆者による「ノーモア広島・長崎」という言葉には共感します。
とはいっても、私達はそれを伝える資格すらないと思います。
なぜなら被爆していないから。その家族でもない。
被爆した人の子孫は、常に健康状態に気を付けなくてはならないし、出産の時も母乳を上げられないとか色々あると聞きます。
だけど、あの時の戦争は日本中が空襲にさらされ、私が住んでいた仙台でも小学校の近くの山が火に包まれた事などが語り継がれているし、東京大空襲もひどかったし、北海道も占守島の玉砕があり、沖縄もまた。
そもそも太平洋戦争も、全てアメリカに情報は流れていて真珠湾はわざと犠牲にされたというのは通説です。
日本が一時的でも奇襲攻撃に喜んでいた時、アメリカは戦争の大義を得てほくそえんでいたと思うと、腹が立ちますよね。日本の馬鹿さ加減に。
ただ田中熙巳代表委員の演説には私は反対を示します。
彼は言いました。
「何十万という死者に対する補償はまったくなく、日本政府は一貫して国家補償を拒み、放射線被害に限定した対応のみを続けている」
「もう1度繰り返します」「原爆で亡くなった死者に対する償いはまったくしていない事実をお知りいただきたい」
こういう考え方は嫌いです。
私の父は戦後、軍人恩給を断りました。
なぜなら「国が負けて大変な時にお金を貰う事は出来ない」との考えからです。
朝ドラでもこのような場面が延々と放送され、ついに視聴をやめたんですけど、被爆認定は国が基準を設けており、これに従うのが筋です。
国の中で騒ぐならともかく、外国まで行って話す事ではないのでは?
恥ずかしいです。
補償を言うなら原爆を落としたアメリカがすべきではないの?
なぜ被害者である日本が補償しなくてはならないのか。
戦後80年経ってもまだあきらめない・・・いくら何でもそれはないでしょう。
以前、東京大空襲の被害者が国を訴えた事がありますが、目が点になってしまいました。
日本の飛行機が焼夷弾を落としたわけではないし、エノラゲイはアメリカの飛行機で、リトルボーイもアメリカの原爆。
それをなぜ落とされた国が補償するのか?
「日本が戦争を始めたから原爆を落とされたのだ」という論法なんでしょうけど、それは違うでしょう。
当時3歳だった人にあの頃の政治状況の何がわかるというのか。
今、第三次世界大戦がひたひたと近づている今、ああこうやって戦争は起きていくんだなと身を持って感じています。
ウクライナとロシアから始まった戦争は、ヨーロッパに脅威を及ぼし、さらにアジアもそれぞれ大騒ぎになっている。
そして台湾有事もあるかもと思います。
世界は一触即発の事態です。
お花畑日本は、「夫婦別姓」を主眼に置いて論争を続けているけど、本来は今こそ防衛をどうするか。
どうやったら戦争に巻き込まれず、大義を持って闘いに向かう事が出来るか。
かつてのように枢軸国にならないように。
本当に必要なのは「力」なんです。
なのに、日本人が外国で日本政府を訴えるなどあってはならない事です。
愛国心がない国と判断されれば、それだけで侵略の危険があります。
田中氏はそういう行動を起こした責任を取れるのですか!