シニアになってよかった事は映画を安く見る事が出来るようになったことで、さらに水曜日で姫も一緒にお安く見る事が出来ました。
「はたらく細胞」はアニメを全部見てて再放送も見てて、ああ、勉強になるなあとつくづく感じていたんですね。
で、映画でのアニメ再現率、これ大事だよねと思ってたらみんなそれぞれ役にぴったりあってて、すごいなあと思いました。
アニメは体内しか出てきませんが、映画は父・阿部サダヲ、娘・芦田愛菜の体内の赤血球や白血球の活躍を描いています。
前半は父の体内が主で、たばこと働きすぎと不摂生がたたった父の体内は戦前の日本の街並み。
「働け!酸素を送れ!」の号令で社畜と化した赤血球が思い悩むというか。
これはアニメで見た時、いずれ自分の体もこうなると思うと怖くてもうみたくないと思ったんですが。
なんせ板垣李光人と加藤諒の赤血球が酸素を運ぶも常に不足して細胞から文句を言われ、たばこの煙に咳き込み、ゴミだらけ、つまり中性脂肪だらけの血管は歩きづらいし、しょうがないから幹細胞で愚痴をこぼすも、役に立たない赤血球は死んでいく・・・
それが、ある時、急に起きた「下痢」によって、加藤諒吐き出されてしまい、さらに献血によって板垣李光人が今度は娘・芦田愛菜の体内に入ってしまうという、めちゃくちゃすごい設定。
そして今度は芦田愛菜が白血病にかかり、全ての細胞が一旦消されて蘇るというめちゃ感動的な話でした。
笑ったのはヒロイン芦田愛菜の彼氏が加藤清史郎で、天才子役同士の共演なんてすごい!凄すぎる!しかも、二人とも高校の制服似合いすぎ。
赤血球の永野芽郁の赤血球は原作通り、のんびりドジっ子で、佐藤健の白血球はワイヤーアクションがすごくて、表情も本当に素晴らしくて、ほんと、成長したなーとほれぼれ。
また、感動したのは深田恭子が久しぶりに出てきたこと。
変わらず可愛いなあ。もっとドラマに出てくれないかな?
マザーのような赤血球を生み出す場所にいる鳳蘭。いやいや、こんな大物をちょい役に使うなんて。でも確かにあの包容力は鳳蘭じゃないと。
さらに愛之助の肺炎球菌ったら、主役の座を奪いまっせ!のノリ。
延々と中腰で喋るなんて体幹よすぎでしょ!
キラーT細胞の山本耕史はいつも通り、仲里依紗のNK細胞は最初から最後までかっこよかった。二人の間に広がる友情がたまりませんでした。
そして笑顔で優しいマクロファージさん、松本若菜が最後にがらりと変わる処もめちゃかっこいい。でも本当は笑いながら殺して欲しいわ。
可愛い白血球が、育ちが悪いから処理されかけた段階でがん細胞に変わっていくというのが、アニメでも実写でも切なすぎてね。
とにかく見てよかった映画です。
みんなコスプレが似合って、ファンタジックで面白かった。
実はこの映画を見る前にお昼を食べて、チャミスルをちょっと飲んでしまったんです。
で、眠くてしょうがなかったんですけど、映画で目が覚めました。
という程すごい作品でした。
やっぱり、みんな自分に与えられた役割は悩む前に果たさないといけないよね。きっとそれは無駄にはならない筈だ・・・と言う事です。