小野寺五典と言う人は最近、少しおかしいんじゃないかと思う。
確か宮城県出身だったような?で、親近感あったのに。
まさかNHKの「日曜討論」で「国民の6割が非課税。だからこちらを優先して考えるべき」と発言。
へえ~日本ってそんなに貧乏な国だったんだ。じゃあ、中国に侵略されても仕方ないよね。
って。
じゃあ、「非課税世帯」ってなんでしょう?
要は、住民税を収めなくていい世帯の事です。
だからって貧乏とは限りません。
非課税世帯だけど広い敷地に住んで、固定資産税を払っている人はいる。
「非課税」=国民年金受給者とは限らないのです。
どれだけ所得が多くても「経費」で出ていく数字が高ければ非課税になる事もあるということで、「うちは非課税なのよ」と威張っている人がいるのはそのせいかなと。
で、なんでこんな話が。
それはいわゆる「103万の壁」を国民民主党が、何とか「178万円の壁」
にしてパート主婦の手取りを増やそうとしているのですが、「稼ぎたいなら夫の扶養に入るな」といわんばかりに、自民党は「週に20時間以上超えたら厚生年金に加入」を押し出してきました。
なぜ、主婦が扶養に入るかと言えば、育児か家事、介護などによってフルで働けないからです。
月に88000円までは非課税だけど、それを抜けると「社会保険料」「雇用保険料」「住民税」等が出てくるのでおおよそ2万円くらいは手取りがへります。
10万稼いだら8万です。
今、手取りが欲しいのに働く時間を長くすると増税されるわけですよね。
「だったらもっと長時間働け」と言われるのですが、それが出来ないから夫の扶養に入っているわけで。で、そういう人たちが少子化にかろうじでストッパーをかけている状況というのを政府は何もわかっていない。
「サラリーマンの妻の手取りを増やす事より非課税世帯を大切にしたい」
小野寺氏ならそう言わざるを得ないんでしょう。
自営業などは非課税の家庭が多いです。そういう人達に支えられての議員生活なんでしょうけど。
でも、日本で納税しているのはほとんどサラリーマンし、納税をやめるわけにもいかない身分なんですよ。
搾取出来る所からはどんどん取り、色々な形で「非課税」にした所には給付をするっておかしくないですか?
真っ当に納税しながら必死に生きている中間層を無視して、非課税にばかり目がいく政治家の目線の方がおかしいと思います。