私の耳にもひらひらと「韓国の少子化が止まらないので、日韓統一すべき」なんて意見が飛び込んで来て、冗談じゃないわと思う次第です。
なぜ少子化になったのか。
それはそれぞれの国で全然事情が違います。
これから個人的に思う事を語りますね。
「中国の場合」
少子化の原因は一人っ子政策
文化大革命の時に人口が増えすぎて減らす為に一人っ子政策を実施。
テレビで、結婚する若い男女に共産党の人が「バースコントロールをしなさい」と言っているのを見た事があります。
男尊女卑
そうは言っても、罰金を払っても子供を産む人はいたわけで。農村になると、長男は戸籍があるけど、下の子達は戸籍がない。労働力の為の出産、跡取りの為の出産
男女の比率が歪んでしまった
あまりに男子ばかり欲しがるので女子が極端に減った。子供一人では病気や事故で死なれてしまうケースもあるけど、子を失った親への偏見も根強い。
また結婚の為には家がないとダメで、そういう「体裁」を整える事が重要。
複数の子が欲しければ外国で産み、国籍を別にすればいいっていうお金持ちはそう考えたでしょうね。
今更「2人産んで3人産んで」と言われても、「自由」を失う恐怖に比べたら一人の方がまし。それに中国が欲しいのは「労働力」としての子供なわけで、決して優秀で中国を根本から変えてくれるような才子ではない。
最近、中国の史劇では「女だって仕事をしてもいい。男だからっていばるな」みたいなメッセージが含まれている作品が多く見受けられます。
こういう事で凝り固まった性的役割とか思想を変えていこうとする気はあるようですね。
解決策はあるか?
あるとしたら国が結婚を強制するしかないですよね。
「韓国の場合」
儒教による徹底的な男尊女卑・優劣主義
中国から出た「儒教」はとにかく「上下」を区別する思想です。
親とか、年長者などへの尊敬は素晴らしいものがあるけど、韓国の場合人間二人がいたら「どっちが上でどっちが下か」と即上下をつけます。
同い年でも生まれた月が早い方が上とかね。
会社では名前より役職で呼ぶし。
韓流ドラマの影響で「韓国の男性は優しい」と思っている日本人も多いと思うけど、真実はそうではない。
魚を釣るまでは壮大にお金を使っても、釣り上げた瞬間に突き落とすみたいな。
WOWOWで以前やってた「ミョヌラギ」というドラマを見た事があります。
「ミョヌラギ」っていわゆる「嫁としての務め」なんですよ。
・嫁いだら婚家に尽くす。
・法事には朝早くから参加
・子供を産む
このドラマの姑はそれが当たり前と思っているので、ヒロインが嫁になった途端に頻繁に電話をかけてきて呼び出して台所仕事をさせる。
ヒロインは働いているのでそんな時間がないにも関わらずひきずられていく。
夫が結婚した理由は「母を大事にしたい」
つまり、母が父の亭主関白に耐えかねているのを見て、自分が結婚したらお母さんに尽くすよ・・・この場合の尽くすは「嫁が」です。
ヒロインが戸惑ったり、おかしく思った事全部、私が経験した事で「そっかっ!未だに東北の田舎みたいな感じなのか」と。それに反抗した私って「悪い嫁」だから親戚にハブられたのかと。
一方夫の兄夫婦は滅多に来ないし、子育ても自分達で行う。親戚一同に文句を言われても耐えます。
そう、韓国の家族は親だけではなく、親の兄弟やら従兄弟やらが全部入ります。
ほんの20年くらい前までは一族の誰かが国家公務員になれば、一族がそこで働き口を貰って潤うのが当然でしたが、最近は就職難もあってそれが出来ない。
思想は男尊女卑だけど、女性も働かないと暮らしていけない時代です。
日本以上にひどい性差別
離婚で親権を得るのは父
なぜって、子供は「父の性」を継ぐからで、母と同じ苗字だと偏見にさらされる
未婚の母への差別と偏見
今時、シングルでも子供を産んでくれたら万歳の筈なのに、親の怒りが沸点に到達するぐらいに叱られて、惨めな思いをする
徴兵制度まで男女平等にすべき?
最近、男性が「男だけが徴兵されるのはずるい。女も兵役をするべき」という意見が出ています。
つまり、「女はいいよな」という思想が根底にあります。
あとは、ここはアジア共通ですけど、「出産の前に結婚」という考え方があります。逆も増えつつあるけど、ヨーロッパのように「それが当たり前」ではない。
女性が損をしないように防御する方法の一つに「結婚」があり、その後に「出産」があるのです。
でも出産の先には「誰よりも立派な経歴を持つ子供」を目指して競争が始まるのでみんなへとへとなんだろうな。
「日本の場合」
男女が出会う場がない
大学生の間に配偶者候補が出来なければ、あとはほとんど出会う場がないのが日本。どこ行っても男ばかり、女ばかり。
ゆえに公務員の婚姻率が高い。なぜって、「出会う場」があるから。
民間企業はなかなか難しいですね。
不妊
これは何が原因なのかわからないけど、10人に半分はそうじゃないかと。
ハラスメントが結婚を阻む
「同意か不同意か」自然な感情まで「ハラスメント」になるのが今の日本。
キスしたらセクハラとかね。後から「本当は嫌だった。セクハラ」と言われて傷つくのが嫌だから「付き合わない」のが一番
世の中、結婚や出産より楽しい事が沢山ある
自宅にいて、家事は親がやって、自分は推し活とか二次元の世界にのめり込む。
目の前の生きた人間への無関心。
日本の場合、早い人は20代前半で結婚して30までに2人か3人子供を持つ人も多いです。近くに両親が住んでいるとかいう場合はもっと出産率が高くなり、共稼ぎだけど定時に帰る事が出来る場合は子供が多い。
ところが30歳を過ぎて配偶者を見つけるのが大変。
気が付いたら男も女も「独身貴族」で老後を一緒に過ごす相手が欲しいと言ったところ。
政府やこども家庭庁が行っている政策はどれも
男VS女
働く女VS専業主婦
子供いる家族VS子供いない家族
と対立を煽るだけなんですよ。
解決策があるとすれば、国家的プロジェクトでお見合いをする。
今時はその方が手間がかからずいいわ~~って人も多いでしょうから。
夫婦別姓が幸せを生む?まさか。
多様性が幸せを生む?まさか
思えば、「女性も男と同じように働くべき」と説いたフェミニストの方々が少子化を押し進めてしまった。
女性の男性化。この罪はフェミニストにあるでしょう。
とはいえ私も前期高齢者に突入して解ったのは、子供が居ると「あとよろ〜]と死ねるのが良い。
がんの闘病している小倉元アナが言うに曰く、老後なんか心配しないで、今できることをやったもん勝ちだそうです。で「あとよろ〜」ですね。
光の君への時代、日本は人口おおよそ100万人。貴族社会は関白、摂政を、ピラミッドの頂点として約500人の貴族か宮中に使えていました。道長はそのトップになった訳です。
子供は産んでも産んでも死にましたし、人間の平均寿命も45歳くらいでしたかね。謡曲敦盛は人間五十年だけどそれは戦国時代まで進んだから。
文明開化の明治の時で3000万人。産めよ増やせよと子供産ませ、除隊したら食えないので今度は移民しろって、ハワイとかペルーとかブラジルとか農家の次男三男は移民しました。一番は満州開拓団でしょうか?
なのでいつの時代も政府の言うとを信用したら国民はえらい目に会いますが、それでも未だ日本はまともな国でした。
これからAIの時代になるのに、職が奪われると騒ぎながら人口が減ると国が衰退すると騒ぐ。AIの時代でも日本国民全員食わしてくれるのかしら?
讀賣新聞の人生案内に長男の嫁だからと義母が介護をアテにしていてそれをしょっちゅう言われるのが苦痛との相談がありました。自分の子どもではなく自分でなにか準備するのではなく、嫁! こういうのも結婚したくない理由になるのでしょうね。
話は変わりますが、宝塚花組の休演でこんなことが……阪急って😓
https://ameblo.jp/mentai58n/entry-12842920420.html
何ですか?その戯言は。そんな意見があるなんてビックリです。
その対策のために「日韓協力すべき」という記事は、タイトルだけですけど見たことがあります。
「協力」でも「何言ってんの?」と思いますが。
クルド人が日本の少子化を揶揄しながら、自分たちなら人口を増やしてやれるぞ、などと喚くのも不愉快。
お見合い大作戦は地方の自治体レベルでは頑張っているみたいですが、そういうのって、農業などの担い手不足でという理由が多いですよね。
国レベルの事業にしても、若い方にとって魅力があるかどうか。難しいですね。
要は、上の言う事は聞くなと言う事です。
先進国はどこでも少子高齢化です。
アメリカは中南米から移民が勝手に押し寄せるから、人が増えて困ってるんです。