「ANTHEM」見てまいりました。
結果的に日曜日と千秋楽を見て、間の月曜日は配信で見たので、合計3回見た事になります。
1月19日
この日は余裕があって、とんすけと姫と靖国神社へ行き遊就館を回って武道館入りしました。武道館はそもそもがコンサート向きではないと思ったのですが。
トイレも女性に配慮されていたとはいえ、結構大変でした。
1月19日の18時半の部の日替わりの曲は「オーリバル」で会場がオレンジ一色に染まりました。
若い時以来、コンサート経験のない私にとって上手側のスタンド席は、正直、出演者が何をしているのかわからなくて、ただひたすら、レーザー光線のすごさや紙吹雪の華やかさに圧倒された時間でした。
ブレスレットも勝手にぴかぴか光るのを楽しんでいました。
隣の人はノリノリで一生懸命拍手していたけど、こちらは追っていくのがやっとという状況で(情けない事に)
ただ礼真琴の歌唱力の圧倒的なうまさに感動し、照明その他、装置の素晴らしさにただただ震えていたという事です。
また暁千星が髪を伸ばしてる事に驚き、二番手としてまた礼真琴の相手役として素晴らしく立派になった事にやっぱり感動していました。
選曲の素晴らしさ、そしてその順番に寸分の間違いもない事に驚き、その世界観に埋没して気が付いたら終わったって感じです。
トークコーナーでは天飛華音が「ANTHER WORLD」の礼真琴の役を貰って、震えて泣いてしまった時、礼真琴に優しく「大丈夫」と抱きしめて貰ったそうです。その後も本番までなにかと面倒を見て貰ったと。
そういう上級生と下級生の間柄は本当に宝塚ならではの事で決してこれはパワハラではないのにと思いながら聞いていました。
驚いたのは後半、宝塚の曲を下級生が衣装を着て登場。それらを礼真琴が一緒に歌いながら、最後に「VIOLETOPIA」の曲で締めるかっこよさ。
さらに「マダム・ギロチン」から「最後のダンス」と来て「栄光の日々」への流れが自然すぎて聞き入ってしまったこと。
さらに礼真琴の新曲「SOULS」のナンバーが全然浮かなかった事に驚きました。
正直、武道館というのはアリーナ席で見ないと何の意味もないなと思わせる部分もありました。
端っこで見てると何が何だかわからないし、ただ、紙吹雪とレーザー光線、そしてブレスレットの光はその場にいないと経験出来ない事なので、それだけはよい経験だったと思います。
1月20日
この日はOGが沢山来てて配信でもみんなが落ち着かない事がよくわかりました。
正面からの配信でやっと出演者が何をしていたかわかり、「ああそうだったのか」と納得したりね。
そもそもコンサートならではの音の重厚感と照明の連携がすばらしく、ANTHEM=応援歌という意味が本当によくわかりました。
礼真琴はファンの為に「応援歌」になる曲ばかりを選んでくれたんだと。
マイナスの言葉が一つもない世界観。癒しと許しと自己肯定感に満ちた楽曲は本当に心地よく、礼真琴はポップスが似合う。
それは「VERDAD」の時によくよくわかっていたけど、あの当時よりより強くわかりました。礼真琴は宝塚で唯一無二のボーカリストです。
何というか、礼真琴によって武道館のコンサートの様式が変わったというか、今までのスターとは違う、J-POPもミュージカル曲も歌い分けられる実力が必要なのだという事です。
「流星」は礼真琴と暁千星のデュエット作品ですが、二人の音域や声の質の合う事と言ったら!いい相手役なんだなと勝手に思いました。
礼真琴の過去の作品へのオマージュは、下級生が衣装を着て一緒に歌うという趣向でこれがわりと斬新に見えました。
そうか、この子でこの役でもよかったんだなと。
どの役も「ただ愛しい」それがよくわかる演出でした。
1月21日 千秋楽
この日は大変でした。ぎりぎりに九段下に着いて、とりあえず駅のトイレ待ちをしてたら時間がなくなって、この年で姫にはっぱをかけられながら北の丸公園を走り抜け、そこから階段を上がって西側へ行く・・・という事をやってしまったので席に着いた時は吐きそうになるし、咳が止まらなくなっているし。
よくぞ姫に引っ張られながら走ったものだと自分で自分を褒めちゃう。
そして、今回は下手側だったので前回よりは舞台がよく見えてほっとしました。
そうですね。
「流星」の時、より一層礼真琴が暁千星の肩によりかかって結構「姫」してました。
JーPOPで歌い上げた前半は衣装も華やかで、観客の心に刺さるものばかり。
礼真琴は音域が広いからいいのですが、やっぱり下級生が大変だったのでは。
その下級生たちも全面に出る事が多くて、番手の順を関係なくしている事が新しく、それぞれの個性が見えて、一回り大きくなったような気がします。
宝塚の曲では「マダム・ギロチン」の圧倒的な迫力にびっくりして、そこから静かに「最後のダンス」へ行き、そこから違和感なく「栄光の日々」への流れが素晴らしく、聞き入ってしまいました。
「栄光の日々」では暁千星がパーシーの部分を歌っていたんですけど、もしかして「スカピン」も合うんじゃないか?と思ったり。
そして「Soranji」にはみな泣かされました。
「われらは尊い」という歌詞が突き刺さるんです。
いつかミセスとコラボしてほしいとつくづく思いました。
また、暁千星のダンスもすごくて、いや、何でこんなに目に焼き付くようなダンスを・・・・と言葉が出ないわ~~と。
そういう得意な事をやらせてくれるのも素晴らしくて、礼真琴の懐の広さを思いました。
「SOULS」は最初はわけがわからず聞いていたんですけど、よくよく聞くと名曲だなと。礼真琴の宝塚人生が詰まっている歌詞に心打たれました。
本当に本当によくぞここまで…と思うと下級生の頃から見て来た身としてはただただ嬉しくて、ありがたくて。
ここにいるのは大スターだけれど、ある意味等身大のエンターテイナーで、この10年以上、悩みつつ葛藤しつつ自分を磨き上げて来たのだと思うと、若さというのは素晴らしいと思うし、今まで宝塚にはいなかったタイプだったのだと気づき、今、目にしているものの価値を再確認しました。
無理してでも来てよかった。時間を共有出来てよかった。
私ももうちょっと頑張れるかと思いました。
私はブルーのパーカー。なぜかとんすけも一緒。千秋楽までついて来るなんてねえ。
「だってぼく、ずっとこっちゃんみてきたし」
はいはい。
姫は緑のパーカー。緑というよりカーキですね。この色を着ている人が多かったです。
「僕も忘れないで」あ・・・とんすけったら。
でもこのパーカーはラメがぼろぼろ落ちるので、たちまち上に着ていたコートもキラキラ。洗濯したら下着までキラキラ。
どうするの、これ・・・・って感じです。
山崎育三郎みたいだなとも感じました。礼真琴女性だけどトッツィーやれるんじゃないかな?
性格的にはほんとに女の子らしい?印象を受けるので、外に出てもちゃんとやっていけると思います。
3回もコンサートに行けてふぶきさんも体力ありますねの。若い!
配信のみで満足しました。
色々 前情報を入れていましたが
マダム・ギロチンや栄光の日々も聞けるとは・・
礼さんトップの作品を男役さんが衣装着て再現?した時
新人公演で柳生十兵衛を演じた天飛君は 着慣れた感を感じました。
ネット情報ですが、そのシーン 観に来てた瀬央さんが泣いてた・・とか。
こっちゃん、良くぞココ迄頑張った!と共に
正直 何故 自分が この舞台に居ないんだ!?とも思ったでしょうね。
皆々様の今後の御活躍を祈ってます。