畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

私の定番朝飯自慢

2013-03-04 17:42:09 | 食べ物

 「巨人・大鵬・卵焼き」でも無いけれど、万年子供のスベルべも卵焼きは大好物。
朝飯には、三日に一度ほどは自分で卵焼きを作ります。


 卵焼き器はご覧の通りの年季の入った物。
もう20年以上も使っているんじゃないかなー。


 三個の卵を割り、箸で入念にかき混ぜる。
妻の場合だと、「ハムエッグ」とか、洒落るんだけれども、私にはこれが一番。


 熱くした卵焼き器にサラダオイルを引いて溶いた卵を流し込む。
卵焼き器を片手に持って、厚さが平均になるように廻します。


 まだ、柔らかいうちにクルクルと端から丸めます。
ありゃ、カメラなんて片手にやるものだから、ちょっといびつになっちゃったぞ。


 最近は、半分は混ぜ物なしに焼くけれど、もう半分は出汁で味を着ける。
これは頂き物の麺つゆだったかな。


 麺つゆが入ると、やはり焼き上がりに少し時間がかかります。
いずれにせよ、焼き過ぎないうちに丸めて、後は余熱で仕上げ。


 はーい、二種類の卵焼きが完成!
「私の定番朝飯自慢」は雑誌の『サライ』から引用した題名です。

 我が家の朝飯は、この他には必ず食べる「納豆」と「みそ汁」他で成り立ちます。
他って、まー、前夜の残りとか、季節の漬けものとかですね。
一汁一菜でも無いけれど、朝飯には時間は掛けず、シンプルな内容が我が家の定番です。

 私が、「卵焼き」に執念にも近い情熱を傾けるのには訳が有る。
食べ盛りの子供の頃に、我が家でも何羽かの鶏を飼っていたけれど、
その貴重な鶏が産む卵は、全てが我が家の食卓に登ることは有りませんでした。

 近くに有った国鉄職員の官舎に住む家族に譲ったりしてわずかなお金に変わっていたのでした。
したがって我が家で口にする「卵焼き」は、小麦粉などで増量したものでした。
子供心に、「何時かは混じりけの無い、卵だけの卵焼きが食べたい」なんて思ったものです。

 最近は多少のアップも有ったけれども鶏卵は「物価の優等生」なんて呼ばれ方も有り、
ずうっと、価格変動の無い品物の代表的な存在でしたよね。

 こうして、自分で好きな「卵焼き」を焼くこと、その行為自体にもささやかな幸せを感じるのです。
そして、家族にも「トーちゃんの卵焼きって一味違う」なんて言われると、笑みを隠すことに骨を折る(笑)。

 ついでに言うと、みそ汁にもこだわりが有りますね。
いくら酒に酔っても、小鍋に水を張り煮干しを浮かべる行為は忘れずにします。
作り手は妻で有っても、私であってもそんな事は関係有りませんね。

 妻がマックスの散歩に出かけたり、・・・・・の場合は私がさりげなくみそ汁も作ります。
なーに、冷蔵庫の野菜室とか、高床式の地下に行ったなら、みそ汁の具なんていくらでも有ります。

 気に入った、暖かなみそ汁と、焼き立ての卵焼き。それと納豆で食べる朝食に幸せを感じる。
うーん、スベルべトーちゃん、相変わらずの小市民そのものの暮らしですねー。
でもね、毎朝健康で朝を迎えられ、朝食のお代わりを我慢するほどの体調も有難いことですね。
コメント (4)
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