目指すは彼方の山の上。
陽が昇り暖かくなって雪が柔らかくなる前に頂上を目指しましょう。
勝手知りたる道とばかりにマックスは先を行く。
「マックスー、待ってよー」とトーちゃんとカーちゃんです。
さて、沢に入ると日陰で有り凍み具合は悪く足を取られる。
ここでスノーシューを着けて歩くことにしました。
誰かぞの足跡。うーん、真っ直ぐな足跡はキツネかなー。
きっと雪が柔らかなうちの昨日の朝辺りの足跡ですね。
「一の沢(イチノソー)」と呼ぶ沢の左手の尾根の急坂に取り着きます。
斜度はご覧の通り30度を越えているかな。
カーちゃんは振り分け荷物にして肩に担いでいた「スノーシュー」を脚に着ける。
ここからはしばらく、息をも着かせぬ急坂が続きます。
(続く)