畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

初春山!(その5)

2013-03-07 22:21:06 | 自然

 さー、マックス畑へ向かおうか。


 スノーシューを肩に掛け、雪を踏み鳴らしながら先へと急ぐ。


 懐かしい山の畑に近づきます。
遠く日本一の大雪庇で知られる「守門岳」の白い頂上が見えます。


 正面にはなだらかな稜線の「未丈ヶ岳」も見え、お日様も高い位置になります。


 「越後三山」も雪に埋もれて雄大な姿。 


 ほら、我が家の畑に着きましたよ。
畑はまだ3メートル近い雪の下でのんびりと春を待っているようです。

                        (続く)
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初春山!(その4)

2013-03-07 12:15:38 | 自然

 「お山は晴天六根清浄 懺悔懺悔六根清浄」何を懺悔するのかな。
ま、トーちゃんは懺悔と悔恨の人生では有りますが(笑)。


 まだお日様は上り切っていず、送電線の鉄塔の影が尾を引きます。


 ここまで来たら、頂上である平らな畑ももうすぐ。


 上の平らに到着し、息を整えて歩きます。
前夜歩いた動物の足跡はキツネかなー。


 上の畑は陽当たりが良く、したがって雪の表面もしっかりと凍みています。
履いていたスノーシューを外して、マックスを呼び寄せます。


 「よしよし、マックス、良く頑張ったな」と頭をなでる。
スベルべトーちゃんのお尻にぶら下がっているのは尻尾では有りませんよ。

 マックスのリードを腰にぶら下げていてそれが垂れているのです。
まー、ここへ来たなら人の足跡は一つも見えず、動物たちの足跡のみ。
トーちゃんもカーちゃんもマックスもみーんな動物たちの仲間のようなもの。

                     (続く)
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初春山!(その3)

2013-03-07 04:28:03 | 山菜

 マックスは何を思ったのか、尾根の右手の沢を登り始めた。
大声で呼ぶとようやく私たちの後を追ってきた。


 マックスの四足をもってしてもきつい斜面。


 ようやく追いついたマックス「だって呼び声が聞こえなかったんだもん」
そう、マックスの耳は本当に遠くなってしまった。本ワンも自覚して私たちからはあまり離れません。


 カメラを構えるトーちゃんを追い越し、カーちゃんに続くマックス。


 風景を写しているうちにカーちゃんとマックスはどんどん高度を稼ぎます。


 「六根清浄」とは言わないけれど、ただただ荒い息のマックス。


 昨年はこの辺りで見かけたカモシカの足跡も一つも見えない。
大雪の中で彼らは無事に冬を越せたのか少し心配です。


 マックスは昔のように自分だけで先に行く事も無く、しばらく前を歩くと立ち止まって待つ。
完全に上り切った太陽に眩しそうで、サングラスを着けて上げたくなりました。

                        (続く)
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