畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

大雪の春のお彼岸

2013-03-16 21:36:11 | 暮らし

 昨日は「春のお彼岸」の入りの前日と言う事で墓参りに。
記憶に残る中では昭和56年の豪雪時に匹敵するほどの雪の多さです。


 多くの墓石が林立する所ですけれど、今はほぼ真っ平らな雪原。
稀に大きな墓石の所は雪が少し盛り上がっていて分かる程度。


 雪を掘っている人が見えますが、墓石まで掘り出すことはまずは不可能な事。
ここぞとばかりに見当を付けて、自分の墓所と思われるところを掘る。


 木組みが見えますが、あれは旧家の多宝塔のような大きな墓石の雪囲い。
その向こうに、雪の中にしゃがむ人の姿が見えます。


 雪を掘り、少し盛り上げて「お堂」の形を作り、中を穿って出来上がり。
この後、一旦帰宅して蝋燭と線香を持参して、仏様を迎えました。


 これは他家の物だけれどもこんな形がほぼ標準の形です。
「56豪雪」時は「自分のお墓だと見当を付けてお堂を作ってお参りしたけれど、
雪が消えたら他人のお墓の上だった」なんて笑い話の種にしたものでした。 


 前後するけれど、これは二、三日前に市当局に依頼して除雪して頂いた道路。
これでようやくお墓の近くまで自動車で行けるようになったのでした。

 でも、こんな雪の壁をよじ登る事は不可能なので、一昨日私がスノーダンプで昇降口を作りました。
一緒になった人が、スコップを立て掛けて雪の深さに見当を付けたけれども230センチは有りましたね。

 実は我が家も雪降り前にお墓の前のイチイの木を囲おうと思い、単管を搬入したのでしたが、
早い時期の降雪に、組み立ては諦めざるを得ませんでした。
雪が消えると無残な姿でイチイの木が現れてくるかもしれません。

 まだまだ雪の深い魚沼です。
春が待ち遠しいけれども、四月一杯は雪は残るかと思われる現状です。
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再び春の山へ行く(その4)

2013-03-16 21:13:48 | 自然

 快晴のお陽様が宇賀地盆地を照らす。


 畑へと向かう、スベルべカーちゃん。
足跡がキツネやタヌキで無くて良かったなー(笑)。


 ほら、誰の足跡も無い雪原ですよ。  


 向こうに見えるは「守門岳」。
そう言えば、あの山塊の一部「大岳」で雪庇を踏み抜いたかで行方不明の人がいる。
ニュースが途絶えて久しいけれども、残念ながら春まで発見は難しいでしょう。 


 足跡が見えるけれども、カーちゃんかそれともマックスか。
この朝の雪は前日の新雪が表面に残り、人間も動物も足跡が残り易い。


 畑の端に立つカーちゃんとマックスです。


 同じことばかり言っているけれど、二人と一匹で独占するには勿体ない風景。


 越後三山も雪に浮かんで私たちを歓迎してくれます。

                       (続く)
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