畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載106「さつま芋と木炭」(その1)

2017-04-07 05:24:35 | 暮らし

    サツマイモと木炭

 

 昭和三十年代の前半から、家庭で使う燃料に石油が使われるようになった。

 間もなくプロパンガスに変わり、そしてパイプラインによる天然ガスが主役になった。

我が家から数十キロの範囲に天然ガス田が開発されたのだ。

 

 これらの燃料の出現で、それまでの生活は一変した。

我が家のみならずどこの家でも薪の切り出し、貯蔵が年間の最大の行事、仕事でもあった。

 

少し私と歳の離れた姉達も、父母の手伝いで貴重な労働力になっていた。

幼い背中で薪を背負ったのだ。

 

 薪は主に風呂や煮炊きの燃料として使われ、どこの家にも囲炉裏があり、

その周りが団欒の場でもあった。


 しかし、部屋の暖房器具の主役はコタツ。当然の事ながら炭が必要になる。 

 少し山に近い里では、自家用に炭を焼きそして余分は出荷していたようだ。

          (続く)

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仕事始めは「芋床」作りから(その2終わり)

2017-04-07 05:17:46 | 

 

 完成した古畳枠の「芋床」に早速発酵剤を入れます。

発酵剤なんて、言っても簡単なもの。切り藁、米糠、落ち葉、もみ殻などです。 

 

  これが小糠ですね。小糠も大切だけれど、ネズミが喜ぶ可能性もあります。

でも、幸いと言おうか枯れ葉の中に栗のイガが混じっていたからネズミも退散するかな。

 

  昨年だか、一昨年に買っておいた発酵促進剤です。これが肝心かな。

原材料は鶏糞で、稲わらなどの発酵を促すためのものですね。これを米糠の上に少しだけパラパラと。

 

  昨秋にスベルべママと二人でかき集めておいた落ち葉です。

そう言えば、落ち葉集めの最中に「ナメコ」を見つけたっけなー。

 

  夫婦二人の揃い踏み。ってところで、せっせと芋床の中に入って踏み固める。

この芋床は、別名「踏み込み温床」とも言ってしっかりと踏んで、材料を密着させることも肝要。

 

 最終的には、この上に薄く土をかけ、さらにその上にもみ殻をかけて完成。

棒状温度計を差し込んで温度を測っていますが、昨日の夕方で35℃まで上がり始めていました。

          (終わり)

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