畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載109-1「戦死公報(聞き書き)」(その1)

2017-04-29 05:08:53 | 暮らし

  戦死公報(聞き書き)(その1)

   

 パートでお年寄りの送迎運転をして一年近い時が過ぎた。

仕事を始めたばかりは、かなり身上調査をされたのは前述の通り。

しかし、時間の経過とともに警戒心も薄れ、友達付き合いになり気を許してくださる。

 

 還暦を迎えようかと言う男と、平均年齢は八十歳をかなり超える人達とのお付き合いだ。

九十を過ぎても矍鑠とされ、毅然と一人暮らしをされている方もいる。

 

 長い間には御気を許され、気安く話し掛けて下さることもある。

そんな話を記憶にとどめるために書いてみよう。

 

 助手席のおじいさんが、乗ってくる顔なじみのおばあさんに声をかける。

「おはよう。元気だったか。」「あれ、お前さんだね。達者だったてー」

「そうか、そうか」そしておじいさんは誰ともなく話しかけるように私に話しかける。

 

 「この人の弟と戦地で一緒でのう。切ない目をしたいやー」「なんだったの」

「俺が先に内地に帰還する事になってのう。届け物を頼まれたんだよ」

          (続く)

   (10年も前に忘れないためにと書いておいた文章です)

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ラズベリー!

2017-04-29 05:08:33 | 

 

 暖かさで「ラズベリー」の新芽が膨らんできました。

これは先年、山形県新庄市のスベルべママの友達を訪れた際に頂いてきたものです。 

 

  ラズベリーと言っても種類は様々。

こちらは黄色種で、スベルべママの東京在住の同級生から頂いたもの。

 でも、スベルべママも何時、どうして植えたのか忘れてしまった模様。

忙しさで、いつ何をしたのか忘れることも多い夫婦ですが、うーんこりゃ加齢によるものかなー。

 

 下の農天市場の畑の最も外側に植えてあり、夏には草藪と化してしまう。

そこで、草刈り仕事を省くために「防草シート」なるものを敷くことにして準備開始。

 

 周辺の土を均してシートを敷くための準備第一歩。

すると、根本付近に何やら青い芽生えが見える。うーん、こりゃ何でしょう。

 

  ネットで調べてみると、横に伸びた根から出た新芽でした。

繁殖力が旺盛なため、庭木として植える場合は注意が必要。なんて説明さえありました。

 

 昨年までは一生懸命に挿し木で増やしていましたが、これで増えるって簡単なことですね。

早速、市販のポット用培土を小さなポットに詰めて小さな芽を株分けして植えました。

 これは黄色種ですが、この他にも赤いラズベリーも同じく株分けしました。

他にもブラックベリーがたくさん植えてあるけれど、ブラックベリーとブラックラズベリーは違うとか。

 色々な事が書いてあって少しわからなくなってしまいました。

でも、今のところ三種類あることは間違いなし。しかも二季成りですから長く楽しめます。

 本来の畑仕事では無いけれど、こんな楽しみも良いのかな。

ジュンベリーの木も花盛りになってきました。木が白く煙ったような姿はまた別途アップしましょう。

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