畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

梅雨の合間にニンジンを蒔く

2020-07-04 05:23:20 | 野菜

 空梅雨かと思っていたけれど、一転雨続きの日々になった。

6月末には蒔きたいと思っていた、ニンジン蒔きが出来ずにいたけれど昨日決行。

畝は前に作っていたが、雨に打たれて固くなったのでレーキで表面を均して植え溝を作る。

 

 品種は例年通りの「紅かおり」です。

色々なニンジンを試してきましたが、五寸系はこれが一番だと思っています。

 

 ペレット種子という便利なものもあるが、これはベーシックな裸のタネ。

指先でつまんで、少しずつ蒔くのですが、種の形が不揃いで一定間隔は中々保てません。

 

 蒔き終えたら、土を軽くかけます。好光性とも言うけれど厚くかけると発芽率が落ちます。

そして、その上にもみ殻をこれも薄くかけます。乾燥防止が目的ですね。

 

 これが発芽率向上の秘策。

板切れで、もみ殻の上からぎゅっと抑えて種と土を密着させ、なじませるのです。

 

 恥ずかしい出来上がりになりました。

いつもだと、糸を張りそれに沿って植え溝を作るのですが今回はエイヤーっばかりに作った。

 何せ土が少しでも乾くようにと考えての午後遅くの出動でしたから。

夕暮れと、最後にジャガイモを少しでも掘りたくて、急いだ結果の出来上がりです。

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新聞掲載「保線の酒」(その1)

2020-07-04 04:50:57 | 暮らし

     保線の酒(その1)

 昭和四十一年に国鉄の線路班に採用になり、先輩の飲みっぷりに驚いた。
 時たまではあるが、飲むときは徹底している。
たいしたつまみも無いのに、アルミの薬缶で燗をし、湯呑み茶碗でぐいぐい飲る。
 保線酒、保線飲みで疲れたすきっ腹にぐんぐんと染渡る酒である。

 三十分もすれば弱い奴なら二日酔するほどの量をあっという間に飲んでしまうのだ。粋がってか、終礼前にロッカーに首だけ突っ込んで、飲んでいる強者さえいたものだ。


 何回か転勤を繰り返したが、何処の職場に行っても似たようなものだった。慣らされて、幹事を任されると、店の人にそっと言ったものだ。「初めのうちに酒を切らさず、どんどん銚子を上げて下さい」と。

     (続く)

 恥ずかしい話であり、掲載を躊躇しましたが恥を忍んで

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