昨日、所用で長岡に出かけ、途中の妙見近くで白いテントを見つけた。
中越地震で乗用車が埋まり、親子二人が亡くなられた現場でした。
崩れ落ちた土砂に埋もれた自動車の中から小さい男の子が助け出された。
今朝の新聞によると、その男の子も今は大学生になっているとあった。
写真は地震発生直後の光景。余震が多くて家にはいられなかったのです。
自身の大きな揺れとともに、不気味な聞いたこともない音が聞こえた。
翌朝見ると、我が家の下手の山が山頂から崩れて、線路を埋め尽くしていた。
地震から2~3日後の電柱の復旧作業の光景です。
一部ではあるけれど、崩れ落ちた土砂が水田を横切って、国道まで届く勢い。
資料による本震発生時の震度の分布です。
赤丸の震源地から直線で4キロも離れていない場所が震央とされています。
地震当日の最大震度7から始まり、震度5~6の余震が続きました。
人間はそんな恐怖にも慣れるもので「これは震度5かな」なんて言っていた。
当時飼っていた犬のマックスは内玄関住まいだったが一時行方不明に。
揺れで開いた戸から逃げて、集落のある家のお母さんに寄り添っていた。
マックスは地震なんて分かるはずも無いから、我が家だけだと思ったのか。
それからはしばらくは揺れる家から、自動車の中に避難。マックスも一緒に。
短いようで長い16年の歳月です。その後も水害に遭ったりと多難続き。
色々な災害を経験しましたが、辛い日々も過去になりつつある昨今です。