畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

柳青める魚野川

2023-04-17 11:15:42 | 自然

 「やわらかに柳あおめる北上の 岸辺目に見ゆ泣けとごとくに」ご存じ啄木の歌。

わが魚野川の岸辺の桜も緑色の芽吹きを見せ始めてくれている。今年は少し早いかな。

 

 下流方から上流方へと目を転じます。

関越自動車道の高架橋や、宇賀地橋の向こうには山裾に隠れ気味の権現堂山も。

 

 12年前の新潟福島豪雨の際には、岸辺の木々はすべて流されすっきりしていた。

10年余りの時間の重さでしょうか。いつの間にか木々は再生した。おや?向こうの木の上は?

 

 カラス、カラスの巣ですよ。

子供のころの好奇心を持ち続けているというか、鳥類の巣を見つけるのは得意ですよ。

 

 一緒に歩いていたスベルベママは暑くなり、防寒着のヤッケを脱ぐ。

雪は溶けたが、まだ土は降ったり止んだりの雨になかなか乾かず、仕事にも手が付かない。

 この時は雨は降っていなかったけれど、遠くがかすむのは黄砂のためか。

もう少し、もう少しなどと畑仕事を先延ばしして、春を楽しんでいるスベルべ夫婦です。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

八重山諸島への旅(驚きの石垣焼)

2023-04-17 04:43:32 | 旅行

 石垣焼の工房を見学します。

石垣ブルーと言う見事な青色が特徴ですが、釉薬ではなくて材料から生まれ出る色という。

 

 窯変油滴天目茶碗と言う奇跡の焼き物が存在する。

中国の南宋時代に焼かれたもので、日本に輸入されて確認されているものは三点だとか。

 

 日本にある三点は国宝に指定されているという。

しかし、テレビの人気番組「開運お宝探偵団」に出品された際に物議を呼んだ。

 有名な鑑定家は本物と断じ、2千5百万円の価格を付けたのだが、真贋論争に。

偽物と主張する人は、本物がその値段では安すぎる。億以上の価値はあるものだという。

 

 ここでも、運の良いことに夫婦並んで見ていると、この窯元の作陶家が説明。

「私が焼いたものですが、同じものが大英博物館に私の写真と共に展示されているはず」と。

 

 写真では表現しきれない美しさ。これが石垣ブルーなのでしょうか。

小さな投光器から放たれる光で、怪しく美しく輝きます。ため息しかありません。

 

 この価格を見て再び大きくため息。

尺五寸45センチほどの直径で、実用も出来そうですけれどもねー。

 

 その価格を見た後でこのぐい吞みセットを見ると安価に感じるから不思議。

でも、ふと我に返った。77万円もの酒器で晩酌するほどの身分じゃありませんからねー。

           (続く)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする