「やわらかに柳あおめる北上の 岸辺目に見ゆ泣けとごとくに」ご存じ啄木の歌。
わが魚野川の岸辺の桜も緑色の芽吹きを見せ始めてくれている。今年は少し早いかな。
下流方から上流方へと目を転じます。
関越自動車道の高架橋や、宇賀地橋の向こうには山裾に隠れ気味の権現堂山も。
12年前の新潟福島豪雨の際には、岸辺の木々はすべて流されすっきりしていた。
10年余りの時間の重さでしょうか。いつの間にか木々は再生した。おや?向こうの木の上は?
カラス、カラスの巣ですよ。
子供のころの好奇心を持ち続けているというか、鳥類の巣を見つけるのは得意ですよ。
一緒に歩いていたスベルベママは暑くなり、防寒着のヤッケを脱ぐ。
雪は溶けたが、まだ土は降ったり止んだりの雨になかなか乾かず、仕事にも手が付かない。
この時は雨は降っていなかったけれど、遠くがかすむのは黄砂のためか。
もう少し、もう少しなどと畑仕事を先延ばしして、春を楽しんでいるスベルべ夫婦です。