畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

あの日から

2024-01-07 05:15:39 | 暮らし
 中越地震から5年後に記念誌が発行された。
「あの日から」と題されたこの冊子には、市内各地の被災状況が詳しく紹介されていた。


 地震体験の募集は地震から3か月後には始まっていました。
市内では27名の応募があり、スベルベは掲載者7名のうちに選ばれて体験記が載りました。

 生々しい家屋の被害上は紹介しませんが、線路の状況をお見せしましょう。
中越地震には「激震ゾーン」と後に呼ばれた、震度の強かった場所が存在しました。
 このトンネルの100mほど東京方から、500mほどの巾でした。
何年も後に気付きましたが、太古の昔の海岸線だったのではないかと推察します。

 巨大な複線トンネルの1スパンが40cmも動いてしまっています。
トンネル入り口から最初の場所であり、土かぶりも薄いので天井から空が見えるようになっていました。

 元の線の形状が分からないほどの破壊の有様です。
ここから新潟方、越後川口駅と小千谷駅の間の被害は大きく、信濃川に落ちんばかりに崩れた場所もあった。
 「あの日から」と冊子に題名が付けられたのは的を得ている。20年も経つと記憶も薄れつつあります。
我が家も自宅に帰れたのは数日後だと思っていたが、この冊子の文によると9日目にようやく帰れたのでした。
 悲しい事、苦しい事を忘れるにはやはり歳月しかないようにさえ思えます。
しかし、当面はたった今の被災者を救う事です。もっと、政治力を発揮してもらわなければなりません。
 批判からは何も生まれないのは分かっていても、総理大臣が新年会に何回も出席など考えられない事。
昨日、義捐金の振り込みに行こうと思ったけれども、仕事で行くことが出来ませんでした。
明日は郵便局に行ってみましょう。郵政当局の振込手数料を取らない措置もあるそうですから。
コメント (4)
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