独演歌謡ショー(その1)
めったに恵まれることのないチャンスだが、僥倖に恵まれる事もあるのも人生。そんなチャンスの一つに、広い温泉の風呂を独り占めにすることがある。人の目を気にすることも無い。前も隠さずに、そそくさと前を洗い、体にお湯をかけてザンブとばかりに広い湯舟を独り占め。
うーん、皆さんはどうでしょうか。こんなチャンスって滅多にないじゃないですか。歌です歌。多少音程が狂う、歌いだしのキーが違ってもなぁにすぐに修正、歌い出しに戻って再び歌い出したら良いのですから。
さて、私の場合の歌です。どこでどう覚えたのかは思い出せもしないけれど、ま、口幅ったいけれどレパートリーは広いと、こっそりと自認。
さて、何から歌いましょうか。先ずは今風に(でもないか)島唄と行きましょうか。初めて聞いた島唄って結構魂を揺さぶられましたよね。なんと、今ではこの歌もアルゼンチンの国民的な歌になっていると聞きます。
次は「嗚呼玉杯」かな。旧制第一高等学校の寮歌だというが、哀調を帯びしかも少しは勇ましいような歌詞はなんだか懐かしいような気持ちも誘う。次は「琵琶湖周航の歌」といきますか。旧制第三高等学校の寮歌として歌い継がれたというこの歌は、その後加藤登紀子さんが歌い、ヒットしましたよね。
(続く)