![]() | 傷だらけのカミーユ (文春文庫) (文春文庫 ル 6-4) |
ピエール・ルメートル | |
文藝春秋 |
「悲しみのイレーヌ」にて愛する妻のイレーヌを殺されてしまったカミーユ・ヴェルーヴェン警部
その悲劇から立ち直るのには時間がかかった
ひどくひねくれた「その女アレックス」を経て その腕に抱く女性アンヌをカミーユは得たのだったがー
アンヌは暴力の犠牲となる 犯人は宝石強盗
犯人は執拗にアンヌを狙っているように見えた
一日に四件もの強盗事件を起こした男は煙のように消え失せ長い沈黙を保っていた
その犯人が何故 また強盗事件を起こしたのか
カミーユはアンヌを守る為に 犯人を捕らえる為にその地位を危うくする行動をとる
だがー
事件は思い込まされたものとは違っていた
カミーユは気付く
狙われていたのは 利用されていたのは自分だと
それでも彼はアンヌを守りたかった
多くの犠牲をはらったカミーユだが
彼に残されたものは「孤独な時間」だった